10,3/20(土) MIRACLONチーム練習レポート
●アップ
・コートを左右2周ずつドリブル。
体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。
左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。
●ストレッチ
・暖かかったので、静的ストレッチを行いました。
・全員で大きな輪になって、1人1種目ずつ8×2秒。1周。
指示する1人が4まで数えて、他全員で5~8。
・ストレッチの声出しはONとOFFの切り替えのため。
「これから練習を始めるぞ!」と気持ちを切り替えるために、
練習を始めるための準備なのだから、全員で大きな声を出す。
●アップ(2)+メンタルトレーニング
・4人と4人が3mぐらいの短い距離で向かい合う。
片方がボールを足下に投げる役。
もう片方がインサイドキックをする。
・ボールを投げた人は即、蹴る側の列に向かって走る。(その場から抜ける)
蹴る人はインサイドキックで正面の人の胸に蹴り返す。
インサイドキックをしたらすぐに投げる側の列に向かって走る。(その場から抜ける)
これの繰り返し。
・20本ノーミスで続けるまで終わらない。
※12~20人ぐらいいるならば2チームに分けて、どちらが先に
一回もミスしないで20本連続で続けられるか競うとゲーム形式になるので、
楽しみながらレベルアップ出来る。
※メンタルトレーニングとして
・20本連続でノーミスで続けるのは終わりに近づく程プレッシャーがかかる。
17,18,19回目が自分に回って来た時に「嫌だなぁ」「失敗しないよう」と思ってしまったらマイナスでしかない。
どれだけ平常心でプレー出来るか。
例えば、1,2,3回目ぐらいだったらマイナスな気持ちにならず、リラックスしてプレー出来ているはず。
その時と同じ気持ちで17,18,19回目をプレー出来るかどうかがポイント。
常に平常心でプレー出来るように、このような遊びのアップから【心】を鍛える
メンタルトレーニングは取り入れるべきだと思います。
●スキップ
・ノーマルスキップを20mの距離を1往復。前後→20m×各2本、左右→20m×各1本行う。
(腕と足を大きく振りながら綺麗なフォームでのスキップ)
・クロスステップ(左右)→20m×各1本
・爪先タッチスキップ→20m×2本
・かかとタッチスキップ(背中越しに逆手でかかとをタッチ。右手で左足かかと)→20m×2本
●ドリブル(1)
・コートの横幅いっぱい分かれて向かい合い、それぞれ4人ずつ後ろに並ぶ。
・ボールは1個でプレーする。
・ボール保持者がドリブルを開始し、対面の選手はDFとしてゆっくりオフェンスに近づく。
ボール保持者はDFとの間合いをみて、適切な距離でシザースフェイントからのドリブルでDFを抜く。
DFを抜いたら対面の選手にパスを出し、パスをもらった選手がオフェンスとしてドリブルを開始する。
同じようにDFが向かって来るのをシザースフェイントからドリブル突破する。
●ドリブル(2)
・上記と同様にプレー。DF役がボール保持者へ向かって真っ直ぐ進み、
ボール保持者はDFに突っ込むようにドリブルし、DFの足が届くギリギリの位置まで来たら
素早く足裏で真横にボールを転がしてかわす。
●GKアップ
・正面キャッチ上下×10本
・サイドステップキャッチ上下×10本
・左右セービング
正面浮き球左右グラウンダー×6本、正面グラウンダー左右浮き球×6本
●3対1
・ボールは全てGKから出す。
・FPはセンターラインよりも後方(GKから見て奥)に下がり、
右サイドライン際、コート中央、左サイドライン際の3箇所に分かれる。
・DF役は第2PKマーク付近で待機する。
・OFは全て1タッチプレー。2タッチ以上は禁止。
パス8本以内でシュートまで行く。
9本目がシュートは不可。最低でも8本目がシュートである事。
・DFはOFのパス本数を大声で数える。GKと連携してシュートブロックするため、
OFのパスが何本目なのかGKに知らせる必要がある。
・OFが得点したらDFは同じ選手が連続して行う。
・OFがパスをミスしたり、シュートをミスしたらミスした選手がDFとなる。
・パスが8本を越えた場合は8本目のボールを蹴った選手がDFとなる。
・DFがパスの本数を数え忘れたら連続でDFを行う。
※GKを引き付けて、逆サイドのポストへ3人目が走り込んで無人のゴールに
プッシュして得点するプレーが理想。
●2対1~オーバーランを駆使して選択肢を増やす~
・オフェンスの2人はセンターラインよりも自陣側の第2PKマーク付近のピッチ中央(a)と
左サイドライン際(b)で座って待機する。
・DFはゴールポスト脇でボールを保持して待機する。
・DFはゴールポスト脇からピッチ中央へ向かってゆっくりドリブルし、
センターライン辺りまで来たら座っているオフェンス(a)にパスを出す。
オフェンスの2人はDFがパスを出す直前に立ち上がり、DFからのパスをトラップして攻撃を開始する。
[ポイント]
・(a)はDFを引き付けるようにゆっくりドリブルし、(b)は左サイドライン際をそのまま前方へ走るか、
(a)の後ろを通って追い越すオーバーランの動きのどちらかを選択する。
左サイドライン際を走る事によってDFラインを下げる事が出来るし、DFが下がらなければ
そのまま前方へスルーパスをもらってGKと1対1になる事が出来る。
オーバーランを選択した場合、(a)のプレーが重要になる。
(b)が(a)の後ろを通って(a)を追い越す瞬間に(b)へパスを出すプレーが一つ。
もしくは(b)へパスを出すようなフェイントを入れてDFが(b)へのパスを意識した瞬間に
自らドリブル突破してDFを振り切ってシュートまで持って行く。
※DFが(b)へのパスを意識したかどうかはDFの体の向きや足の動かし方で判断出来る。
(a)は(b)へのパスをフェイントに使いたいならば、体を(b)に向けて開く事によって、
足を一切動かさなくてもパスを出すような姿勢となるので、それだけでDFを惑わせる。
シザースフェイントも有効。
ドリブル突破を選択した場合は素早く、全力ダッシュでDFを振り切る。
●DFの基本~ボールの奪い所を決めて奪取する~
・4対4+GKのハーフコートゲーム(キックインからスタート)
[ポイント(1)]
・キックインでボールを受けた選手の利き足を考える。
ボール保持者が右利きなら左へのパス・ドリブルコースを切って、体を寄せる。
左利きなら右へのパス・ドリブルコースを切って体を寄せる。
・要は利き足が体を寄せるDF(自分)に近い側に来るようにする。そうすれば利き足を使ったとしても
DF(自分)に近いのでボールを奪いやすくなるし、利き足とは逆足でプレーしたとしても
体を寄せてしまえば体勢が苦しくなるので、楽なプレーが出来なくなる。
そこで、わざと空けたパスコースへ苦し紛れのパスを出させて、
精度の低いパスをカットしてボールを奪う事が狙い。
[ポイント(2)]
・ボール保持者が右利きの場合はマーカーが左を切るので、右サイドのALAをマークしている選手は
右ALAへの横パスをカット出来るように狙い、
PIVOをマークしている選手もPIVOにパスが出る事を意識して、前でボールを奪えるように狙っておく。
・前でボールが奪えればシュートを決めるべき相手ゴールを正面に見てボールを奪えるので、
シュートまで早く持って行く事が可能になる。
●3対3~ボール奪取~
・ゴールクリアランスから始める。自陣ではオフェンス側の2人が両サイドラインに開き、
GKからパスをもらえる位置につく。
もう1人は相手陣内の第2PK付近でPIVOとしてのポジションにつく。
[ボールの奪い所]
(1)DF側はマンツーマンでマークにつくが、スタート時のポジションはGKから直接
PIVOに当てられないように、2人共内絞り。
GKからパスを受けた選手と同サイドの選手は、まず一番最初に縦のパスコースを防ぎ、
そしてボール保持者が楽にプレー出来ないように体を寄せる。
ここでボールを奪う事も考え、ルールの範囲内で体をぶつけ、縦を切ったままボール奪取を狙う。
(2)逆サイドの1人は横パスをカット出来るように少しサイドに開く。
マーカーとの距離は4m程度。近すぎると裏を取られてしまうし、ボール保持者がパスを出さなくなる。
わざとボール保持者がパスを出したくなる距離を取り、苦しい体勢から人任せのような
パスを出して来たらパスカットを狙う。この横パスをカット出来たら得点の可能性が高まるので、
スライディングしてでもパスカットを狙う。
(3)PIVOをマークしているFIXOはPIVOへのパスをPIVOの前で奪う。
PIVOへのパスをカット出来ればそのまま攻めているゴールを
正面に見たままの姿勢で奪う事になるので、シュートまで持って行きやすい。
最初からPIVOの後ろについてしまうと、パスが出た時には追いかける形になってしまうので、
前でボールを奪えない。前で(ゴールを正面に見た状態で)ボールを奪いたいのだから、
PIVOの真横に立つようにし、常に腕や肩を前方に入れるようにポジション取りに工夫をする。
[約束事]
(1)縦切り
(2)体を寄せる、ぶつける、楽にボールを持たせない。
(3)パスコースを限定させる指示を出す。
(4)次に出るパスを予測して奪う。連動してボール奪取。
(5)ボールを奪うのは横パスか中。
以上。