ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

07,7/7(土)超初心者~ビギナー講習会・レポート

7/7(土)に超初心者~ビギナー講習会を

【個人技を伸ばす!ボールコントロール技術を身に付けよう】という

テーマのもと、開催致しました。

トレーニングメニューをお伝え致します。

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☆アップ

・ボールを手で持ち、手で落としたボールを軽くインステップで蹴り上げ、

 手でキャッチ。それを繰り返しながら歩く。

 ボールを真芯で捉える練習をしながら体を温める。

 左右両足使えるように。

・慣れてきたらリフティングしながら歩く。

・爪先で回転をかけるように足下で続けるリフティングはシュートやパスの

 技術に活かせないので、まずはボールの真芯を捕らえられるように

 インステップで無回転のボールを蹴るリフティングを出来るようにする。

・2人1組でワンツーパスをするようにインサイドキックでのパス交換をしながらジョグ。

 必ずパスは相手の後ろ足に出す。

 後ろ足の足裏でトラップしたら一度前方に足裏で転がしてから相手にパス。

・2人1組でボール1個。ボールを持っていない側(A)が後ろに

 ジョグで下がり、そこにもう一人(B)がパスを出す。

 Aは後ろに下がりながらインサイドでボールをその場に置くようにトラップする。

 その場にボールを置いたら再度後ろ向きでジョグ。

 BはAが置いたボールに対して走り寄り、再度Aに軽くパスを出す。

 BからのパスをAはインサイドでその場に置くようにトラップ・・・

 これをサイドラインからサイドラインまで繰り返す。

 足裏でトラップするバージョンも行う。

☆ストレッチ

☆インサイドキックのボールコントロール(1)

・2人1組で2mぐらいの距離を保つ。

 1人がボールを手で持って軽く左右にボールを転がしてあげて、

 もう1人がサイドステップしながらノートラップでインサイドキック。

 動きながらでも確実にパスが出せるようになるためのトレーニングなので、

 手で左右に転がす際のボールはゆっくりとしたボールにする。

 早く左右に転がしてしまうと早すぎて動きながらのノートラップパスは

 難しくなってしまう。

☆インサイドキックのボールコントロール(2)

・2人1組で2mぐらいの距離を保つ。

 1人がボールを手で持って対面のもう1人の右足に軽く転がす。

 受け手は右足の足裏でトラップしたらそのまま足をボールから離さずに

 左側に一回ボールを転がす。

 左側にボールを転がしたら左足で対面のパートナーにインサイドキック。

・左足の場合は右側に転がして、右足でインサイドキック。

☆トラップ→ドリブルへのボールコントロール

・足でドリブル→パス、そしてトラップ→ドリブルという次のプレーのための

 ボールコントロール練習。

・2人がコートのサイドラインと中央ぐらいの距離に広がる。

 コート中央の選手(A)はボールを持たない。

 サイドラインの(B)がボールを保持する。

 ボールを持っていない側(A)が後ろにジョグで下がり、

 そこにもう一人(B)がドリブルで近寄りながらパスを出す。

 Bがパスを出すタイミングはAがサイドラインに着く前、

 後ろに下がりながらトラップをするようなタイミングでパスを出す。

 Aは後ろに下がりながら足裏でトラップし、トラップと同時に足裏でボールを

 前方に軽く転がす。そしてそのままBを追いかけるようにドリブル。

 Bは後ろ向きにサイドラインまでジョグ。

 Aはドリブルし、Bにパス。この繰り返し。

☆トラップで敵をかわすためのボールコントロール

・BOXの形で後ろ2人、前2人の位置関係になる。

 後ろの2人に対して相手ディフェンスが前からプレスをかけて来た

 イメージで行う。

・逆サイドのALAから横パスをもらう際、足下でボールを止めてしまうと

 プレスをかけて来ているディフェンスに詰め寄られて

 ボールを奪われてしまう危険がある。

 だからトラップは足下で止めない!

 横パスを受けたら足裏(指の付け根あたり)でボールを押し出すように

 真横にトラップする。

 そうすればディフェンスから逃げるような形になり、トラップで

 ディフェンスをかわす事が出来る。

・右ALAと左ALAで横パス→逃げるトラップ→横パス→逃げるトラップの

 繰り返し。

 当然BOXなので、パスを出したら前に走る。

 前にいる選手は後ろに下りてきて再度同じプレーを行う。

☆トラップで敵をかわすためのボールコントロールから攻撃まで

・上記プレーからPIVO当てを行い、パスを出した選手がPIVOと

 ワンツーパスからのシュートを行う。

<左ALAの場合>

・右ALAから横パスを受けてコート中央へ足裏で逃げるトラップをする。

 トラップは右足(ディフェンスから遠い方の足で行う。)

 トラップでディフェンスをかわしたらコート中央まで行き、

 顔を上げてPIVOの位置を確認したらPIVOへパス。

 そのままPIVOに向かって走っていき、PIVOからの落としをもらって

 シュートを決める。

・右ALAの場合は左足でトラップ

☆敵から逃げるためのトラップボールコントロール

・味方からパスをもらった際にディフェンスが詰めてくるという場面が

 よくあります。

 そのまま足裏でキープするだけだとその場から動けなくなってしまうので、

 足裏でボールをディフェンスとは逆側に弾くように転がします。

 そうするとディフェンスと距離が開くのでプレーがしやすくなります。

<左ALAの場合>

・右ALAからパスを受ける際、必ず右足(敵から遠い方の足)でトラップ。 

 トラップは足下で止めるのではなく、足裏でディフェンスとは逆側へ

 弾くように足裏で転がす。

 使う部分は指の付け根辺り。

・ディフェンスと距離が開いた瞬間に前を向いても良いし、横パスを出して

 自分が上がっても良い。

・右ALAの場合は左足でトラップ。

☆敵から逃げるためのトラップボールコントロールからの攻撃

・上記プレーをして、トラップでディフェンスとは逆側に逃げた瞬間に

 再度ディフェンスが詰めて来る事があります。

 もし詰めて来られたらそのディフェンスの裏にあるギャップ(スペース)を

 使って、逆ALAとワンツーパスを行う。

<左ALAの場合>

・右ALAからの横パスを足裏でディフェンスとは逆側へ弾くように足裏で転がして逃げる。

 逃げた後、ディフェンスが寄せて来るので、そのタイミングで右ALAが

 左ALAに寄って来る。

 左ALAは足裏で軽く、右ALA落としてあげる。右ALAに落としたら

 ディフェンスの裏へ走る。

 右ALAは左ALAからの落としをスペースへ向かってスルーパスを出す。

 

☆敵から逃げるためのトラップボールコントロールからの攻撃(応用)

・パスが敵から遠い方の足へ来ない事も多い。

 その場合は想定して、敵から近い足でのプレーも行う。

<左ALAの場合>

・左ALAが右ALAからのパスをもらうためにコート中央を向いた場合、

 ディフェンスは自分の左側へ来る事が多いので、敵から近い足とは

 左足の事を指す。

 左足の足裏でトラップしたらそのまま足をボールから離さずに

 右側に足裏でボールを転がす。

 そうする事によってディフェンスから逃げる事が出来る。

・右ALAは右足でプレーする。

以上がトレーニング内容になります。

当日は初心者講習会だったのですが、予想以上に参加者の技術が高く

ボールコントロールの基礎だけでなくより実戦で活かせるボールコントロール

のトレーニングも行いました。

少し応用的な内容が多いですが、自主トレやチーム練習の参考にしていただけたら

嬉しいです。