ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2026 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

インステップキックの基本技術を身につけ、積極的にシュートを打つ意識を高める

トレーニングテーマ

〜インステップキックの基本技術を身につけ、積極的にシュートを打つ意識を高める〜

サッカーの目的は「ゴールを奪うこと」です。

どれだけボールを保持しても、どれだけ良いパスをつないでも、シュートを打たなければゴールは生まれません。

この日のトレーニングでは、まずインステップキックの基本技術を確認し、止まったボールからのシュート、角度をつけたシュート、ドリブルからのシュート、GKとの1対1へと段階的に発展させていきます。

最後はシュートを積極的に狙うゲームを行い、トレーニングで身につけた技術と意識を実戦へつなげます。


ウォーミングアップ

・アイソメトリック
・ラダー

身体を動かす準備をするとともに、シュートに必要となる身体の安定性やステップワークを意識します。


◆TR① インステップキックの基本

1人1個ボールを持ち、ゴールに向かってボールを置きます。

まずは止まったボールを使い、インステップキックの基本動作を確認しながらシュートします。

ポイント

・インステップの正しい位置でボールをとらえる
・軸足を踏み込む位置を確認する
・助走から踏み込みまでの歩幅を理解する
・蹴り足の振り方を意識する
・両腕を使って身体のバランスを取る
・身体の後ろから前への体重移動を意識する
・ボールをふかさずに蹴るための身体の使い方を考える
・狙った方向へ軸足のつま先を向ける

ただ強く蹴るのではなく、正しいフォームでボールに力を伝えることを大切にします。

「なぜボールが浮いてしまったのか」「なぜ狙った方向へ飛ばなかったのか」を選手自身が考えながら繰り返します。


◆TR② 角度をつけてシュート

ゴール正面からだけではなく、実際の試合で多く発生する斜めからのシュートを行います。

・右サイドのペナルティエリア斜め45度付近にボールを置く
・ボールを止めた状態からファーサイドネットを狙ってシュート
・左サイドからも同様に行う

TR①で確認したインステップキックのフォームを意識しながら、今度は**「ゴールのどこへ蹴るのか」**まで考えてプレーします。

ゴールを見る、コースを確認する、狙った場所へ正確にシュートすることを意識します。


◆TR③ 角度をつけてシュート+逆サイドからサポート

TR②に、逆サイドからゴールへ入ってくる選手を加えます。

シュートを打つ選手とは逆サイドの選手がファーサイドへ走り込み、シュートが直接ゴールに入らず枠から外れた場合には、プッシュシュートでゴールを狙います。

右サイド、左サイドの両方から行います。

ここではシュートを「打って終わり」にしません。

シュートが直接決まらなくても、逆サイドの選手がゴール前へ入ることで得点につながる可能性が生まれます。

ボールを持っている選手だけではなく、ボールを持っていない選手も「どうすればゴールを奪えるのか」を考えることが重要です。


◆TR④ 角度をつけてシュート ~応用~

TR②では止まったボールをシュートしましたが、今度はドリブルからシュートまでを連続して行います。

・サイドライン付近からドリブルを開始
・ペナルティエリア斜め45度付近までボールを運ぶ
・ドリブルからシュート
・右サイド、左サイドの両方から行う

試合では、常にボールが止まった状態でシュートできるわけではありません。

ドリブルをしながらゴールとの距離や角度を確認し、シュートを打てる場所までボールを運びます。

「運ぶ → ゴールを見る → シュートコースを見つける → シュートする」

という一連の流れを身につけていきます。


◆TR⑤ 角度をつけてシュート+逆サイドからサポート ~応用~

TR④に逆サイドからのサポートを加えます。

ドリブルからシュートを狙う選手に対して、逆サイドの選手はファーサイドへ走り込みます。

シュートが直接ゴールに入らず枠から外れた場合には、そのボールに合わせてプッシュシュートを狙います。

右サイド、左サイドの両方から行います。

シュートを打つ選手だけで攻撃を完結させるのではなく、逆サイドの選手も最後までゴールを狙ってプレーします。


◆TR⑥ ゴール正面からGKと1対1

ペナルティエリアの手前約5mからドリブルを開始し、GKとの1対1を行います。

ルールは、

「ドリブル開始から5秒以内にシュートを打つ」

こと。

時間を制限することで、いつまでもボールを持つことはできません。

ドリブルをしながら、

・GKの位置はどこか
・GKは前に出てくるのか
・どのシュートコースが空いているのか
・いつシュートを打つのか

を判断します。

ここではキックの技術だけではなく、GKを見てシュートコースを見つけ、素早く決断する力が必要になります。


◆TR⑦ シュートゲーム

最後は5対5のシュートゲームを行います。

ルール

・5対5
・GKなし
・タッチ制限なし
・ハーフウェーラインを越えたらシュートOK

シュートゲームなので、シュートコースが空いていたら積極的にゴールを狙います。

パスをつなぐことやドリブルすること自体が目的にならないようにします。

パスもドリブルも、すべてはゴールを奪うための手段です。

シュートを打てるのであれば、まずゴールを狙う。

この日のトレーニングで繰り返してきた「ゴールを狙う意識」を、最後のゲームの中で発揮します。


◆トレーニングの目的

この日のトレーニングで最も大切にしたのは、次の3点です。

① インステップキックの基本技術を身につけること

② シュートを打てる状況では積極的にゴールを狙うこと

③ サッカーの本質である「ゴールを奪うこと」を理解すること

TR①ではキックそのものの技術を確認し、TR②以降は徐々に試合に近い状況へ発展させました。

止まったボールから始まり、角度をつける、味方がゴール前へ入る、ドリブルからシュートする、GKと駆け引きをする。そして最後はゲームの中でゴールを狙います。

技術を身につけるだけでは、試合で使える技術にはなりません。

大切なのは、身につけた技術を「いつ」「どこで」「何のために」使うのかを理解することです。

サッカーではゴールを奪わなければ勝つことはできません。

シュートコースが空いているにもかかわらずパスを選択してしまう。ゴール前までボールを運んでも、最後にシュートを打てない。それでは得点は生まれません。

ゴールが見えたら、まずシュートを考える。

そして、シュートを打つのであれば、ただ蹴るのではなく、GKの位置やゴールの空いている場所を見て、狙いを持ってシュートする。

今回のトレーニングを通じて、インステップキックの技術とともに、「自分がゴールを奪う」という積極性を身につけてもらいたいと思います。

 

週に一回、高校サッカー部の指導を行っています。

チーム単位、個人、ともに単発のクリニックも受け付けておりますので、

お気軽にメールにてご相談ください。

 

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よろしくお願いいたします。

ロングキックから空中戦、セカンドボールへ ― 実戦につなげる段階的トレーニング

【ロングキックから空中戦、セカンドボールへ ― 実戦につなげる段階的トレーニング】

 

今回の高校サッカー部のトレーニングでは、

「ロングキック → 空中戦 → セカンドボール → ゴール前の攻防」

を大きなテーマとして、個人技術から実戦へ段階的につなげていくトレーニングを行いました。

 

ロングボールは、ただ遠くへ蹴ればいいわけではありません。

 

狙った場所へ正確に蹴る技術があり、そのボールを前線の選手が競り、周囲の選手がセカンドボールを予測し、そこから次の攻撃・守備へつなげていく。

試合では、これらがすべて連続して起こります。

 

そのため今回は、一つひとつの要素を切り離して練習した後、徐々にゲームに近づけていく構成としました。

 

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◆ウォーミングアップ

・リフティング

・ロンド

 

まずはボールフィーリングを高めながら身体を動かし、ロンドでは周囲を認知しながらボールを動かしていきます。

 

その後、本日のメインテーマであるロングキックへ移行しました。

 

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◆TR① 2人1組・対面ロングキック

目的

ロングキックの基本技術を反復し、狙った場所へ一定の軌道と距離でボールを届ける技術を身につけます。

 

ここで重要なのは、単純な「飛距離」ではありません。

 

試合で必要なのは、

 

「遠くへ蹴れる選手」ではなく、「遠くにいる味方へ正確に届けられる選手」

です。

 

コーチングポイント

・ボールのどこを蹴るのか

・軸足をどこに置くのか

・身体の角度

・フォロースルー

・ボールの高さ

・落下地点

・ボールの回転

 

特に今回は、この後のトレーニングにつなげるため、バックスピンのかかったボールを意識させます。

 

飛距離を競うのではなく、同じキックを何度も再現できることが重要です。

 

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◆TR② ロングキックゲーム

3人1組を1チームとして、2チームで対戦します。

両チームは約40m離れて向かい合います。

 

それぞれ、

・トラップ役

・ポスト役

・キック役

の3人に分かれます。

 

相手チームから蹴られたロングボールをトラップ役がコントロール。

そこからポスト役へ楔のパスを入れます。

 

ポスト役はキック役へ丁寧にボールを落とし、キック役が相手チームへロングボールを蹴り返します。

これを両チームで繰り返します。

 

ルール

トラップと楔のパスまでは3タッチ以内。

ポスト役からキック役への落としはダイレクト。

そしてロングボールには、

「人の頭を越える高さ」

「バックスピンをかける」

という条件を設定しました。

 

さらに、

・相手選手の遥か後方まで飛んでしまう

・左右に曲がり、相手のトラップ役が触れない

・人の頭より低い

これらはすべてミスキックと判定します。

 

目的

ロングキックを単独の技術として終わらせず、

コントロール

↓

楔のパス

↓

ポストプレー

↓

ロングキック

という一連のプレーとして成立させます。

 

「遠くへ蹴る」のではなく、次の選手がプレーできるボールを届けることが重要です。

 

また、キック役だけが重要なのではありません。

ポスト役の落としが悪ければ、良いロングボールを蹴ることはできません。

 

キック役が助走しやすい場所なのか。

利き足側へ落とせているのか。

ボールが跳ねていないか。

 

トラップ役についても、単にボールを止めるのではなく、次の楔のパスを出しやすいファーストタッチになっているか。

3人すべての技術がつながって初めて、一つのプレーが完成します。

 

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◆TR③ 空中戦① ― 手でキャッチ

ここからテーマを「蹴る」から「競る」へ移していきます。

 

3人1組となり、

・オフェンス

・ディフェンス

・パス出し

に分かれます。

 

パス出し役が手でボールを高く投げ、オフェンスとディフェンスがジャンプしてボールをキャッチします。

 

目的

ここでは、まだヘディングを行いません。

 

まず、

「空中戦でボールを奪うためには、どこに入ればいいのか」

を身体で理解することを目的とします。

 

・落下地点を予測する

・相手の位置を確認する

・先に良いポジションを取る

・ジャンプするタイミングを合わせる

・空中でバランスを保つ

 

ヘディングが苦手な選手の場合、「頭でボールを扱う技術」以前に、落下地点に入れない、ジャンプするタイミングが分からないというケースがあります。

 

そこで、まず手でボールを扱うことで、ヘディング技術と空中戦の身体操作を切り離して習得させます。

 

---

◆TR④ 空中戦② ― ヘディング

TR③と同じ設定から、今度は手でキャッチするのではなくヘディングでプレーします。

 

TR③で確認した、

落下地点

↓

ポジション

↓

ジャンプのタイミング

を、そのまま実際のヘディングへ移行します。

 

オフェンスとディフェンスでは目的が違う

 

空中戦は「ヘディングできれば成功」ではありません。

 

オフェンスなら、

味方が次にプレーできる場所へ落とす。

 

ディフェンスなら、

危険な場所からボールを遠ざける。

 

同じヘディングでも目的が違います。

 

特に守備では、

・自陣ゴール方向へ飛ばさない

・中央へ落とさない

・危険な場所から遠ざける

ことを意識します。

 

重要なのは、

「競り合いに勝ったか」だけではなく、「その後どうなったか」

です。

 

---

◆TR⑤ ロングボールの競り合い → 3対3ゲーム

ここまで分解してきた要素を、ゲームへ統合します。

 

片方のゴールのペナルティエリア付近に、

・オフェンス2人

・ディフェンス2人

を配置。

 

さらに約20m離れた場所に、

・オフェンス1人

・ディフェンス1人

を配置します。

 

反対側からコーチがロングボールを入れます。

 

ロングボールに対してゴール前の4人が競り合い、オフェンスはポストプレー、ディフェンスはクリアを狙います。

 

そして重要なのが、

セカンドボールです。

 

20mほど離れた位置で待機している2人は、コーチがロングボールを蹴った瞬間にスタート。

セカンドボールの回収へ向かいます。

 

そこからは3対3のゲーム。

どちらかがシュートを決めるか、ボールが外へ出るまでプレーを続けます。

 

目的

試合では、

「ヘディングしたから終わり」

ではありません。

 

ロングボールが入れば、

ファーストボール

↓

セカンドボール

↓

攻守の切り替え

が連続して発生します。

 

そのため、ここでは「誰がヘディングに勝ったか」だけを評価しません。

 

重要なのは、

競る選手

カバーする選手

セカンドボールを狙う選手

の役割です。

 

セカンドボールについても、落ちてから反応するのでは遅い。

 

ボールの軌道や競っている選手の身体の向きから、

「どこにボールが落ちそうなのか」

を予測して動き出すことが重要です。

 

---

◆TR⑥ コーナーキック → ゲーム

最後はゴール前での空中戦です。

 

オフェンスは3人+キッカー。

ディフェンスはGK+センターバック2人。

 

コーナーキックからスタートし、オフェンスはシュート、ディフェンスはクリアを狙います。

 

シュートが決まる、もしくはボールが外へ出るまでプレーを続けます。

 

そして、ディフェンスはクリアして終了ではありません。

 

ボールを奪ったら、そのまま反対側のゴールへ攻撃します。

 

目的

セットプレーから、

空中戦 → セカンドボール → 攻守の切り替え

までを連続してプレーします。

守備側にとって、CKを守る目的は単にボールに触ることではありません。

 

クリアするのであれば、

中央ではなく外へ。

ゴールから遠ざける。

可能であれば味方につなげる。

 

そしてボールを奪った瞬間、今度は自分たちが攻撃側になります。

 

反対に攻撃側は、クリアされた瞬間から守備への切り替えが必要になります。

 

セットプレーも、そこでプレーが終了するわけではありません。

その次に何が起こるのかまで考えることが重要です。

 

---

◆TR⑦ 3対3 PK

最後は3対3のPK。

 

トレーニングの最後に競争要素を入れながら、プレッシャーのある中でキックします。

 

PKでは技術だけでなく、

・どこへ蹴るのか

・GKを見るのか

・助走をどうするのか

・自分のタイミングをどう作るのか

 

など、それぞれが自分なりの方法を持つことが重要です。

 

試合のPKでは、普段とは違う緊張感があります。

 

日頃から「自分はどう蹴るのか」を決めておくことも大切です。

 

---

◆今回のトレーニングで伝えたかったこと

 

今回のトレーニングでは、

ロングキックの技術

からスタートしました。

 

しかし、ロングキックが蹴られれば、その先では空中戦が起こります。

 

空中戦が起これば、その次にはセカンドボールが発生します。

 

そしてボールをどちらが回収するかによって、攻撃と守備が決まります。

 

つまり、

ロングキック

↓

空中戦

↓

セカンドボール

↓

攻守の切り替え

↓

ゴール

は、それぞれ別々のプレーではありません。

すべてがつながっています。

 

技術練習を技術練習だけで終わらせない。

対人トレーニングを「勝った・負けた」だけで終わらせない。

 

常に、

「このプレーは試合のどこで起きるのか」

「このプレーの次には何が起こるのか」

まで選手に考えてもらう。

 

今回は、

個人技術 → 対人 → 判断 → ゲーム

と段階的に負荷を上げながら、最後は実際の試合で起こる現象へ近づけていきました。

 

ロングボールは「蹴って終わり」ではありません。

ヘディングも「競って終わり」ではありません。

 

一つのプレーの結果が、次のプレーを生み出す。

その連続性を理解することが、試合で使える技術につながっていくと考えています。

茨城県南で活動するフットサルサークル、立ち上げます!

土曜日の夜に活動するフットサルサークルを立ち上げます。

カテゴリーは競技とエンジョイの二つです。

<詳細>
・活動日:土曜日の21時~22時

※会場の都合により当分の間は一時間しかできません。

人数が増えて、会場を確保できるようになってから活動時間を増やします。
・活動場所:龍ケ崎市の体育館
・参加費:会場代(当分の間)、スポーツ保険代
※チームとして活動するようになった際、変更があります。
・用具:プレーできる服装、室内用フットサルシューズ、飲み物、着替え等
・対象:18歳以上の男女
※高校生は保護者の承諾必須

<注意事項>
・個人フットサル(個サル)ではありません。
・意図のない不必要なドリブル、キープはご遠慮ください。
・不用意、無謀な強シュートやミドルorロングシュートはご遠慮ください。
・ゆるすぎず、ガチすぎず、ある程度の緊張感の中でわきあいあいとした雰囲気を目指します。

茨城県に引っ越してきたことを機にチームを作ろうと思います。
まずはサークルとして活動するため、年齢・性別問わず、メンバーを募集します。
人数がある程度増えた時に実力や目標(志向)によってカテゴリー分けを考えています。

活動日はウォーミングアップ、技術・戦術練習、ゲームという流れになります。
真面目にフットサルを学べる環境、レベルアップできる環境、楽しめる環境を整えたいと思っています。

最初は未経験でも(初心者でも)練習していけば楽しくなりますので、
フットサルの本質をお伝えすることができたら幸いです。

人数が増えるまでは会場の都合上、60分程度しか活動することができません。
人数が増えてきたら90分以上プレー時間を確保できる会場に移る予定です。
あらかじめ、ご了承のほど、よろしくお願いいたします。

2026.1/11(日)トレーニング 身体操作と組織守備を結びつけるトレーニング

身体操作と組織守備を結びつけるトレーニング

今回のトレーニングは、
「個のボールキープ」から「組織としての守備」、そして「攻撃のフィニッシュ」までを一本の線でつなぐことをテーマに構成しました。

技術だけを切り取るのではなく、
・なぜその姿勢が必要なのか
・なぜその距離・角度で守るのか
を、身体感覚として理解させることを狙っています。


ウォーミングアップ

  • アイソメトリック

  • ラダー

この後に行う「背負う」「当たる」「スライドする」ための土台づくり。
速さよりも姿勢の安定と出力の方向を意識させます。


◆TR① ボールキープトレーニング(身体で守る)

目的:
足でボールを守るのではなく、身体で相手を止める感覚を身につける。

方法

2人1組、ボール1個。
オフェンスとディフェンスに分かれ、オフェンスはディフェンスを背負った状態でスタート。

  • オフェンスはボールから一切触れず、背中と身体でボールを守る

  • プッシングなどのファウルは禁止

  • 片腕ではなく、両腕と背中全面を相手に預ける

  • 体を「くの字」に曲げない
    → 腰を曲げると不安定になるため、背中を相手に預けるように反る

  • 腰は低く保つ

※ボールを触らない状態で攻守それぞれ2プレー
※その後、足裏でボールに触った状態で攻守それぞれ2プレー
※キープ時間は5秒

負けた選手は腹筋・背筋・腕立て伏せなどの筋トレ。
身体を使えない選手ほど、ここで差が出る。


TR② ボールの奪い合い(身体の入れ方)

目的:
「足を出す」のではなく、身体を入れる順序を覚える。

2人1組で2mほど離れて向かい合い、間にボールを置く。

  • 片方が奪いに行くそぶりを見せる

  • もう一方は、ボールと相手の間に片足を置く

  • 同時に体を回転させ、相手にお尻を向ける

  • 腰を落とし、前傾姿勢でお尻を当てて相手を遠ざける

結果として、
ボールが常に自分の視野の中にある状態を作る。


TR③ 組織としての守備(スライドと絞り①)

目的:
ボールに寄せる人と、通させない人の役割理解。

  • ディフェンス4人が横一列(間隔5m)

  • 各選手の5m前方に色違いマーカーを1つずつ設置

  • コーチが色をコール

指示された色の前にいる選手が、
シュートやパスをさせない距離まで寄せる。

残り3人は、
ボールを基準に内側へ絞り、中へのパスコースを消す。


TR④ 組織としての守備(スライドと絞り②)

目的:
ライン間を守る意識と、縦パスを通させない集団守備。

  • 中盤4人、最終ライン4人がそれぞれ横一列(間隔5m)

  • 両ラインの距離は10m

  • 中盤と最終ラインの間にオフェンス1人

  • サーバー2人が横パスを回し、縦パスを狙う

中盤の4人は、
スライドしながら絞り、縦パスを通させない。

縦パスが入ったら守備側の負け。


TR⑤ 1vs1+カバー

目的:
個の対応と、背後のカバーの連動。

  • 中盤にパス出し1人

  • サイドライン沿いにオフェンス1人

  • サイドバック役のディフェンス1人

  • ゴール前中央にセンターバック役1人

サイドで1対1が始まり、
センターバックは「縦切れ」「中切れ」をコーチング。

サイドバックと連動し、
2対1の形を作ってボールを奪う。


TR⑥ サイド突破 → マイナスクロス → シュート

目的:
フィニッシュの再現性。

  • ボールホルダー

  • サイド突破役

  • シューター

スルーパス → サイド突破 →
ダイレクトでマイナスのグラウンダークロス

シューターは走り込み、ノートラップシュート。

シュートの優先順位は

  1. 枠に入れる

  2. 強く打つ

当てるだけでも良い。


まとめ

今回のトレーニングで一貫しているのは、

技術は「身体操作」と「判断」が伴って初めて使える

という考え方。

  • 背負えるか

  • 身体を入れられるか

  • 仲間と連動できるか

その積み重ねが、
試合で通用するプレーにつながっていく。

育成とは、
「上手くさせること」ではなく、
「プレーの理由を理解させること」。

そのためのトレーニングです。

 

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2026.1/4(日)駆け引きと身体操作から「1対1の本質」を鍛えるトレーニング

今回のトレーニングテーマは
「ボールを持つ前に勝負が決まっている1対1」。

多くの選手は「ドリブルで抜く」「スピードで勝つ」ことばかりを意識しがちですが、
実際の試合で1対1に勝つかどうかは、

  • 体の向き

  • 間合い

  • 相手の重心とつま先の向き

  • フェイントの質

こうしたボールを触る前の情報戦でほぼ決まっています。

そのため今回は、
「ボールを触らない状態での駆け引き」→「身体の使い方」→「裏を取る判断」→「ゴール前のフィニッシュ」
へと積み上げる構成にしました。


ウォーミングアップ

  • アイソメトリック

  • ラダー

スピードやキレではなく、姿勢の安定と体幹の出力を重視した準備。
このあと行う「背負う」「押し合う」「急停止・急加速」の土台づくりです。


TR① ボールキープ(身体で守る)

目的:
「足で守る」のではなく、「身体でボールを守る」感覚を身につける。

方法

2人1組でオフェンスとディフェンスに分かれる。
オフェンスはディフェンスを背負い、ボールから一切触らずに身体だけでボールを守る。

ポイント:

  • 片腕ではなく、両腕と背中全面で相手を受ける

  • 体を「くの字」に曲げない

  • 背中を相手に預けるように反らしながら腰を落とす

5秒間キープ。
その後、足裏でボールに触れた状態でも同様に実施。

負けた選手は筋トレ。
身体を使えない選手ほど、ここで差が出る。


TR② 1vs1の駆け引き(ボールを使わない)

目的:
「フェイントとは、ボールではなく身体でかけるもの」という理解。

5m幅の左右にゲートを設置。
オフェンスはボールに触れずにフェイントだけでディフェンスを動かし、
どちらかのゲートを突破すれば勝ち。

ディフェンスは、オフェンスがボールに触るまで奪えない。

→
身体の向き・目線・重心移動で相手を動かす練習


TR③ 1vs1の駆け引き(ボールが入った瞬間)

今度はディフェンスがボールを持ち、オフェンスにパスを出した瞬間から1vs1。

ディフェンスの左右に1m離してゲートを設置。
オフェンスはどちらかを突破すれば勝ち。

→
パスが来る前に、相手の体勢を読む力を鍛える


TR④ サイドの1対1+裏へのスルーパス

テーマ:つま先と姿勢を見る

オフェンスはサイドで待機。
ディフェンスが3m離れた状態からスタート。

  • DFのつま先が自分を向いている → 寄せてくる → 裏が取れる

  • 横を向いている → 足下で受けて仕掛けられる

ボールホルダーも同じ情報を見て、
足下かスルーかを選ぶ。

DFは
「ボールとマークの両方を間接視野で見る体の向き」が必須。


TR⑤ サイド突破 → マイナスクロス → シュート

スルーパス → サイド突破 →
マイナスのグラウンダー → ノートラップシュート

シュートの優先順位:

  1. 枠に入れる

  2. 強く打つ

当てるだけでもOK。
フィニッシュは再現性がすべて。


TR⑥ カットイン → シュート

TR⑤の形から、
クロスではなく カットインして自分で打つ 選択肢を追加。

→
「縦にえぐるか、中に切るか」の判断を組み込む。


まとめ

今回のトレーニングで一貫しているのは、

1対1は、ドリブルではなく「認知と身体操作」で決まる

ということ。

  • 相手のつま先

  • 重心

  • 間合い

  • 体の向き

これを読める選手は、
スピードがなくても、テクニックが派手でなくても、1対1に勝てる。

育成とは、
「うまくさせること」ではなく
「勝ち方を理解させること」。

そのためのトレーニングです。

 

以上

 

 

 

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2025,12/27(土)トレーニングレポート ― 判断・認知・数的優位をつくるための段階的トレーニング ―

今回のトレーニングでは、
「周囲を認知し、判断し、数的優位を意図的につくる」 ことを大きなテーマに設定しました。

ウォーミングアップから実戦に近いトレーニングまで、すべてがつながるように構成しています。


ウォーミングアップ①

7人1組 パスゲーム(認知とコミュニケーション)

設定

  • マーカー8個で 5m四方のグリッド

  • 四隅+各辺の中央にマーカーを配置(=辺は8つ)

  • 7人は8つある辺のうち 7つの辺に1人ずつ立つ

  • ボールは1個、手で扱う

ルール

  • ボール保持者は パスを出す相手の名前を呼んでから 投げる

  • パスを出したら、空いている辺へ移動

  • 移動時はマーカーの内側ではなく、外側を通る(クロスオーバーを想定)

ねらい

  • 周囲の状況を常に把握する「首振り・認知」

  • 名前を呼ぶことで 意図を伝える習慣

  • 移動とパスを同時に考える マルチタスク能力


ウォーミングアップ②

7人1組 パスゲーム(情報量の増加)

追加設定

  • ボールを 2個使用

    • 1個は手

    • もう1個は足

  • 同じ選手に同時に2個のボールが行かないように調整

重要なルール

  • パスを出す前に 出し手と受け手のアイコンタクト必須

  • 名前を呼ぶ前に、目が合っていることを確認する

ねらい

  • 情報量が増えた中での 優先順位判断

  • 視覚情報とコミュニケーションの一致

  • 試合中に必要な「見る → 伝える → 実行する」流れの習慣化


トレーニング①

4対2(ロンド)

― 攻撃のスイッチを入れる判断 ―

設定

  • 8m×8mのグリッドを2つ横につなげる

  • 中央のラインを ハーフウェーライン とする

  • タッチ制限なし(フリータッチ)

ルール

  • 自陣側で パスを4本つないだ後

    • 状況を見てハーフウェーラインを越えて相手陣へ展開

  • 成功したら、そのグリッドを新たな自陣として同様に継続

ポイント

  • 4本つないだからといって 必ず前進する必要はない

  • DFの立ち位置、味方の準備を見て 攻撃のスイッチを入れる

  • 縦パスのタイミングは コーチング必須

  • 4本以降は 奥行きを使いDFラインを下げる

ねらい

  • 「いつ前進するか」を判断する力

  • コミュニケーションを伴った集団判断

  • 無理に縦を狙わない冷静さ


トレーニング②

数的優位を作るサイド攻略

設定

  • 10m×20mのグリッド

  • 両サイドのタッチラインに 1m幅のゴールを2つずつ設置

  • 2対2+両サイドにフリーマン(実質4対2)

ゴール条件

  • ドリブル or ワンツーでマーカーゴールを突破

ポイント

  • 片側で 3対1を作る意識

  • DFの寄せが速い場合は 逆サイドへサイドチェンジ

  • 2つのゴールのうち

    • DFが少ないサイドを瞬時に見極める

ねらい

  • 数的優位を「待つ」のではなく 作りにいく意識

  • サイドチェンジの判断スピード

  • 認知 → 判断 → 実行の一連の流れ


トレーニング③

ペナルティエリア内での応用(フィニッシュ局面)

設定

  • トレーニング②を ペナルティエリア内 で実施

  • 通常ゴール+GK配置

  • 2対2+両サイドにフリーマン

特徴的ルール

  • フリーマンBにパスを出した選手Aは

    • サイドライン外に出てプレー継続可能

  • フリーマンBが中に入ることで

    • サイドに 縦のスペースが発生

生まれる選択肢

  • フリーマンBのカットインシュート

  • ファーサイドへのラストパス

  • 選手Aへのスルーパス → クロス

ねらい

  • ポジションの入れ替わりによる崩し

  • サイドと中央を連動させた攻撃

  • ゴール前での 判断の質


まとめ

今回のトレーニングは、

  • 認知(見る)

  • 判断(選ぶ)

  • 実行(動く)

この3つを ウォーミングアップから一貫して鍛える構成 でした。

単なる技術練習ではなく、
「なぜ今そのプレーを選ぶのか」 を常に問い続けることで、
試合につながるプレーモデルの土台を積み上げていきます。</p

 

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12/20(土)トレーニングレポート:局面で勝つ判断と連動性を磨く

12/20(土)トレーニングレポート:局面で勝つ判断と連動性を磨く

気温がぐっと下がる中、今日も選手たちは集中力を切らさずにグラウンドへ。今回のテーマは 「複合的な関節運動による体の連動性」 と 「数的優位をつくる判断・連動」 です。


🟢 ウォーミングアップ:複合的な関節運動で体を目覚めさせる

慣れ合いのアップではなく、全身を連動させる意識で動作を選びました。

・ランニング

・足振り

・サイドランジ

・股関節運動

・肩甲骨の回旋

・下肢柔軟

  • リフティング歩き

    • 足元の感覚と体幹の安定を意識して。

    • ただ回数をこなすだけでなく、リズムとバランスの一体感を大切に。

  • 投げてインサイドキック 連続20回

    • 投げられたボールをインサイドキックで丁寧にコントロール→リリース。

    • 股関節・膝・足首の協調を高め、ファーストタッチの質を高める導入に。


🔵 ロンド 4vs2:反応と状況判断の強化

✔️ ① 5m×5m(タッチ数フリー)

  • 狭いエリアでのテンポ・判断を優先。

  • ルール:

    • DFに奪われたら、奪われた選手とパスを出した選手の 計2名が交代!

  • ねらい:

    • パスを受けた後の“次の選択(判断)”を常に意識させる。

    • 足元だけでなく、周囲を見て動く習慣を促す。

✔️ ② 7m×7m(タッチ数 3アンダー)

  • タッチ数制限を設け、瞬間判断をさらにスピードアップ。

  • ルール:

    • ボールを奪われた選手 のみ交代。

  • ねらい:

    • プレッシャー時のコンパクトで正確なパス精度と、制限下での工夫を育成。

    • 何が次につながるかを常に仮説立てる習慣を。


🟡 3vs3 セッション:数的優位を生むための判断と連動

狙いの中心は 攻守の切り替えと、数的有利を作るための動き。

📌 パターン①:10m×10m × ゴール4つ

  • 攻撃・守備共に 両サイドのタッチライン上にゴールを設置。

  • 守備はマンツーマン。

  • 攻撃は 局面で 2vs1 の有利を作ることを目的にプレー。

ポイント

  • DFが少ないサイドを素早く見極める。

  • サイドチェンジと サポートの連動した動き を積極的に。

📌 パターン②:15m×15m

  • エリアを拡げることで視野の使い方が変化。

  • スペースと人数差を生かすプレーの深化にチャレンジ。


⚽ フリーキック&サインプレートトレーニング

セットプレーの精度と組み立て。

  • 各選手の意思統一。

  • 合図(サイン)を使いながら 局面を打開する狙いを明確化。

フリーキックはただ蹴るだけでなく、狙いどころと連動した動き出しが肝心です。


🔚 ゲーム形式:3vs3 + フリーマン

最後は実戦へつなぐ ミニゲーム。

  • フリーマンを活かした展開。

  • 自由度が高い状況で、各自の判断と関係性(連動)の質を確認。

 

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