09.4/27(月) 月曜初級クリニックレポート
09,4/27(月)に府中SGで行った月曜初級クリニック、
【テーマ:動きながらのプレーと選択肢を増やすための体の向き】
のレポートになります。
☆パス回しのためのトラップ、パス練習(1)
・ハーフコートの大きさでマーカーの目印を逆台形に置く。
(図1)│a○● ●b○│
│ ● │
│ │ 攻めている方向↑
│ ● ● │
│ c○。 d○ │
│ │
-------------------- →ペナルティエリア
・台形を作った4つのマーカーのちょうど真ん中にもマーカーを1つ置く。
・参加者は逆台形の4つのマーカーのうち、攻めているゴール側にある
右サイドと左サイド2つのaとb位置に分かれる。
後ろのマーカーにも1人ずつ配置する。
・後ろのマーカーにいる1人がボールを保持した状態からスタート。
ボール保持者cは逆サイドの選手dに横パスを出したら真ん中のマーカー
目掛けて走る。
cがパスを出して走った瞬間に前にいるaは下のマーカーの位置に下りて来る。
(図2)
│ ● ● │
│ ● b○ │
│ c○ │ 攻めている方向↑
│ ● ● │
│a○ 。d○ │
│ │
--------------------- →ペナルティエリア
この状態の時にcはaとdをマークしているDFの位置で
パスをもらえるかどうか、わかるはずです。
もしaとdのDFが中を絞っているようならばパスをもらえません。
という事は真ん中にいても、いつまで待ってもパスは出てこないので、
バランスを整えるために左サイドに開く必要があります。
違う言い方?をすると、cはパスをdに出して走っている間にDFが
何処にいるのか見えるはずなので、真ん中にたどり着く前にdから
パスをもらえるかどうかわかります。
だから真ん中にいるのはほんの一瞬だけとなります。
常に自分のDFの位置を把握し、もらえるかもらえないかの判断を早くする。
そしてもらえないならば「くの字」の動きでサイドに開くようにします。
あと、余裕があるならばdのタメがあっても良いと思います。
このパスを出したら真ん中に抜ける。
そして、このパスを出して走った選手が空けたスペースを埋めるように
前にいる選手が下りる。この繰り返しです。
☆パス回しのためのトラップ、パス練習(1)
・パスコースの選択肢を増やすために体の向きに気をつける必要があります。
図(2)のdがボールを保持した時に横(コートの中もしくは逆サイド)を
向いているとパスコースがaだけになってしまいます。
この状態だと目の前のDFに寄せられたら横パスかGKへのバックパスだけに
なってしまいますし、横パスをaに出した瞬間にaをマークしているDFに
パスカットを狙われる危険があります。
ですからパスコースを増やすためにも体の向きが重要になってきます。
ではどうしたらパスコースを増やるのか?
それは攻めるゴールを向く!です。
dがcからパスをもらう時に一回足裏でボールを止めて、
そのトラップした足でボールをまたぐようにして、体の向きを横から
攻めているゴールを向くようにします。
そうすれば、体が前を向いているわけだからaだけでなく、cとbにも
パスが出せます。
もしbにパスが出せればbとcでワンツーパスが出来てDFを崩す事が出来ます。
cに出したとしてもcの後ろのDFがぴったりとついていなければ
右足裏でトラップすると同時にターンして、攻めるドリブルを行う事も可能です。
・パスコースが横パス(a)だけだとDFにパスカットを狙われる事になるので、
DFにボールを奪う予測を立てさせないためにもパスの選択肢は増やすべきです。
そのためには体の向きに気をつける必要があります。
意識しましょう。
☆くさびのパスをもらう意識を高めるためのパス練習
・参加者がマーカーで作ったBOXの形に分かれる。(四箇所の人数を同数にする)
・各マーカーの列の先頭がプレーをする。
・後ろの1人がボールを保持してスタート。
対角にいる前の選手がコート中央に下りて来る。くさびのパスをもらいに
対角の選手が下りて来てからパスを出す。
パスを出したらコート内側(真横に)に少し移動し、再度パスをもらう。
PIVOからパスをもらったら逆サイドの選手に横パスを出す。
対角で下りて来た選手はパスを受けて、リターンパスを出したらプレー終了。
時計回りで次のマーカーの列の後ろに並ぶ。
横パスを出した選手も同様に、時計回りに次のマーカーへ移動する。
・このプレーの繰り返し。
☆ゲーム
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以上が09,4/27(月)のナイタークリニックの内容になります。
チーム練習等の参考にしていただけたら幸いです。