ブラジル式フットサル講習会

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フットサル個人戦術・グループ戦術講習会・レポート公開

2012年9月28日(金)に開催しました、フットサル個人戦術・グループ戦術講習会のレポートです。

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「ギャップを使いこなそう~「下りる」「入る」「駆け引き」でフリーに!!~」
というテーマの基行ったトレーニングメニューと解説を公開致しますので、
ぜひご覧ください。

●「ギャップ」の解説

【専門用語「ギャップ」とは ? 】
・DFとDFの間に生まれるスペースのことを言う。
・2人のDFの間のことなので、単純に「間」と呼ぶ人もいる。
・2人のDF同士の間が開くので、「門」と呼ぶ人もいる。
・「ギャップ」という専門用語は、サッカー界では広く認知されている。
 しかし、フットサル界では浸透していない ?

●「フェイク」を使えるようになろう

・DFのマークを外してフリーになるプレー
・長い距離を走るのではなく、1or2歩程度で十分。
・裏が取れるなら裏をとる→ダメだから止まる=フェイク
※裏を取る気がなく、もとから止まるつもりならばDFは引っかからない。

●「フェイク」+「裏をとる」トレーニング(1)

・3人1組でボールを1個使用します。
・パス出しと受け手、DF役に分かれる。
・出し手と受け手の距離は5m程度。
・DF役は受け手と1mぐらいの近い距離を保つ。
・受け手はディフェンスの肩よりも後ろ(背後)に、素早く大きな動作で1~2歩、
 クロスステップを踏む。
・裏を取る時にボールとDFの両方をみること。
・DFが裏を取る動きについて来るから、止まる=フェイク、となる。
 裏を取るのではなくフェイクにした場合、後ろ(元いた位置まで)に下がるのではなく、
 その場に止まるようにする。
 その場に止まるだけで、DFとの距離は1mは離れるので、十分パスをもらえます。
・後ろに下がってしまうとボールを前に運べないのでマイナス。
・後ろに下がりながらボールをもらうと、動きながらのトラップになるので、
 ミスが増えるし、DFが頑張ってついて来る時間を与えることにもつながる。

※フェイクは戻るのではなく、その場に止まる !!

・出し手は、フェイクで止まった選手がパスを要求してから出すのではありません。
 パスを要求してから出してしまうと、せっかくフェイクの動きで振り切ったDFが
 戻って来てしまうので、トラップした瞬間に体を寄せられて、楽にプレー出来ない。
 フェイクでフリーになったとしても、出し手がパスのタイミングを間違えると、
 フリーでもらえることにはならない。
 パスは、フェイクで止まろうとしている時には蹴る。
 止まった瞬間に足下にボールが辿り着くぐらいのタイミングがベスト。

●「フェイク」+「裏をとる」トレーニング(2)

・トレーニング(1)では前後のスペースを利用しましたが、
 トレーニング(2)では横幅も活用します。
・裏のスペースをとって、DFがついて来たらその場に止まりますが、
 止まる際にもう一回ステップを踏んで、外に膨らみます。
 そうすると、裏に引きつけられて縦の距離が空いたDFに対して、
 更に横幅でも1m距離を空けることが出来ます。
 止まる際に外に広がるように止まることで、縦と横でDFとの距離を開くことが
 可能になります。
・止まる際に体の向きは攻めるゴールを見られるようにするとベスト。
 サイドラインに背中を預けて、前足の爪先をラインと平行にして攻めるゴールに
 向けるだけで体は開くので、自ずと攻めるゴール方向を向くことが出来ます。

●2人での崩し~フェイク→ストップ→横パス~

・4人1組を作り、オフェンス2人とDF2人に分かれ、2対2の状況にする。
 オフェンスの2人は横並びになり、5m程度の距離をとる。
 DFはマンツーマンで、オフェンスにぴったりとマークにつく。
 (フェイクを使わなければ足下でもらえない距離でマークする。)
・2人オフェンスのうち片方がボールを保持してスタート。
 ボールを持っていない側が目の前のDFの裏を取る動きをし、DFはマンツーマンで
 裏を取られないように全力でついていく。
 DFの肩と平行だと裏は取れないので、DFがついて来て、裏が取れないと判断したら
 その場に急ストップする。
 止まると同時にボールを保持しているオフェンスは、DFから遠い側の足に
 ピンポイントでパスを出す。
 パスを出したら即、自分のマーカーの裏を取る。DFは裏をとられないように
 マンツーマンでついて行く。
 DFがマンツーマンでついて来るので、フェイクの動きとして、
 その場に急ストップする。
 パスを受けたオフェンスは足裏でトラップすると同時に、
 すぐにパスを出しやすくするため、足裏でボールを少し前に押し出す。
 そして逆サイドの選手に素早くパスを出す。
・オフェンスの2人がひたすら、フェイク→横パス、を繰り返す。
 DFは手を抜かずに、全力で裏を取られないようにする。
・右サイドの選手は左足で足裏トラップし、左足でパスを出す。
 左サイドの選手は右足で足裏トラップし、右足でパスを出す。
 (常にDFから遠い側の足でプレーをする。DFに寄せられても体でブロック出来る。)
・オフェンスは左右の立ち位置を変えて、両サイドでプレーする。

●PIVOのケブラ~ギャップを使う(下りる)~

・GKのゴールクリアランスからスタート。
・4人が後ろ2人、前2人のBOXの陣形になります。
 同じようにDFも4人がマンツーマンで守備につきます。
 守備は裏を取られないように、後ろからマークにつく。

【ポイント】
・味方GKに近い、後ろの2人に対するDF2人の間(ギャップ)を使うので、
 前にいるオフェンス2人のうち、1人が間(ギャップ)に下りて来る。
・単純に真っすぐ間(ギャップ)に下りて来るだけだと、後ろにいるDFのプレッシャー
 が激しくて、ボールをキープ出来なかったりします。
 ですから、一度裏に抜けるような動き(フェイク)を1~2歩入れて、
 DFを後方に下げて距離をとってから、間(ギャップ)に下りて来るようにすること。
・裏に抜けるフェイクは一瞬だけで十分なので、長い距離を走ったりせずに、
 1~2歩で大きな動作で行う。
・ケブラの動きに反応されたら、すかさず逆に裏を取る。
 駆け引きが重要。

・GKのクリアランスをケブラで下りて来たオフェンスが、DFよりも先に
 ボールを触ってキープすることが出来たらオフェンスの勝ち。
 ケブラで下りて来たオフェンスよりも、後ろにいるDFが先にボールに触るか、
 ボールをつっつくことが出来たら、DFの勝ち。

●逆ALAのケブラ~ギャップを使う(横から入る)~

・4人がダイヤの陣形になります。
 同じようにDFも4人がマンツーマンで守備につきます。
 ALAのマークは縦を意識した内絞り(中途半端に中のパスコースを空ける)。
・FIXOがボールを保持した状態からスタートします。
 PIVOは相手陣内のPKマークまでDFを引っ張る。
 (ピッチ中央にスペースを作るため)
 PIVOが奥行きを使うことによって、ピッチの中央にスペースが生まれる。
 中央のスペースが広がれば広がるほど、DFとDFの間(ギャップ)も広がります。
 FIXOはギャップに入らせたい選手を決めておく。

【左ALAがケブラの場合】
(1)FIXOは左ALAの選手に「~(左ALA選手名)ケブラ」と大声で指示を出す。
 必ず名前を呼んで、誰だれケブラ ! となるように大声で言う。
 選手の名前を言わずに、ただケブラとだけ言うと、誰がケブラするのかわからない。
 また、両サイドのALAが2人同時にピッチ中央に入って来てしまう恐れがある。
(2)FIXOは「~ケブラ」と叫び、左ALAがピッチ中央へ入りそうなタイミングで、
 右ALAの足下(DFから遠い側の足(左足))へパスを出す。
 左ALAはFIXOから「~ケブラ」と言われた瞬間に真ん中のスペースへ走り出す。
 走り方は右ALAに向かって真っ直ぐ。
 蛇行したり前後しない。右ALAに向かって真っ直ぐ走る。
 そして、FIXOのDFと右ALAのDFの間(ギャップ)に入って、
 右ALAからのパスコースを作る。
(3)右ALAはFIXOからのパスを、1タッチで間(ギャップ)に入って来た左ALAに
 パスを出す。
 ※トラップすると目の前のDFが体を寄せてくるため、ボールキープで必死になり、
 間に入って来た逆ALAにパスを出すことが難しくなるため。
 
 パスを出すと同時に「ワンツー」と指示を出す。
 「ワンツー」と言うと同時に右サイドライン際を前方に走り出し、
 ケブラで間に入って来た元左ALAは、右サイドのコーナーアーク付近めがけて
 1タッチでワンツーパスを返します。
 この時のパスコースは、自分(PIVO)のDFと右ALAのDFの間(ギャップ)になります。
 トラップしてしまうと後ろのDFに寄せられる危険があるので、
 やはりここでも1タッチプレーを心がけてください。

【ポイント】
・パスを通すのは全て間(ギャップ)です。
 間(ギャップ)を使えばワンツーパス2本でシュートまで持っていけます。
 なおかつ、ワンツーパスで右ALAが抜け出した後、PIVOはパス&ゴーで、
 ファーポストへ走ります。
 そして右ALAがGKを引きつけられれば、GKとPIVOのDFの間(ギャップ)を使って、
 右ALAからPIVOへのパスが通り、無人のゴールに押し込むことができます。
 よって、間(ギャップ)を使ったワンツーパス3本で得点することも可能です。

●ギャップを使う(後ろから入る)~エントロ~

・ケブラは奥行きを使い、ピッチ中央に出来たスペースへ入って、
 自陣側のDFとDFの間(ギャップ)を活用するプレーになります。
 エントロはその逆で、自陣側にいる選手が、逆サイドの選手についているDFと
 自分のマークについているDFの間(ギャップ)に、前を向いた状態で入る
 プレーにになります。

・エントロの場合はダイヤではなく、BOXの陣形になります。
 しかし、ケブラのように奥行きを使ったりはしないので、お互いの距離を
 縮めなければいけません。
 右サイドと左サイドの距離を縮めるのではなく、同じサイドにいる選手同士が
 前後の距離を縮めます。
 前後の距離を縮めることによって、パスの距離が短くなり、ワンツーパスを
 通しやすくなります。

・後ろの2人のうち、どちらか一方がボールを保持した状態でスタート。

【左FIXOがボールを保持した場合】
・左FIXOから右FIXOへ横パスを出し、左FIXOのDFと右FIXOのDFの間(ギャップ)に
 入る。入る位置は浅く、右FIXOが伸ばした右足にかからない所で止まる。
 その際、間に入った元左FIXOは体を少し右側を向くように半身になります。
 (右前の選手にパスを出せる体の向きになる。) 
 横パスを受けた右FIXOは間(ギャップ)に止まっている、元左FIXOにパスを出す。
 右FIXOから間(ギャップ)でパスを受けた元左FIXOは、
 右FIXOのDFと、右ALAのDFの間(ギャップ)を通して、右ALAにパスを出す。
 抜け出した右ALAはそのままGKと1対1のような形になるので、
 右ALAがGKを引きつけることで生まれる、GKとPIVOのDFの間(ギャップ)を
 使って、右ALAからPIVOへのパスが通り、無人のゴールにシュートを押し込める。
 よって、間(ギャップ)を使ったパス3本で得点することも可能です。

●質疑応答
・背筋の鍛え方→ランジウォーク、スローの背筋


以上が、
「ギャップを使いこなそう~「下りる」「入る」「駆け引き」でフリーに!!~」
というテーマで行った講習会メニューになります。

チーム練習や自身のレベルアップのための参考にしていただけたら幸いです。


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