09.4/6(月) ナイタークリニックレポート【テーマ:マンツーマンDF】
09,4/6(月)に開催したナイタークリニック、
【テーマ:マンツーマンDFとその姿勢、そしてステップ】のトレーニング内容を公開致します。
☆フットサルのディフェンスで基本となるのがマンツーマンディフェンスです。
逆にサッカーでは最近はゾーンディフェンスが主流となっています。
私もそうでしたが、サッカーからフットサルに転向された選手が
苦労する点の一つとして、この守り方の違いがあげられます。
前からボールを奪いに行く場合、ハーフコートで守る場合問わず
基本はマンツーマンで一人一人がマークにつく選手を決めて守ります。
頻繁にポジションチェンジを繰り返して相手ディフェンスを崩して
攻めてくるチームに対して、ゾーンを組んで守ってしまうと
マークの受け渡しが間に合わなかったりマークが重なって混乱して
しまう事がよくあります。
また、【ボールウォッチャー】になりがちな選手がチームにいた場合、
その選手が裏を取られてピンチになってしまいます。
今回はどうしたら「ボールウォッチャーにならずにマークを外さないで
守る事が出来るか」という事を中心に、裏を取られないための姿勢、
相手選手の動きに対応するための細かいステップ、
マークの受け渡し方法をトレーニングしました。
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☆DFの姿勢を知る
・サイドラインを設定し、今いるポジションが右サイドなのか左サイドなのかを固定しておく。
・DFは常にボールホルダーとマークする相手の両方を見ていなければいけない。
そのため、体の向きは広角となる。
コートを縦に割って、右側にいる選手をマークしている場合は左足を前にして、
右足を右斜め後方に向ける。
そして腰を落とし、膝を曲げて、力を抜いて自然な姿勢を取る。
この体の向きになることで、ボールとマークする選手両方が視野に入る。
・右足の爪先がライン際に沿って、後方を向いていれば、
相手選手が裏に走ってもスムーズに走っていける。
※左サイドの選手をマークする場合は右足が前。
☆マンツーマンDF練習
・パス出し、オフェンス、DF役に分かれる。
・パス出しは手でボールを持ち、オフェンス役はライン際に立つ。
・DF役は前述した姿勢を取り、ボールとマークする選手両方を見る。
・オフェンスはライン際を前後に動き、DFを振り切ってパスをもらう。
DFは常に手が届く距離に立ち、オフェンスについて行く。
パス出しは自分のタイミングでも良いし、オフェンスの指示でも良いので、
手でボールを投げてパスを出す。
オフェンスにパスが通ればオフェンスの勝ち。
DFがパスをカットすればDFの勝ち。
※オフェンスはDFを振り切らなければいけないので、DFの死角となる
DFの背中越し(裏)に入ろうとする動きが必要。
DFがボールに目を奪われて、ついて来なければそのままパスを要求する。
DFがついて来たら、逆に後ろに戻ってパス出し役に近づいてパスをもらう。
DFは裏を取られたらピンチになるので、絶対に裏を取られないように、
常にマークする選手を自分の前に置く。
☆3対3のマンツーマンディフェンス練習(1)
・オフェンス3人とディフェンス3人に分かれる。
・オフェンスの3人は平行に横並びになる。
・ボールを手で持って、手でパス交換しながら軽くジョギングするようにただ直進するだけ。
・ディフェンス3人はマークする相手を決めて、平行に横並びになる。
マークする選手の正面に立つ。
目の前の選手の正面に立ったまま、ずっと同じ選手について行く。
・人の数だけを考えれば3対3になるが、実際は目の前の選手をマンマークするので、
1対1が3箇所で行われているイメージでプレー。
・ディフェンスは常に腰を落とし、素早く細かくステップを踏める姿勢をキープ。
☆3対3のマンツーマンディフェンス練習(2)
・上記と同様にプレーするが、(2)はオフェンス役の3人が
立ち位置を左右で入れ替わる=ポジションチェンジ。
・ディフェンス役はマンマークなので、目の前のマークする選手が
ポジションチェンジをしてもそのままついて行く。
・ディフェンスはボールと相手選手両方見れるように正しい姿勢をキープ。
・オフェンスは手でパス交換してからポジションチェンジをする。
ドリブル可。
☆3対3のマーク受け渡し
・オフェンスは上記(2)と同様にプレーをする。
・ディフェンス役はマークの受け渡しを覚える。
・オフェンスはポジションチェンジをするが、ディフェンスは
目の前のマークする選手にはついて行かずに、隣の味方に
「マークが流れた」「チェンジ」「かわれ」「右を見て」「左を見て」などの
声を掛け合い、マークの受け渡しをする。
・オフェンス3人は横の関係ならば自由に何処へ移動しても良い。
☆3対3のライン突破ゲーム
・上記の3対3を実際に足でボールを扱ってプレーをする。
・フットサルコートの横幅を使って、サイドラインからサイドラインで
2チームに分かれてゲームを行う。
・ディフェンスはマンツーマンでついて行くのか、それともマークを受け渡すのか、
味方にはっきり指示を出す。
・オフェンスは裏に抜けてマークを振り切ったり、1人がボール保持者に
近寄って局面で2対1の状況を作ってワンツーパス等で崩す。
・サイドラインをドリブルかパスで突破すれば1点。
☆ゲーム
・ディフェンスはマークの受けたわしを使って、無駄走りを極力無くして
楽に守る事を前提にプレーしてもらいました。
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以上が09,4/6(月)に行ったクリニックのメニューになります。
チーム練習等の参考にしていただけたら幸いです。