ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

GK(ゴレイロ)トレーニング 2017.11.14

昨日更新した11/21(火)のGKトレーニングメニューから一週間前後してしまい申し訳ありません。
2017年11月14日(火)のフットサルGK(ゴレイロ)トレーニングメニューを公開致します。
チーム練習やGKトレーニングの参考にしていただけら幸いです。

 

【正面のキャッチ】
・正面のグラウンダーのキックをしゃがんでキャッチ。
 しゃがんで片方の膝を逆足の踵につけるようにし、
 トンネルしないように壁を作ってキャッチする。
 ×10本。
・正面の浮き球をオーバーハンドでキャッチ。×10本。
・正面の低い浮き球をアンダーハンドでキャッチ。×10本。

【左右に移動してのキャッチ】
 ゴールのポストからポストへサイドステップしながら、グランダーのキックを
 しゃがんでキャッチ。
 キャッチしたボールを返したら、即逆サイドのポストへ移動する。×10本。

【横への飛びつき(キャッチ)】
・長座(足を伸ばした状態)でのプレー
 脇の下を抜かれないように、肘を曲げて手を地面すれすれまで落とす。
 コーチが左右にボールを転がすので、肘を曲げて脇を絞り、
 小指が地面をこするように、ボールまで手を伸ばしてキャッチする。
 ボールに対して下の手は壁を作り、上の手はボールの上に蓋をする。
 そうすればボールの威力に負けたり、マナーの悪い選手に蹴られることがなくなる。
 キャッチしたら素早く足を伸ばして、元の座った状態に戻る。
 左右交互に10本行う。
・膝立ちでのプレー
 上記と同様に左右10本行う。
 左右のボールをキャッチしたら、素早く膝立ちの状態に戻る。
 必ず膝立ちになってから、左右のボールに飛びつく。
・スタンディングでのプレー
 上記と同様に左右10本行う。
 左右のボールをキャッチしたら、素早く立ち上がる。
 必ず立ち上がってから、左右のボールに飛びつく。

【1対1の飛び出し(シュートブロック)】
 ペナルティエリアのラインに沿って、ニア側斜め45度に
 ボールを一個持った人を配置する。
 そしてコーチがPKマークでボールを持って待機。
 スタート地点はゴールの中心とボールを結んだライン。
 基本は中腰。股を通されない足幅のまま、細かく素早く前進する。
 中腰のままボールの位置まで飛び出して行く。
 コーチの合図でGKは飛び出し、ニア側のシュートをブロックする。
 左右のボールはそれぞれ膝を折って、踵と膝で股抜きされないように壁を作り、
 両手を開いて弾き返すような動作をする。
 正面のボールは両足を閉じた状態で屈伸するようにし、プレジャンプと
 同時に、両手を地面スレスレの位置で勢い良くボールを弾き返すように、
 両足横でピタッと止める。
 ニアのシュートをブロックしたタイミングでコーチは逆サイドの
 下スミへグラウンダーのシュートを打つ。
 コーチが打ったシュートに対してGKは飛びついてシュートを弾く。

【反応速度を高めるトレーニング】
 プレーするGKがゴールラインから一歩前に立ち、サーバーがテニスボールを
 手で持ってプレーするGKの後ろに立って待機する。
 コーチはPKマークで待機。
 サーバーがテニスボールをプレーヤーの後ろから投げ、その投げられた
 テニスボールをコーチがノートラップで軽くシュートする。
 プレーヤー(GK)は身体全体でブロックするようにして
 テニスボールのシュートを防ぐ。

【シュートブロックトレーニング】
 GK4人が同時でプレーする。
 マーカーで3m程度のミニゴールを4つ作り、ミニゴール4つで
 正方形のエリアを作るようにする。
 GK4人はそれぞれミニゴールのゴールラインに立ち、コーチは4人の中心で
 ボールを持って待機する。
 コーチの合図でトレーニングを開始する。
 4人のGKはコーチにシュートを決められないように、コーチがシュートフォームに
 入ったら距離を縮めてシュートブロックの姿勢になる。
 コーチは4つのミニゴール全てに対して自由に攻めるので、
 4人のGKはいつでも対応出来るように常に足を動かして
 ブロック出来るように準備しておくこと。

【ディフレクティングトレーニング】
 プレーするGK4人が5m間隔の正方形を作り、DF役の選手が
 4人の中心に入って待機する。
 プレーヤー4人はボールを手で扱い、最初にボールを保持
 している選手は他のGKに向かって顔辺りにボールを投げる。
 ボールを投げられたGKは飛んで来たボールを両手で
 ディフレクティングし、他のGKへパスする。
 ディフレクティングされたボールが飛んで来たGKは、
 そのボールをキャッチする。
 中にいるDFはディフレクティングされたボールをカットすることが
 出来た場合のみ、外のGKと交代することが出来る。
 投げる→ディフレクティング→キャッチ→投げる、
 を繰り返す。

【キャッチトレーニング(正面の強シュートを下に弾いてキャッチ)】
 二人一組になり、GKとキッカーに分かれる。
 キッカーはパントキックでGKの胸辺りに強いキックを蹴り、
 GKは飛んで来た強いシュートを両手で真下に叩き落とす。
 地面から跳ね返って来たボールをキャッチ。

 

以上がトレーニングメニューになります。
GKトレーニングの日を作り、GKだけを集めて行うことをおすすめします。
チーム練習等の参考にしていただけたら幸いです。