ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

身体作りについて

今回は身体作りについて書かせていただきます。

(身体作り全般の話であって、単純な筋肥大ではありません。)

 

向上心があり、より上のレベルでプレーしたい、と思う選手は

中学生ぐらいから身体作りを始めるようになります。 (身体作りは高校生からでも遅くはありません。)

 

身体作りと言っても成長期である10代の若い選手ですから、 無理な筋力トレーニング(特に器具を使ってのウエイトトレ)はNGです。

 

それでは、どのようにして身体作りを行えば良いのでしょうか。

 

身体作りの主な内容は、

(1)年齢に合った運動量

(2)運動量に合った食事量

(3)適度な自重トレーニングと体幹トレーニング

(4)十分な睡眠

※成長ホルモンの分泌。 になります。

 

(1)については特に問題なく取り組めると思います。 クラブチームや学校の部活動でプレーをしていて、 所属チームが向上心ある取り組みを行っていれば 自ずと年齢に合った運動量をこなすでしょう。

 

(2)が一番大事であり、一番疎かにしがちな項目です。 中高生で朝食を食べずに学校へ行く子どもは多いですし、 小食だと言って一回の食事量が少ないことが問題です。

朝食の食事量の改善方法として、朝食をあまり食べられない子どもの場合、 比較的食べやすいバナナ・ヨーグルト・果物・シリアルなどを用意し、

飲み物にオレンジジュースがあればビタミンと糖質を摂取することが

出来ますので、全く食べないよりも栄養を摂取することが出来ます。

そして、比較的食べやすいこれらを継続して食べられるようになってから、

少しずつ穀物や野菜、乳製品も食卓に並べて食べられるようにして、

食生活のトレーニングを行っていくと良いでしょう。

段階を踏んで朝食の食事量を改善させられます。

 

次に一回の食事量を増やせない子どもについてです。 大事なことは一日に摂取しなければいけないカロリーを理解し、

運動した分の食事量を食べるようにするだけでは 身体は大きくならないということです。 運動した分だけのカロリーを摂取しても、それはプラスマイナスゼロ

になるだけです。 身体を大きくしたいのであれば、運動して痛めた筋繊維を 修復→肥大させるためにも食事量は増やすべきです。

一回の食事量が少ない場合は、一日の総食事回数を増やす

という方法をとります。

夏場であれば2時間もしくは3時間おきぐらいにバナナや パンを食べるようにし、授業が終わって練習が始まるまでに 一度食べて、練習が終わったらその場でもう一度食べます。 そして、更に帰宅してから夕食を食べるようにします。 冬であれば「おにぎり」を3個程度にぎって学校に持って行き、 数時間置きに食べるようにすることです。

一回の食事量が少ない場合、朝・昼・晩だけでは足りません。 身体を大きくすることは至難の業です。 一度に沢山食べられないのであれば、一日の摂取量を 考えて食べるようにすれば良いと思います。

真面目に練習していれば食べ過ぎで太るようなことはないと思います。

 

(3)に関しては、所属チームで疲れ果てるぐらい練習していれば、 特に別途行う必要は無いと思います。 高校生は自身の疲労と相談して自重トレーニングもしくは 体幹トレーニングを行う程度で良いです。

大学生以上は自身の成長に合わせてトレーニング量を増やすことを

おすすめします。

 

(4)の睡眠も大事です。成長ホルモンが分泌する時間は 夜の限られた時間帯だけですので、夜更かしは大敵です! 夜10時までには寝るようにしましょう。 練習で疲れた身体が回復しない原因にもなります。 疲れをとる、身体を大きくするという具体的な目的が あるならば早く寝られるのではないでしょうか。

 

以上、(1)~(4)のことに取り組んでいれば、 自然と体重は増えて行くと思います。

ただし、(1)の運動量はコントロールしなければいけません。

適切な運動量を超えてしまうことによって疲労が溜まってしまいます。 疲労が溜まっているにも関わらず睡眠時間が少なかったり、 栄養ある物を食べられなかったり食べる量が少なくなると、 筋肉がどんどんやせ細って行ってしまいます。 そうなると身体作りをするどころではありません。 トレーニングは負荷をかければ良いというものではありません。 休息もトレーニングの一つだと思って、疲労が溜まらない程度に 十分休むようにしましょう。

 

※要注意 身体が作られるタイミング、大きくなるまでの時間は個人差があります。 また、運動量・食事量にも一人一人違いますので、正解はありません。 ケガをした場合も取り組み方法に変化があります。 よって、前述した内容は絶対ではありません。 そして効果を保証する内容でもありません。 あくまで個人的な見解・考えであることをご理解の上、 参考程度に捉えていただけたら幸いです。

 

【補足:プロテインについて】 多くの選手が身体作りのためにプロテインを摂取します。 しかし、プロテインはあくまで補助食品ですので、 理想は普段の食事の中で必要分をとることが望ましいです。

 

一番良いのは練習直後に豆乳を飲む、豆腐を食べることです。 しかし、それは「みんなの前で豆腐を食べるのはカッコ悪いよ」 と思うことでしょう。

誰もがそう思います。もちろん、私自身がそうです。

そこで、プロテインの登場です。 一般的にスポーツ選手で身体作りを真面目に考えている人は、 プロテインを飲まれているのではないでしょうか。

 

プロテインを飲むタイミングは、トレーニング直後から20分以内、

もしくは就寝直前と言われています。 水で溶けやすい物は吸収が早いのでトレーニング直後~20分以内が 望ましく、牛乳に溶かして飲む物は吸収が早いとは言えないので、 就寝直後が望ましいです。

上記のようなタイミングを逃すと効果が薄くなってしまいます。 プロテインは高価な物であることを考えると、飲むタイミングを

逃してしまうと色々な意味でもったいないと言わざるを得ません。

 

また、効果があるプロテインはタンパク質含有量90%以上の物 であると言われています。 タンパク質含有量が60%~70%ぐらいのものは、比較的安い上に

飲みやすいので、コンディションを整えたり、プロテイン導入を

検討している選手向きと言えます。

 

最近のプロテインは美味しくないと売れないので、 どのメーカーも味重視の物を作っています。 そのため、美味しい味→糖質が多い物となりますので、 糖質の過剰摂取に繋がってしまいます。

糖質が多い物を選択する場合は、極力タンパク質含有量が 90%以上の物を選ぶことをおすすめします。

 

というように、プロテインと言っても色々な物がありますので、 添加物や糖質を考えると身体作りの選択肢の中に、 豆乳があっても良いと思います。

 

ブラジルで学んだこと~パスは浮かさない~

私自身、今まで多くのことを経験して来ましたので、

ブラジル等で学んで来たことをフットボール界に還元したいと思います。

 

今回は選手時代に学んだことを書かせていただきます。

自分に自信がなければ海外挑戦などしないものです。

私も自信を持って渡航しました。

 

ブラジルに着いた翌日にはチームに合流し、

練習に参加することになるのですが、

その練習参加早々にいきなり怒鳴られました。

怒鳴られたのは、ボールをもらった次のプレーで、

チームメイトにパスを出した瞬間です。

 

「ボールを浮かすな!」と怒鳴られました。

日本でプレーしていると誰も気にならない、

誰もが何気なく蹴っているインフロントキックです。

 

味方が20~25mぐらいの距離で良い位置にいたため、

インサイドキックでは厳しいかな?と思い、

強く蹴るためにインフロントキックで蹴りました。

その結果が「浮かすな!」という指摘です。

 

味方が良い位置にいて次のプレーがチャンスに繋がる際は

もちろんのこと、パスの出しどころがなくてショートパスを

繋ぐ際も同様の話で、ブラジル人曰く「パスはゴロが基本」

ということでした。

インフロントキックで「すね」ぐらいの高さに浮いたり、

軽くバウンドして届いたパスですら次のプレーへの移行に

時間がかかってしまいます。

 

しかし、ゴロで速いパスが来れば次のプレーに移りやすいです。

だからパスは次にプレーする味方のことを考えて、

ゴロで強く蹴らなくてはならないわけです。

キックの質を指摘された私は翌日からプレーを変えました。

 

ゴロで強いパスを蹴ることを意識し、常に味方の状況を見て、

「彼は次、何をしたいのか?」ということをイメージしながら

次のプレーを予測してパスを出すようにしました。

そして、チームで一番キックが上手い選手の蹴り方を見て、

空き時間はひたすらキックの練習をしました。

たったこれだけのことでプレー全体がレベルアップしたと思います。

 

どうしてパスを出すのか、そのパスは何のために出すのか、

それを考えてプレーするだけで他のプレーも考えるようになり、

フットボール全てに対する捉え方が変わったからです。

恐らく、手の使い方・ヘディング・スライディング・指示出し、

これらも変わっています。

急に化けたと言えるぐらい変わったと思います。

この時の経験、実際に自分がレベルアップしたことは、

後の指導に大いに役立っています。

 

ブラジルリーグやブラジル代表のプレーを見ていて、

ロングキック(浮いたボール)を蹴っている場面はゼロではありません。

しかし、それらのプレーはただ何となく浮き球を蹴っている

のではなく、「ロングキックでなければならない」

「浮かさなければパスが通らない」「狙っている」

から蹴っているのだと思います。

ただ漠然で何も考えずに蹴る雑なパスと、狙ったパスでは

意味が違います。

次のプレーに与える影響も違います。

 

また、何かを狙ったパスであれば、パスを通して味方に

自分の意図を伝えることもできるはずです。

小学生から強いゴロパスを右足・左足問わず、

両足で蹴れるようになって欲しいですし、

中学生ではそれが当たり前のように出来るように

なっていて欲しいです。

 

高校生の時点で強くて正確なインサイドキックと

サイドチェンジなどで使うインステップキックの

速いロングキックを使い分けられるようになれば、

ブラジルなどで通用する選手になれると思います。

 

 

<強いインサイドキックを蹴るポイント>

 

・腿から上の筋肉は使わない

・お尻にえくぼが出来るように、蹴る瞬間お尻を引き締める

・蹴る瞬間、膝裏に力を入れる

・蹴る際は足を振り上げず、踝を前に強く押し出す

 

攻守が一体となったディフェンス~前プレについて~

戦術とは戦う術であり、勝利を目指す以上はチームそれぞれにあった

戦術(戦い方)というものがあります。

そしてチーム戦術は攻撃と守備の二つに分けられます。

 

チームにはそれぞれ攻め方と守り方というものがあり、 例として、攻撃に関しては自陣から繋いで行くのか、 それとも相手ゴールまで最短ルートを使うのか、 守備は攻撃のための守備(ボールを奪う・奪い返す)なのか、 それとも失点しないための守備(ゴールを守る・シュートを打たせない)なのか、 というように監督の哲学によって攻撃・守備戦術は変わります。

 

今回は守備戦術のうちの一つでもある「高い位置からのディフェンス」 について書きたいと思います。

 

「高い位置からのディフェンス」は、フットサルをプレーしている人たちの間では 「前プレ」と呼ばれることがあります。

 

「前プレ」とは、前(相手側ゴールに近いところ)からプレッシャーをかけて ボールを奪うプレーのことを言います。 このように、「前からプレッシャーをかけること」=「前プレ」 ということになるのですが、ボールをどこで奪うのかが重要になってきます。

 

ディフェンスで一番重要なのはボールの奪い所をどこに設定するか、です。 チームによってボールを奪いに行くラインは決まっています。 しかし、ここで気をつけなければいけないのが、「前プレ」=「前でボールを奪う」 とはならない、ということです。

 

相手ゴールの近くでボールを奪えれば得点チャンスに繋がるので、 誰もが相手ゴールの近くでボールを奪いたいと思うものです。 そのため、多くのチームは「前プレ」を実行する際、 相手チームのゴールクリアランス時に相手ゴール近くにいるFIXOに ぴったりとマンマークでつくことをします。

 

では、相手ゴールの近くでボールを奪いたいからと言って、 守備側のこのようなポジション取りは正解でしょうか? もし自分が攻撃側チームだったとしたら、みなさんどうされますか?

 

相手守備側の選手が自陣ゴール近くのFIXOにぴったりマークについていた場合、 恐らく多くのGKは近くのFIXOに出さずに、真ん中のスペースに下りて来たPIVOへ 楔のパスを入れるか、相手陣内へロングボールを投げるのではないでしょうか。

 

大半のチームは自陣でボールを奪われたくない(当然です)ので、 ぴったりマークがついている自陣の選手にパスを出すことはしません。 ※マークを振り切れていれば話は別です。

 

相手GKから自陣にロングボールを投げられてしまうと、 相手ゴールの近い所でボールを奪うことができなくなりますので、 本末転倒と言わざるを得ません。

 

じゃあどうするの? という話になると思うのですが、ここからが私個人の「前プレ」に対する考えです。

 

私は「前プレ」というディフェンスを実行する場合、 下記内容をポイントとしています。

 

(1)自チームの前方にいる選手は相手側コートの第二PKマーク付近まで下がり、 相手チームのGKが近くのFIXOにパスを出すようにしむける。

 

(2)GKがFIXOにパスを出すよりも前に、全員がそれぞれ自分がマークすべき選手は誰なのかを 確認し合う。

 

(3)GKが誰にパスを出すのか、どこにパスを出すのかを予測する。

 

(4)GKからFIXOへのパスを予測すると共に、腰を落として足を動かし、 GKがFIXOへパスを出した瞬間に距離を縮められるよう(プレッシャーをかける) 準備しておく。

 

(5)GKが近くのFIXOへパスを出すと同時にその選手をマークしていた選手は一気に距離を縮める。 そしてFIXOが持つボールに足が届くか届かないかギリギリの距離を保ち、急ストップすると共に 細かく足を動かし続ける。

 

(6)FIXOがトラップと同時に足を止めたら距離を更に縮めて体を寄せて楽にプレーさせない。 ※ここでボールを奪えることもある。しかし、無理して足を出してかわされることが 一番やってはいけないことなので、体を寄せて楽にプレーさせなければOK。

 

(7)FIXOがプレッシャーを受けて逃げるパスを出すので、そのパスが誰に出るのか、 どこに出るのかを全員が予測する。

 

(8)FIXOから逃げるパスが出ると同時に、そのパスが出た選手をマークしていた選手は一気に距離を縮める。 そして、その選手が持つボールに足が届くか届かないかギリギリの距離を保ち、急ストップすると共に 細かく足を動かし続ける。

 

(9)パスの受け手がトラップと同時に足を止めたら距離を更に縮めて体を寄せて楽にプレーさせない。 ※ここでボールを奪えることもある。しかし、無理して足を出してかわされることが 一番やってはいけないことなので、体を寄せて楽にプレーさせなければOK。

 

(10)ボール保持者がプレッシャーを受けて逃げるパスを出すので、そのパスが誰に出るのか、 どこに出るのかを全員が予測する。

 

(11)GKから数えてこの3つ目のパスは、恐らくワンタッチで前にクリアするような 雑なパスになることが多い。ここでボールを奪う。

以上、①~⑪がポイントになります。

 

さて、上記の①~⑪を読まれた方には気付いていただけたと思いますが、 「前プレ」=「相手陣内でボールを奪う」 ではない!ということです。

 

あくまで「前プレ」とは相手陣内からプレッシャーをかけることを指す言葉です。 相手陣内から(前から)プレッシャーをかけることでパスミスを誘発させ、 ボールを繋ぐのではなく、ボールを奪われたくないという気持ちによって プレーされた「逃げのパス」、ようするにただ蹴っただけの雑なパスを出させて パスカットを狙うプレーが「前プレ」によって実行出来ます。

 

ボールコントロール技術に乏しい選手が一番最初のプレッシャーにびびり、 その結果、1stDFがボールを奪えることもあります。 また、1stDFの寄せが良くて、次に出る逃げのパスが弱かった場合は 二人目のDFがボールを奪うこともあります。 しかし、最も確率が高く、なおかつリスク(かわされて数的不利になる)もないプレーは、 三人目もしくは四人目の所で奪うことだと思います。

 

三人目もしくは四人目の所へのパスは、自陣に向かって前に蹴られたボールになります。 その結果、自分たちの守るゴール付近にいる相手選手はゴールに向かって背を向けた 状態でプレーすることになりますので、パスの予測と奪いに行くタイミングさえ 間違えなければボールを奪うことは容易いですし、ボールを奪う際は相手ゴールを 向いた状態でパスカットすることになるので、そのまま攻撃に移ることも可能な上、 場所によってはミドルシュートも狙えます。

 

まとめると、「前プレ」とは

●相手陣内でボールを奪うことではない ●相手陣内からプレッシャーをかける ●常に次のパスを予測する ●体を寄せて雑なパスを出させる ●雑なパスを奪ってそのまま攻撃できる

正に攻守が一体になった戦い方と言えます。

いかがでしょうか?

審判資格を取ること、講習会に参加することのメリット

今回は、チームにおける帯同審判員の確保問題について書きたいと思います。

競技レベル問わず、協会オフィシャルリーグに加盟するには

「審判資格取得者が帯同審判員としてチーム内に2名以上いること」

が条件の一つとなっています。

※1名だけで良いというところもあるかもしれません。

 

どうして審判の有資格者がいないとリーグに加盟できないかというと、

各リーグは自主運営リーグのため、審判を出場チームから出す必要が あるからです。 (自チームの試合前、試合後)

このことから、リーグに新規参入したいと願うが審判員のいないチーム、

昨年まで審判を務めていたスタッフが辞めてしまったチーム、

審判を務めていた先輩が卒業してしまった部活動のチームなど、

多くのチームが12月~5月に審判資格を取得しようとします。

審判の資格を取得するには各都道府県が主催する、

「サッカー/フットサル新規4級審判取得講習会」

というものを受講する必要があります。

 

さて、その審判ライセンスですが、取得を希望する多くの方が リーグ加盟のためだと思われます。 どうして審判の有資格者がいないとリーグに加盟できないかというと、 各リーグは自主運営リーグのため、審判を出場チームから出す必要が あるからです。 (自チームの試合前、試合後)

 

よって、協会オフィシャルリーグに加盟したいチームの多くは

部活動の顧問や先生、ボランティアのお父さんコーチ、 もしくは所属選手の誰かが審判資格を取得するようにしますし、

予算に余裕のあるチームは有資格者を招く、雇う、などの方法をとります。

 

さて、そのような方法でようやくリーグに加盟できたチームですが、

いざリーグが開幕すると審判のジャッジで荒れる試合が多々出てきます。

上位のリーグは連盟から派遣される審判部の方が笛を吹きますので、 それなりに試合をコントロールできていると思いますが、

下のリーグであればあるほどそれは難しくなります。

 

なぜならば、東京都の一番下のリーグ(オープンリーグ)や

U-18・U-15リーグは、第二審判だけでなく主審もチーム出しになるからです。

そして、どうして審判がチーム出しだと試合が荒れてしまうかというと すごく単純な話で、担当審判の実力・経験不足が原因であること、 そして審判を務める本人の「やる気」不足が原因と言えます。

 

下のリーグとはいえ、加盟チームはどこも一所懸命プレーしていますし、

目の前の試合に勝とうと必死です。

その試合をコントロールするのが審判です。 しかし、資格を取ったばかりの審判や、やる気のない審判、 性格的に審判に向いていない人が審判を務めてしまっては、 試合をコントロールすることができないのは当然ではないでしょうか。

 

審判には試合をコントロールしてもらわなければいけませんので、

「ただ資格を持っているだけの人」が審判を務めてしまっては 試合をする2チームが困ってしまいます。

「自信なく務めている人」「実力不足で試合をコントロールできない人」

「ルールを正確に把握できてない人」「毅然とした態度で臨めない人」

「チームに言われて無理矢理やらされている人」「全力で取り組まない人」

などが審判として試合に関わった場合、試合が壊れてしまう恐れがあります。

よって、各チームに帯同する審判スタッフは、チームが自信持って 送り出せる人材でなければいけないと思います。

 

各チームの責任ある立場のみなさんには、審判を務めることによるメリット、

審判を務める(リーグに協力する)ことがどれだけ大事なことか、

審判を務めることで自身がプレーする時にどのように生かせるかなど、

様々な話をして自主的に選手たちが「審判をやりたい!」と思えるような

方向へ導いてあげていただきたいです。

※社会人チームでも同様だと思います。

 

さて、リーグに加盟するチームはそれぞれ、どのような人が

審判を担当されるのでしょうか?

チーム内に「審判業務を専門としたスタッフ」がいることは 稀であり、多くのチームが監督・コーチ・選手との兼任です。

チーム事情によって様々だと思いますが、審判資格を取得して審判を務める選手は、

①「チームの代表者」 ②「チームのキャプテン」 ③「チームの中心人物」

④「責任感あるチーム愛に溢れた人」

⑤「チームから指名されて強制的にやらされる選手」

⑥「先輩に無理矢理やらされる後輩」 ⑦「新入団選手」 などではないでしょうか。

 

上記①~⑦の中で責任持って試合に臨めるのは、①~④までだと思います。

⑤以下は嫌々やることが想像できます。

選手は通常、「そのチームでフットサルをやりたくて入る」のですから、

フットサルをやりたくて選手として入ったにも関わらず、 (監督やコーチや指導することが仕事であり、審判は業務外と思うかも) チームから審判義務を言い渡されると「なんで審判なんかやらなくちゃいけないだよ。」

と大半が思うものです。

確かに、選手は競技をプレーするから選手であって、 審判業務は元々選手としての役割ではありません。

プレーしたくてチームに入ったのに審判をやらされることになったら、

「なんで審判なんかやらなくちゃいけないだよ。」 と思うのも当然ですし、そう思う気持ちもわからなくはありません。

しかし、前述したようにオフィシャルリーグは審判出しが義務ですので、

審判を出せないチームはリーグに加盟することができません。

結果としてやりたいフットサルの真剣勝負(試合)ができなくなってしまいます。

よほどの強豪・有名クラブでない限り審判専任スタッフはいませんので、

リーグに加盟して試合に出場したいのであれば、チーム内で協力し、

審判業務はこなさなくてはいけません。

プロとは言わないまでもそれなりのレベルでオフィシャルリーグを 戦いたいならば、チーム運営(チームへの協力)やリーグ運営(リーグへの協力) など、嫌なこともやらなければいけません。

 

さて、その審判業務も嫌々やっていては辛いだけですし、

嫌だなと思っているものを真剣にやるのは難しいと思います。

そこで、審判業務をすることのメリットをお伝えしたいと思います。

※まずは審判資格を取得しましょう。 方法としては各都道府県のサッカー協会が主催する、

「新規審判資格取得講習会」に参加します。 新規取得講習会ですので、よほどのことがなければ受講者全員が取得できます。

 

ここからが審判業務をすることのメリットです。 審判資格を取得すると、毎年開催される更新講習会へ参加することになります。

この更新講習会がとても素晴らしく、eラーニングよりも遥かに価値があります。

更新講習会=メリットだと私は思っています。

 

審判資格を取得するとルールブックが郵送されます。

しかし、ルールブックは分厚いですし、

多くが箇条書きで難しい言葉で書かれていますので、 全てを把握するのは根気と熱意が必要です。

そこで、審判資格の更新講習会を活用していただきたいです。 更新講習会で得られるものは、

●ルールの正しい解釈を得られる

※何がファウルで、何がファウルではないのか正しく知ることができる

●改正されたルールを把握することができる

※情報弱者にならなくてすむ。 ルール改正後の試合で無駄なファウルや警告を減らせる。

●上級審判員に質問することができる

※疑問に思っていたこと、ルールに関する質問ができるため疑問や悩みが解決する。

 

 

などです。 いかがでしょうか?

やはり嫌々では何事も楽しくできませんし、 自身の活動はもちろんのこと、本当にやりたいことまで難しくしてしまいます。

 

ルールを覚えることは選手としてプレーする上で大変なメリットがあります。 ルールを逆手にとって試合を優位に進めることもできるかもしれません。 試合前のこと、時間、身に着けるものまで全てがルールブックに記されています。 これらを把握しておくことで試合前の準備はもちろんのこと、 リーグに加盟する際にも役立てることができます。

そして、ルールを把握しておくことで、堂々と主張できることもあります。

対戦相手から試合中に色々言われたり、 代表者会議でプレーについてあれこれ言われた際に、 堂々と胸張って正しいルール解釈を伝えることができます。

(「そうではない」ということを自信を持って言えるようになる。)

 

審判資格を取得することのデメリットはなんでしょうか? デメリットがあるとしたら講習会と試合が重なる可能性があること、 そして選手なら更新にかかる費用の捻出かと思われます。

それらについては考える必要があります。

 

長々と書かせていただきましたが、選手のみなさんには ルールの勉強のためにも審判資格を取得してもらいたいと思います。 また、資格を取るだけでなくその都度講習会に参加し、 ルールの正しい解釈を学ぶと共に色々と自分が思ったことを 上級審判の方たちに質問してもらいたいです。

 

私は国際審判や1級・2級の上級審判員の方から多くのことを学びました。

哲学や心構えに始まり、どのように対処するのかなど、本当に多くのことを

得られ感謝しています。

 

審判資格を取得し、ルールブックを基に正しいルール解釈を学ぶこと、

そして上級審判員の方たちと交流することは、

きっと選手としてだけでなく、フットボールに関わる者として 考え方に幅をもたらしてもらえると思います。

 

審判資格を取ること、講習会に参加すること、 そして試合で増え吹くとはどいういうことかを 色々と考えていただけたら幸いです。

 

得点力向上トレーニング~ジュニアユース~

今回のテーマは「ペナルティエリアに入ってからのプレー」です。

フットボールの目的はペナルティエリアに入ること、近づくことではありません。

シュートを打って、決めることです!

 

様々な方法で相手ゴール近くまでボールを運んだとしても、

最後のペナルティからシュートまでの部分でミスがあれば

得点できませんし、シュートを打つ場面を迎えて初めて

ボールを相手ゴールまで運んだ過程が評価されます。

 

どのような方法でボールを前に運んだとしても、最終的に

シュートが打てなくては意味がありません。

ペナルティエリア侵入後にシュートチャンスを逃すことなく、

シュートまで持って行くことに特化したトレーニングを行いました。

 

※特に斬新なことはやっていません。誰もがやったことのある

 

シンプルな練習をいかに効率良く行うか、目的に沿ったものにするか、

選手に何が大事か問いかけ、成果を上げるかが重要です。

 

 

●ウォーミングアップ

・体幹トレーニング

・股関節運動

・肩甲骨運動

・対面でのパス&ゴー

・10mダッシュ

 

●2対1

・ハーフウェーラインよりも相手陣内側でプレー。

・攻める側を決め、ゴールにGKが立つ。

・ハーフウェーラインよりも相手陣内側で、FPが3人横並びになる。

その3人のうち、真ん中の選手に反対側ゴールにいるGKが強くロングスローを出す。

・真ん中の選手はGKからのスローを左右どちらかの選手の足下にパスする。

左右どちらかにパスを出したら即後方に下がり、らDFになる。

・オフェンスはボールが足下に来るまで動かないこと。

・左右どちらかの選手がパスを受けたら攻撃開始。そこから2対1で攻める。

・オフェンスはカウンターを意識しなくてはいけないので、時間をかけず、

パス本数も少なくしシュートまで持って行く。

・重要なのはDFの動きを見ることと、1stタッチのボールコントロール。

(DFが下がったまま2人の間にいるのか、自分に寄せて来るのか、どこにスペース

があるのかを把握する。)

・1stタッチでなるべくシュートが打てる位置までボールを運ぶ。

・DFのポジショニングが悪かったら1人でドリブル勝負し、シュートを打つ。

時間をかけない。

・オフェンスは1人多い状況なので、確実に得点する事が求められる。

お互い、何処にパスが欲しいのか、それとも一人で勝負させるのか

しっかりとフォローの声(指示)を出す。

・DFはまずは自陣側へ「戻る」!

・DFは1人しかいないので、ボールホルダーに寄せ過ぎると裏を使われる。

・基本はワンサイドカットで逆サイドの選手への折り返しのパスを出させ

ないようにする。

そしてじりじりと間合いを詰めて行き、ボール奪う。

・ボールを奪えなくても、ドリブルに並走し、シュートを打たれる際に

足を投げ出してシュートブロックする。

・逆サイドの選手にパスを出されたら、慌ててボールを追いかけない。

逆サイドに振られたからといってボールを追いかけると、更にもう一度

反対側に振られてしまうので、失点する確率を高めてしまう。

そういう場合はまずはGKに任せて、自分は目の前のマークを外さないようにする。

そうすればGKが飛び出して、GKをFPと見立てれば2対1の状況が2対2になり、

守りきれる。

・GKはDFが逆に振られた瞬間に前に出る!決して迷わない。

・GKが出る位置はペナルティエリアのラインギリギリ。

 

●シュート練習

※上記2対1を行った結果、シュートを打てるのに打たない場面が多く、

シュートを打つことができていなかった。

よって、シュートを打つことの重要性を説き、シュート練習をやってもらった。

・上記2対1の時と同じ所に3人並んでもらい、真ん中の選手がスルーパスを出して

左右の選手(パスを受けた側)が2タッチ以内でシュートを打つ。

・1stタッチで極力相手ゴールに近づくこと。

・右足左足、両足でシュートを打てるように努力する。強いシュートでなくて良い。

・シュートはファーサイドネットを狙う。

・シュートが決まらなくても良い。GKが弾いてCKを獲得できるかもしれない。

GKが正面に弾けば他選手がセカンドボールを押し込んだりすることができる。

ようするに、得点に繋がる。

 

●2対1

※再度、2対1を実施。

シュートを打つことの重要性を説き、なおかつシュート練習を行った後の

2対1なので、見違えるほどシュートを打つようになり、実際に得点数が伸びた。

 

●CK

・2チームに分かれて真剣勝負を行う。

・CK前にキッカーと他選手でどのように攻撃するか、

どのように守るか打ち合わせをする。

・攻撃はキッカーが蹴るボールの質、スピード、角度を全員が理解し、

誰が囮になってどこに合わせるかを確認しておく。

・守備はゾーンで守るかマンツーで守るかを確認しておく。

どこにクリアするのかも徹底しておくこと。

 

※CKの練習をして質を高めれば、CKから得点することが可能になってくる。

CKから得点することが出来れば、CKを獲得すること=得点チャンス

であることが実感出来る。

そうなるとCKを獲得しようという気持ちになるので、積極的に

シュートを打つことにも繋がります。

 

<話した内容>

今回、まず最初に選手たちに攻撃と守備どちらが好きか聞きました。

そして、次に以下質問をしてプレーについての考えを聞いてみました。

①攻撃意識を高く持ち、得点を狙いに行くチームと、守りに重きを置いて

失点しないようにプレーするチームどちらが好きか?

②点を取ることは好きか?

③シュートは好きか?

これらの質問をしたところ、潜在的に攻撃・得点・シュートが好き、

ということがわかりました。

しかし、公式戦はもちろんのこと、紅白戦等でもシュートを打てる場面で

打たなかったり、なかなか得点数を伸びないということは何かしたら

原因があることですので、選手たちにはその原因を考えてもらいました。

その結果、好きなはずのシュートを打っていない、という答えが出て来ました。

どうして好きなプレーであるシュートを打たないのかは、

ある程度推測ができます。

①シュートを打つからには自分が決めたい

→シュートが決まる確率が低そうだから打たない

②良いシュートを打たないと入らないと思っている

→体勢が悪いと打たない。

③強いシュートを打たないと入らないと思っている

→シュートコースが空いていても、利き足とは逆足でシュートを打たない。

④得点確率を高めたい

→シュートコースが空いていてもミドルシュートを打たず、

ショートパスやドリブルでよりゴールに近づこうとする。

などでしょうか。

フットボールは得点数を競うスポーツですので、得点するために必要な

プレーであるシュートを打たないというのは、とてももったいないことです。

また、それはフットボールの本質から外れているとも言えます。

試合に勝ちたいならば点を取らなければいけません。

シュートを打たなければ得点は出来ません。

例外として、GKまで引きつけてラストパスを逆サイドに出すことによって、

無人のゴールへ押し込むだけの簡単なプッシュでも得点出来ますし、

GKをドリブルで抜ききればシュートを打たなくても、ドリブルだけで

得点することは可能です。

しかし、そのようなプレーはいくつもの要因(相手DFの状態、

チームメイトとの連携、相手チームとの実力差、圧倒的な技術、

カウンターからの素早い攻撃、など)が重なって可能となりますので、

そちらを選択する方が確率が低いような気がします。

試合でこのような得点方法ばかりを狙って勝率を高めることは難しいです。

フットボールの試合でシュートを打たないチームはないですし、

両チームが全くシュートを打たないままで試合が終わることもありません。

これは国外、国内、サッカー、フットサル、プロ、アマチュア、トップレベル、

グラスルーツ関係なく、全てのフットボールで共通することです。

シュートを打つことで得点の可能性は広がりますし、

シュートを打たずに得点することはほぼ不可能に近いです。

話は戻りますが、やはり点を取りたいならばシュートを打つ、

試合に勝ちたいならばシュートを打つことです。

ゴールに近いところから打たなければ得点できない、

コースを突いた良いシュートでなければ得点できない、

強いシュートでなければ得点できない、

ということは一切ありません。

相手DFに当たってシュートコースが変わり、その結果GKの逆をついて

ゴールに入ることもあります。

DFがブラインドになってGKが反応出来ないがためにシュートが決まる

こともあります。

GKが目測を誤る、GKがトンネルをする、相手DFの手に当たってPKを

獲得することもあります。

(PKは、ほぼ得点になるでしょう。)

GKが弾いてCKを獲得すれば得点チャンスです。

CKが得意なチームであれば尚更得点する確率は高まりますので、

CK狙いでシュートを打ってGKに弾かせることも大事です。

このような得点はシュートを打つからこそ、可能となります。

選手の大半は、当然ながらシュートチャンスでは打とうと思って試合に

臨んでいるはずです。

しかし、試合を観ているとシュートチャンスで必ずシュートを打っている

選手は、全体の3分の1ぐらいではないでしょうか。

試合に勝ちたいならば、シュートを打つべきです。

目の前のDFを完全に抜ききってからシュートを打とう、

自分はキック力がないから、今この場所で打っても決まらない、

シュートコースが狭い、利き足ではないから打てない、

などという理由でシュートチャンスを潰していませんか?

シュートコースがあるかないか、決まる確率が高いか低いか、

シュートを打つのに適した距離かどうか、

そのような悩みを持つ必要はありません。

フットボールの世界で沢山シュートを決めている選手は、

ボールを持っている時にあれこれ考えるようなことはしません。

考えるのはボールが来る前に行うべきことで、ボールを持った時には

即実行しなければいけません。

ボールを持った時には行動に移しているので、観客の誰もが

「意外」だとか、「思い切りが良い」という表現を使いますが、

その選手にしてみれば意外でもなんでもないと思います。

ただ単純に「打ちたいから打った」だと思います。

前述した悩みはシュート本数が少なくて、得点数も少ない選手が

持つ悩みだと思います。

悩むからこそシュートは打てない(打たない)し、

点も取れないのではないでしょうか。

シュートを打って得点出来た、防がれた、外れた、というのは

結果でしかありません。

得点したか、しなかったか、その結果が出る前からシュートを打つ

ことに対して、あれこれ悩む必要はありません。

ハーフウェーラインを越えようが越えまいが、ペナルティエリアの

中だろうが外だろうが、自陣にいるから、というようなことは

一切関係ありません。

ボールを持ったら「まずは得点すること」を考えるべきだと思います。

もちろん、「得点すること」=「シュート」ではありません。

得点することを考えるからこそ、ボールを相手ゴールに近づけるための

パスやドリブルという選択肢も必要です。

しかし、シュートを打たなくては得点出来ないことは事実です。

いつシュートを打つか、それが一番重要です。

とにかく打ちましょう。

試合でシュートを打つ、点を取る、試合に勝つ、

そのためのシュート練習です。

どのようにすれば有利になるのかを考えよう

2016年6月30日(水)に行った小学校のジュニアトレーニングになります。

 

【小学1~3年生】

●ウォーミングアップ

・コートを右回り左回り2周ずつ軽くランニング

・動的ストレッチ

・自由にコート内をドリブル

 

●ボールコントロール(1)

・マーカーを3m幅で置いて、

マーカーからマーカーまで

右足の親指を使ってドリブル。  

マーカーまで辿り着いたら

左回りでマーカーを回って、

元いた位置まで戻って来る。  

※右足の親指を使うので、左回り。  

(左足の親指ドリブルも行う。

その場合、右回りでマーカーを回る。)

 

●ボールコントロール(2)

・マーカーを3m幅で置いて、

マーカーからマーカーまで

右足の小指を使ってドリブル。  

マーカーまで辿り着いたら

右回りでマーカーを回って、

元いた位置まで戻って来る。  

※右足の小指を使うので、右回り。  

(左足の小指ドリブルも行う。

その場合、左回りでマーカーを回る。)

 

●ボールコントロール(3)

・マーカーを3m幅で置いて、

マーカーの間を8の字を

描くようにドリブルする。  

右足の親指で左側にドリブルし、

マーカーに辿り着いたら

右足の小指を使って  

マーカーを右回りで回る。

マーカーを回ったら

そのまま右足の小指で右側に  

向かってドリブルして元いた位置に戻る。  

(左足でのドリブルも行う。

その場合、回り方は逆回りになります。)

 

●ボールコントロール(4)~キック~

・3m離れた所に大きな

マーカーコーンを置き、

インサイドキックで  

マーカーに向かってボールを蹴って、

ボールをマーカーに当てる。  

3回連続でマーカーに当てられたら、

距離を5mに伸ばして同様にプレーする。  

更に3回連続でマーカーに当てられたら、

距離を10mに伸ばす。  

※2回目、3回目のキックを外したら

回数をゼロに戻し、連続3回当たるまで  

何度でも挑戦する。

 

●1対1のライン突破~チャンピオン決定戦~

・縦10m、横6mの長方形グリッドの

中で1対1を行う。  

お互い縦幅で分かれ、相手選手の

後方にあるラインをドリブルで  

突破することができたら勝ち。

・長方形グリッドを4つ作り、

4つのコートで同時に1対1を始める。  

勝った選手は一つ上の位のコートに移り、

負けた選手は一つ下の位のコートに移る。

4つあるコートのうち、

一番位の高いコートを

チャンピオンコートとし、  

10分後にチャンピオンコートに

残っていた二人のうち、

最後のゲームで 勝った選手が

チャンピオン。

 

●ゲーム

※ここまでが小学1~3年生のトレーニングです。

 

【小学4~6年生】

●ウォーミングアップ

・コートを右回り左回り2周ずつ

軽くランニング

・動的ストレッチ

・自由にコート内をドリブル

 

●ボールタッチ

・両足の足裏で交互にボールをタッチ。  

20回×3セット

 

●ボールを使った鬼ゴッコ

・ボールを人数の半数だけ用意し、

ボールを持っている選手3、

持っていない選手3、  

鬼1人に分かれる。  

鬼はボールを持っていない人にだけ

タッチできる。  

タッチされたら鬼を交代する。  

ボールを持っていない人は

鬼にタッチされてしまうので、  

ボールを持っている人にパスを

要求してボールを手に入れること。  

ボールを持っている人は

周りを見ながらドリブルし、  

鬼にタッチされそうな人に

パスを出してあげる。  

※周りを見る、しゃべる、

パスを要求する、助ける声、

動きながらのトラップが大事。

 

●2対1

・コート半面を使用しての2対1。  

ハーフウェーライン後方10mの

位置で左右両サイドのタッチラインに  

オフェンスの2人が分かれて待機。  

ディフェンスはゴールポスト脇に

ボールを持って待機。  

ディフェンスがオフェンス2人のうち

どちらか一方にパスを出して  

2対1を開始する。

 

●2対2+GK

・縦15m、横10mの長方形グリッドで

2対2を行う。  

 

●フットバレー

・フットバレーを1対1で行う。

11点勝負。  

1バウンドまでさせてもOK。

地面に着かなければリフティングは可。

 

●ゲーム

 

<話した内容>

ボール奪取後のカウンターで

オフェンス2人、デェフェンス1人の場合、

有利なのはどちらなのか、

そしてなぜ有利なのかを考える。

それを考えられれば、

相手ディフェンスにとって

どのようなプレーが

嫌がられるのかがわかるし、

目的を見失うこともありません。

一番大損なのは、攻撃する前に

ボールを奪われること。

ようするに、相手が怖がるような

プレーをすることなく、

ただ味方がいるからという理由で

漠然と横パスを出して、

それをカットされることが

一番良くない。

ディフェンスが遠くにいるなら

何が有効なのか、 ディフェンスが

シュートコースを消していないなら

どうするのか、 どの位置から打てば

シュートが決まりやすいのか、

味方がいることで何が有利になるのか、

相手ディフェンスが迷うプレー、

困るのはどのようなプレーなのか考える。

ディフェンスは、オフェンスに対して

どのぐらいの距離まで近づくのか、

2人に対してどのような

ポジションを取るのか、

どの位置まで下がったら

シュートを打たれてしまうのかを考える。

一番やってはいけないことは失点すること。

その次はシュートを打たれること。

では、その次は?

というように優先順位を考えて

プレーすると 「守る」

というプレーも楽しくなります。

 

ジュニアトレーニング(20160627)~K小学校~

2016年6月27日(月)に行った小学校のジュニアトレーニングになります。

 

●ウォーミングアップ ・コートを右回り左回り2周ずつ軽くランニング ・動的ストレッチ ・自由にコート内をドリブル

 

●ボールコントロール

・足裏ボールタッチ20回×3セット

・足裏→インサイドのドリブル

 

●ターン(切り返し)練習

・2人1組でボールを1個持ち、

お互いが向き合った状態で1m離れる。

プレーヤーは足を大きく開いて待機。

サーバーは足裏でボールを持つ。

サーバーが足裏でプレーヤーの股の間を

通すように 軽くボールを転がし、

プレーヤーはボールが股の間を通ったら

反転して追いかけ、ボールを

足裏で止めてターンする。

ターンしたらすかさずインサイドキックで

サーバーにボールを返す。

サーバーにパスを出したら

スタートと同じ位置まで走り、

股を開いてサーバーから

1m離れた所で待機。

サーバーはプレーヤーが

戻って来て股を開いたら

すぐにボールをキックして股の間を通す。

これの繰り返し。

5回×3セット

 

●1対1+GK

・2人1組を作り、それぞれFPとGKを担当する。

1対1を制して、なおかつシュートを決めたら勝ち。

勝ったチームはそのまま連続でプレーする。

負けるまでプレーし続けられる。

FPとGKは毎回交代する。

 

●2対1+GK

・2人1組を作り、チームAが

オフェンス2人を務め、

チームBがFPとGKを担当する。

2対1を制して、なおかつ

シュートを決めたら勝ち。

勝ったチームはそのまま連続でプレーする。

負けるまでプレーし続けられる。

ディフェンス側のFPとGKは毎回交代する。

 

●3対3+GK ・通常のゲーム

以上です。