全日本ユース(U-15)東京都大会レポート
09,9/27(日)に行われた全日本ユース(U-15)東京都大会1次ラウンドのレポートです。
☆出場メンバー:露、盛、西、晃、泰、河、歩、井、住、原
【第1試合:FOOTBOZE FUTSAL ○3-1(河野、齊藤、原野)】
FOOTBOZEとはユースチームが何度も対戦していて、
ジュニアユースも8月のリーグ戦で2-2で引き分ける試合をし、
お互いが戦い方を知っている難しい試合でした。
前半開始早々にFOOTBOZEが自陣で大きく蹴り出したクリアボールが
府中陣内まで飛んだのですが、そのボールの処理を晃とGKの露がコミュニケーション不足から
もたついてしまい、後ろから来たFOOTBOZEの選手に無人のゴールに
シュートを決められてしまうもったいない失点をしてしまいました。
でもその失点で目が覚めたのか、激しいプレーを出せるようになり、
失点してすぐに3年生の河がゴール右上に素晴らしいトゥーシュートを決め、
同点に追いつきました。
河は中2だった昨年から高校生の試合に出場しており、誰よりも経験・実力があるので頼りになります。
その後キックインからのサインプレーで歩が得点し、ついに逆転します。
前半は2-1。
前半に逆転した事で本来のプレーが出来るようになり、前からのプレスが聞き始め、
FOOTBOZEは次第に押し込めなくなって来ました。
地力に勝る府中が追加点(原)を決め、3-1で決着です。
【第2試合:FC千住 ○1-0(原野)】
対戦相手のFC千住はフットサルに慣れていないのか、ロングボールを多用するチームでした。
GKがセンターラインをノーバウンドで越える事が出来ないので、
U-15年代のフットサルはゴール前の攻防を個人のテクニックで打開するという
非常に見ごたえのある試合が多いのですが、
ロングボールを蹴られた事により頭上を越えるボールばかりになってしまい、
テクニックよりも身体能力で勝る相手ペースで試合が進みました。
それでも府中は体が小さいながらもチームの約束事でもある
・縦切り、内切りの使い分け
・サンド
・キックインのサインプレー
・FIXOのディフェンス
を徹底し、なんとか身体能力が高い相手に対して失点を許しません。
時折、原や盛の個人技からチャンスを作りますが、
左足で打つところを利き足の右で打ってしまい枠を外したり、
セグンドへのフォローが間に合わなかったりでなかなか得点出来ません。
得点出来たのは前半終了間際でゴール前の混戦を原が押し込んだ物でした。
後半も相手ペースのままでしたが、体を張って守る事が出来たおかげで
なんとか完封勝ち出来ました。
【第3試合:BALOMPIE △2-2(齊藤、原野)】
予選最後の相手は一番体が大きく、完全にサッカークラブチームでした。
ある程度雑なパスもリーチの長さをいかして追いついてしまったり、
球際を大きな体で勝ててしまうので、「フットサルの緻密さ」ではなく、
サッカーの激しいプレーが売りのチームという印象でした。
やはりサッカーチームらしくロングボールを多用し、体の大きなPIVO(FW?)が
体を張ってセカンドボールを拾う。
サイドラインからのドリブル突破からのシュート。
これらがメインでした。
体格、個人技、スピード、全ての面で上回る相手との1対1で守り切るには、
・トラップした瞬間に寄せる
・腰を落とし、足を細かく動かして相手の動きに対応する
・ドリブルされたら体を当てて、楽にプレーさせない
・シュートを打つ瞬間に体を投げ出す
↑上記内容が出来て初めて、格下が格上に勝てると思います。
ですが、それが出来ないために全く同じミスから失点します。
右利きの選手に自分たちから見て左サイドをライン際にドリブルされ、
シュートを打たせて失点・・・
ドリブルされている時に体を当てられれば強いシュートやコースを狙った
良いシュートを打たれる事はありません。
2失点とも、全く同じシチュエーションでした。
残り時間20秒をきっている状況での1対1ドリブル突破→シュート
を許してしまうのは非常にもったいないです。
スコアは2-2の引き分け。
勝ったと思った試合を終了間際の失点で引き分けてしまったのは痛かったですが、
育成という側面から見たら最高の試合でした。
対戦相手の感謝です。
決勝ラウンドは10/11(日)にとしまえんで行われます。
今の自分たちに何が足りないのか、自覚して練習に励めば優勝に手が届くと思っています。
頑張ってもらいたいです。