06,2/19(日) 練習レポート:ビギナー講習オフェンス編
06,2/19(日)は久しぶりのビギナー講習会でした。
今回は【試合中にコミュニケーションと取るためのトレーニング】・
【試合中に声を出す・味方の名前を呼ぶ】という事に
重点を置いて練習して行きました。
その講習会で行なった練習をお伝えいたします。
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☆アップ
=グリッドを作ってその中に全員(10名)入って、試合中の競り合いを
イメージして近くの人と2人で、腰を落として肩をぶつけ合って
体勢を崩さないようにふんばる。
=同じように、今度は空中での競り合いをイメージして、近くの人と
2人でジャンプしてお互いの肩をぶつけ合う。
もちろん体勢を崩さない事が重要。
☆ストレッチ(15分)
=寒いのでしっかりゆっくり行なう。
☆コミュニケーションを取れるようにするトレーニング
=試合中は何をするにも味方とコミュニケーションが取れる事が大前提。
=自分のやりたい事、味方のやりたい事の意思の疎通は声(指示)を
出す事から始まる。
という事から、まずは声を出す!味方の名前を呼ぶ!事が出来るように
トレーニングを行なっていく。
=6人(5~7人)1組を作ってまずはお互いのニックネームを覚える。
日本独特の「さん付け」は必要無し。試合中にさん付けで呼ぶ余裕は
無いので、そのために試合中簡単に呼べるように、ニックネームを
覚える。ニックネームで呼ぶのは簡単に試合中に名前を呼べるという
だけでなく、お互い親近感を覚えフランクな関係にもなれるという
メリットもあります。
=お互いニックネームを覚えたらグリッド内に6人(5~7人)入る。
そして6人でボールを1個使って手でパスを回します。
その時の条件として、【パスを出す人の名前を呼んでパス】します。
↓
=応用:1
声を出す事によって「あなたにパスを出しますよ」という事が伝えられる
ようになって、実際スムーズにパス交換が出来るようになったら、次は
【アイコンタクト】のみでパス交換を行なえるようにする。
今度は声を出さないので、目と目があったらその人にパスを出す事。
ボールを持っていない他のメンバーはいつ味方からパスが来るか
わからないので、ボール保持者の目を常に見る事が大事。
↓
=応用:2
6人1組でパスを回すチームに、他チームが2人だけディフェンス役
としてグリッド内に入る。
そして外の6人はその場から動かずに、パスを出す相手の名前を呼んで
パスを出す。ディフェンスの2人はそのパスをカットする!!
↓
=応用:3
今度はオフェンス側の6人が動きながらパス交換をして行く。
もちろんパスを出す時は、パスを出したい相手の名前を呼んで
パスを出す事!ディフェンス役は今回も2人で、動いてパスカットを
狙う。
☆家の中でも1人で出来る個人能力向上のための基礎練習
=インサイド、足の裏など様々な足の部位を使っての基礎練習
=バリエーションは5~10種類。
=左右の変化を付けたり、ステップを加える事でより難しく
負荷をかける事で更に技術向上する事が出来る。
=継続して行なう事が大事。
☆2人1組でのパス&トラップ
=パスを出す時はインサイドキックで、正しいフォームで行なう。
=向かい合ってのパス交換は試合中、ほとんど行なわれないので
2人での対面パスはレベルアップするための練習にならない!
そのためパス&トラップの技術向上を目指すなら、必ず攻めている
ゴールを意識して行なう事!そうすれば実際の試合と同じような
プレーになるため効果が上がる。
↓
=応用:1
味方にパスを出す際に、自分の中で味方のマークについている敵の
ポジショニングが何処なのかイメージする。
そして、敵が味方に近ければ敵から遠い方の足へパスを出す。
敵が味方の近くにいないのであれば、なるべく早く攻めているゴールへ
ボールを運んだ方が得点に繋がるし、それが可能になるので、
敵が近くにいないならばパスは味方の前足に出してあげる。
パスの受け手は前足でトラップする際、攻めているゴールへ早くボールを
運ぶためにトラップがそのままドリブルになるように
インサイドで前にボールを押し出すようなトラップをする!!
☆目の前の敵を無効にするパス
=目の前に敵が立っていたら、その敵の後ろにいる味方には
パスが通らないのでパスを出す事が出来ない。
そのような時には足の裏でボールを1個分だけずらして、
ワンステップでパスを出せば敵の後ろにいる味方にパスが通る。
ポイントはボールを1個分だけ!ずらす事。
2個3個分ドリブルするようにずらすと時間がかかるので、
ディフェンスは対応出来てしまう。何処にずらしても
目の前に敵が来てしまうのでパスが出せないままになってしまう。
でも、1個分だけずらした瞬間にワンステップでパスを出せば、
一瞬の出来事なのでディフェンスは対応出来ない。
☆フットサルの基本的な攻めの形についての講義
=多くのビギナー選手に見られるのは、試合中に自分を含めチーム全体の
ポジショニングが悪いのに、早く攻めようとして簡単に縦パスを出して
しまい、攻め急ぐ傾向にあります。
その場合、大抵は前2人後2人のBOXのような形である事が多いです。
BOXの形になると上級者ならばいろいろと攻め方にバリエーションが
ありますが、ビギナー(フットサルを始めたばかり、経験1年前後)の
選手だけのチームの場合は非常に攻めにくい形であると言えます。
BOXだと攻めにくいというのは、パスコースの数が少ないからです。
ディフェンスにパスコースを限定されてしまうと逃げ場が無くなって
しまうのがBOXの形なんです。
では、どういう方法を取るのが最適かというと、後3人・前1人の
変則な菱形を作る事が好ましいです。
後に3人いる事によって真ん中でボールを保持した場合、パスコースは
左右に2つ出来ます。更に前にいる1人が左右に動く事によって
パスコースは更に増えます。
また、菱形を作る事によって左右の選手の前方にはスペースが
出来るので、簡単に裏を取る事が出来たり、サイドで1対1を
しかけたり、また前にいる味方とワンツー(壁パス)で崩す事も
出来る様になります。
このように、フットサルでは後3人・前1人の変則的な菱形で
攻める事が理想とされています。
☆変則的な菱形を意識してのパス回し:1
=3人1組を作って左右と真ん中の3箇所に分かれる。
そして左右のALAと真ん中のFIXOでパス交換をする。
ポイントは真ん中の選手は素早く左右にパスを散らす事。
変なカッコつけるようなプレーなどをしないで、簡単に速く左右に
パスを出す事が大事!!
☆変則的な菱形を意識してのパス回し:2
=左右でパスをもらう際に、自分の前にいる敵との距離を考える。
敵が近くにいるならば裏を取るようなフェイクをかけて、
敵との距離を離す必要がある、
=パスの出し手は必ず敵から遠い方の足にパスを出してあげる。