06,2/12 ヨココムフットサルクリニック・レポート
スクールマスターとして指導させていただいている、
ヨココムフットサルクリニックで行った練習メニューです。
06,2/12開催分をレポート形式でお伝え致します。
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☆アップ
=全員でボールを使った鬼ごっこ。
誰でもやった事のある鬼ごっこを「フットサルクリニック」
という事でボールを使って行いました。
鬼ごっこをアップで行なう事によって、前後左右に走ったり
ダッシュ&ストップといったフットサルに必要な動きを
楽しみながらやれ、なおかつすぐに体が暖まります。
☆ストレッチ
=15分近くゆっくり真剣に行なう。手を抜かない。
伸びている部分を意識しながら行なうとより効果がある。
痛く気持ち良いところで止めておく。無理はしない事。
☆自宅で出来るボールコントロールのトレーニング
=リフティング!!が一番良いトレーニング方法
=腿、足の甲、頭でボールの中心をとらえる。
=ボールが回転しないように!!
=ボールが回転すると、ボールの中心を蹴れていない事に
なるので、トラップやシュート、ドリブル技術に
影響が出る。逆に無回転のボールを蹴れるという事は
ボールをちゃんとコントロール出来るという事でもあるので
スムーズに上達して行く事が出来る。
☆走りながらのパス交換
=走りながら(動いた状態)でも狙った所へ性格にパスを
出せるようにする。
=受け手はボール保持者に自分がパスを出して欲しい足
(もしくは場所、足元なのか前へ走らせるパスが良いのか)
をジェスチャーで指示を出す。
=パスをもらう時(味方からパスをもらいたいなら)は
必ず大きな声でパスを【要求】する。
=パスを出す時は味方を見て、パスを出す。
=思いやりのあるパスを出す。味方の走る(動く)スピード
を考えて、最善のパスを出す。
☆走りながらのパス交換:応用
=ゴール前に来たらシュートを打つ。
=パスを交換してゴールに近づいて来たら、自分と味方
どちらがシュートを打つのが良いのかを瞬時に判断する。
=味方がシュートを打つのに最適なポジションにいるのならば
その人に【シュートを打て】と指示を出す。
=シュートは闇雲に強く打ってもゴレイロがいるから
得点に繋がらない。
それよりもゴレイロの立っている位置を確認して
ゴレイロの逆、もしくは左右のスミ目掛けて
インサイドキックでパスを出すようにシュートを打った
方が得点出来る確率が高い。
☆声出しの練習
=3人1組を作る。1人はパス出し。1人はパスの出し手と
向かい合って、パスの受け手になる。
もう1人はディフェンス役で、パスの受け手から3mぐらい
下がった位置につく。
パスの出し手は味方の後ろにいるディフェンスの位置を確認する。
味方と距離が離れていれば味方はトラップ後に振り向けるの で、パスの出し手はパスを出した後、味方に【ターン】と
指示(声)を出して、味方に振り向ける!という事を
しっかりと伝える。
逆にディフェンスが味方のすぐ後ろについていれば、
当然味方はトラップした後振り向けないし、
無理に何かプレーをしようとするとボールを
奪われてしまうので、パスの出し手はまずは【キープ】と
指示を出す。
そうする事で味方は体を張ってボールをキープする事が
出来る。そしてその後は【ダウン】もしくは【リターン】
【パスを出せ】【戻せ】など、何でも良いので
自分が再度ボールをもらうようにする。
☆声出しの練習:応用(シュート練習)
=自陣からペナルティエリア近くの味方にパスを出す。
パスを受ける味方の近くに敵がいなければ、【ターン】と
指示を出して、振り向いてシュートが打てる事を味方に
伝える。パスをもらった味方は【ターン】=振り向け!
という指示があれば振り向いてゴールを確認した後、
シュートを打って得点を狙う。
=もしパスを出した味方の近くに敵がいれば、振り向けない
ので、まずは味方に【キープ】と指示を出して、味方に
体を張ってボールをキープさせる。
そして味方にボールをキープさせた後に、パスの出し手が
走ってきて、味方にパスを【要求】してシュートを打つ。
☆試合を想定しての講義
○オフェンスについて
=フットサルの試合中の基本となるポジショニングの説明。
=多くのチームで見られがちな、前2人・後2人にならない。
この形(BOX)だと自陣側の選手のパスコースは横と縦
2つしか無いので、簡単にパスコースが消されて
攻められなくなってしまう。
=最適なのは、後ろに3人・前1人となる変形した菱形。
=菱形になると一番後ろの人がボールを保持している場合、
パスコースが左右2つある事になる。
ようするにプレスをかけられても逃げ場があるので、
後2人よりも、後3人の方が断然攻めやすいし、
パスを繋げやすい。
=BOXだと前に2人いる事になるから、相手陣地側の左右に
スペースが無くなってしまう。
スペースが無いから裏に走ってパスをもらう動きが
出来ないという事でもある。
=菱形だと前には1人しかいないから、相手陣地側の左右に
スペースが生まれる。
そのスペースを活かして後にいる左右2人のどちらかが
裏に走る動きをすれば得点チャンスを作る事が出来る。
=また、BOXだと味方同士(4人)の距離がお互いに遠いため
連携して攻める事が難しい。
でも菱形ならばPIVOと左右の選手の距離が短いので
簡単にワンツーパス(壁パス)を狙える。
○ディフェンスについて
=BOXだとライン際に立っているので、全体が見渡せず、
視野が狭くなってしまい指示が出しにくい。
菱形なら一番後ろの選手が全体を見る事が出来るので、
味方に指示が出せるようになる。
=味方に守り方の指示を出すのは絶対に一番後ろの選手。
前の選手は背中に目が無いので、後ろの相手選手の
ポジショニングがわからない。だから指示を出せない。
一番後ろの選手は味方も敵も全員のポジションがわかるので
的確に指示が出せる!!
=無謀にも一人で勝手に前に詰めてボールを奪おうとしない。
一人だけ勝手にボールを奪いに行っても、左右の選手が
連携して奪いに行かない限りボール奪取は難しいので、
無駄な動きになってしまう。無駄な体力消耗につながるので
勝手にボールを奪いに行かない。
必ず後の選手の指示を聞く。
=基本的には守り方はマンツーマン。誰をマークするのか
決めたらずっとついて行く。
ただし、後の選手の指示でマークを受け渡す場合は
マークを受け渡す事を心がける。
後の指示は絶対。前の選手が勝手にマークを受け渡す事は
しない!!