10,5/16(日) マッチレポート:東京工学院高校生アスレカップ
カテゴリー:フットサル男子ユースチーム+Jrユースチーム
試合日時:5/16(日) 10:20キックオフ
会場:テクノスカレッジ東京工学院専門学校
【出場メンバー】
Aチーム FP横、尾、高、平、碓、裕、真、櫻 GK高浩
Bチーム FP至、蘭、外、梯(以上ユースチーム) 盛、原、泰、元(以上Jrユースチーム) GK露
[Aチーム予選第一試合 関東第一高校1年生戦] ○3-0(尾2、碓)
[Aチーム予選第二試合 FC無我戦] ●0-1
[Aチーム予選第三試合 関東第一高校3年生戦] ○3-0(高、碓、尾)
[Bチーム予選第一試合 東京文理学院高校戦] ○3-0(至、元、原)
[Bチーム予選第二試合 FC.DRADITION戦] ●0-1
[Bチーム予選第三試合 関東第一高校2年生戦] ○3-1(至、元、原)
[準決勝第一試合]Aチーム対FC.DRADITION ○1-0(高)
[準決勝第二試合]Bチーム対FC.無我 ○1-0(元)
[決勝戦]Aチーム対Bチーム ○2-2(Aチーム:高2 Bチーム:至、外) PK戦 0-1(梯)
総合学院テクノスカレッジ東京工学院専門学校様からお声をかけていただき、U-18フットサル大会へ出場して来ました。チーム数の関係によりアスレからは2チームの出場となり、3年生を中心としたAチームと2年生+Jrユース+サッカー部の試合後でコンディションの整わない梯で構成されたBチームと分かれて戦いました。普段訪れる事の多い会場だったため終始リラックスした状態で臨め、ウォーミングアップも成功して2チーム共に危なげなく決勝トーナメントへ進出出来ました。
予選はロングボールを多用するチームが多かったので、普段取り入れている「Y」のDFではなくマンツーマンで戦い、フットボールの基本であるパス&ゴーで得点も重ねる事が出来ました。唯一の敗戦となったFC無我とFC.DRADITION戦は今後のためにも良い敗戦だったと受け止めています。Aチームが喫した失点はファーポストで上手く合わせられた物であり、フットサルの基本を知っているチーム相手では少しの油断も出来ないという事、そしてBチームの失点はピッチに立っている選手同士のほんの少しの会話で回避出来た物だったので、課題は集中力という事になります。次につなげてもらいたいです。
準決勝は予選で負けた相手とは逆になりAチームはBチームの、BチームはAチームの雪辱を果たす事になります。Aチームは高橋翼が相手よりもワンランク上のフィジカル能力をいかして単独突破を繰り返し、相手を翻弄します。高橋翼がPIVOでキープする事が出来、終始相手陣内で戦えました。懸念すべきは一人の選手のボール保持時間でしょうか・・・。もう少し早くパスを出してポジションチェンジを繰り返せば得点は増えたのではないでしょうか。やはり一人のボール保持時間が長くなればなるだけ相手DFがボールの奪い方を考える時間も増えるので、スペースが消されてしまい1対1の状況が増えてしまいます。出来れば1対1の状況を2対1にするなど、数的優位になるための工夫をして欲しかったです。そしてファーポストへ全力でダッシュしてのスライディングです。これが足りません。Aチームの選手であるという事を自覚し、チャンスを逃さずに得点に貪欲になってもらいたいです。
Bチームはこの試合から合流した梯のPIVOでのキープと至のドリブル突破が大きな武器でした。そしてJrユース組の攻守に亘る貢献です。攻守共に走り回り高校生をフォローし、体が小さいにも関わらず相手選手に体を当て、ドリブル突破も積極的に仕掛ける勇気も持っていました。特筆すべきは高校生と即興でチームを組んでもプレーがかみ合っているという事です。これはトップチームを頂点とするピラミッド型育成組織が機能していると言っても過言ではありません。普段一緒に練習をしたりチームを組んで試合をしているわけでもないのにプレーがかみ合うのは、同じ戦い方を徹底しているからだと思います。思わぬところで効果が現れて来ました。結果は予選の敗戦とは真逆で、今度はアスレBチームがCKからのラッキーな得点を挙げます。元のCKが相手DFとGKに当たってコースが変わってのゴールでした。運も実力のうちと捉えるならば予選の時よりも準決勝は力がついていたという事になります。全員が頑張った結果の決勝進出です。
決勝戦はアスレA,Bチームによる対戦となり、どちらが優勝するかプライドをかけた戦いになりました。3年生中心のAチームに力の差を見せ付けてもらいたかったのですが、普段の練習では負ける事の無い下級生とJrユースが相手だったからか、油断とコミュニケーション不足からBチームが先制点を挙げます。PIVO梯のポストプレーから右サイドを走って来た至の強烈なシュートがサイドネットに突き刺さります。先輩相手に一泡吹かせたいと懸命にプレーをしていた結果だと思います。後半はハーフタイムで修正が出来たAチームペースで進みます。準決勝から調子を上げて来た高がこの試合でも大爆発です。ゴリ押しのドリブルから2得点し、一気に試合をひっくり返します。ところが、やはり油断があるのかゲーム中頻繁にGKを使うAチームのバックパスが弱く、GKがトラップした瞬間には外がプレッシャーをかける事に成功し、GK高浩があわてて蹴ったパスをカット→直接ゴールとなってしまいました。明らかに油断が招いた不用意なパスと失点です。この年代の選手は試合でのパフォーマンスとゲームメイクは全て「心」が関係して来るので、必然の同点ゴールと言えます。その後、お互いに決定機がないまま試合終了を向かえ、PK戦(1人目からのサドンデス)となりました。Bチームが先行で蹴るのは梯。昨年のビーチサッカー決勝戦ではPKを外してしまっただけに全員が気になる人選でしたが、左下スミに速いシュートを決めて先制。Aチームにプレッシャーをかけます。対するAチームのキッカーは梯と同じく、1月の東京都ユース準々決勝のPK戦で止められている碓です。周りの注目を集める中蹴られたシュートはGK露が横っ飛びで防ぎ、成功本数1-0でBチームの優勝となりました。
Bチームの優勝は来年のためにも非常に自信をつけられたと思います。先輩たちが卒業した後のユースチームはBチームのメンバーが引っ張っていかなくてはいけません。後輩たちをまとめた梯、先輩たちに力を見せ付けた外・蘭・至、高校生を助けたJrユースの盛・元・原・泰、そして最後PKを止めて優勝をもたらした露、優勝おめでとうございます。今後の活躍を期待しています。