ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,6/15(火) ユースフットサルノート

U-23参加メンバー:木、武、史、雄、孝

☆U-18参加メンバー:梯、平、健、櫻、寿、好、蘭、翔、至、真、高浩、露、浜

☆U-15参加メンバー:盛

●アップ

・コートを左右3周ずつドリブル。

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●6対2

・オフェンスは2タッチ以内でプレー。

・DFはやみくもに自分勝手に取りに行くのではなく、2人で連動してボールの奪い所を決め、

 パスカットを狙う。

・オフェンスは誰か一人がDFとDFの間に入ってポストプレーや、中継役をこなす。

 エントロ、ケブラを試合で使いこなせるように。

●3対3

・ゴールクリアランスからスタート。

 オフェンスの2人はペナルティエリアラインの位置でサイドラインいっぱいまで開いて横並び(平行)になる。

 もう1人はPIVOの位置に入り、トライアングルを作る。

・DFは「Y」の陣形になるように1stDFに2人配置し横並びになり、最後尾に1stDFとして1人余るようにする。

・GKは横並びになっている3人のうち誰に出しても良い。両サイドの選手は裏を狙ったり、

 フェイクの動きを入れたりする。

 真ん中の選手はGKの持っているボールをDFの位置が把握出来る体の向き(半身)になる。

[ポイント]

・オフェンスの選択肢は4つ以上。 

 PIVOは張るだけでなくDFとDFの間に下りるプレーも必要。

・両サイドの選手が裏を狙って走った場合、1stDFはついて行かない。

 マンツーマンでついて行ってしまうと「Y」の陣形が崩れてしまい、ボールが奪えなくなってしまう。

 両サイドの選手が上がって来たら2ndDFは1stDFに「前に残れ」とマークを受け渡すように指示を出し、

 GKからロングボールを投げられたらヘディングでクリアする。

 もしグラウンダーのパスならば、体を寄せて攻撃を遅らせる。

 2ndDFが攻撃を遅らせている間に1stDFはサンドしに行ってボールを奪う。

[ボールの奪い方]

・両サイドの選手にGKがパスを出したら同サイドの1stDFが縦を切って体を寄せる。

 そして逆サイドの1stDFは完全に内を切って体を寄せる。

 (逆サイドの選手にパスを出させないように)

 そのように1stDFの2人が寄せればボール保持者の逃げ場は真ん中しかないので、

 余っている2ndDFが真ん中に出されたパスを奪う。

●ランジウォーク

・前後30mを一本ずつ。

・正しいフォームで行う。腰を落としたら膝が地面につくぐらいまでの位置を2秒キープ。

●ゲーム

・1stセット:平、史、真、寿

・2ndセット:木、梯、武、健

・3rdセット:櫻、蘭、至、好

・4thセット:孝、翔、盛、浜

<話した内容>

・体育祭の徒競走、オリンピックの短距離共に「棒立ち」の状態から突然走り出す事は無い。

 それと同じ事で練習をこれから始めますというのだから、その準備が必要。

 そのためにブラジル体操をして体を動かし、数を大声数える事で気持ちも盛り上げる。

 恥ずかしいから声を出さない、周りが声を出しているから一人だけ出さなくても良い、

 数を数える意味が無い、という理由で数を数えない選手は「心」がプレーする準備を出来ていないという事になる。

 「これから練習をしよう!」という気持ちの切り替えが出来ないならば練習で良いプレーをする準備を怠るという事と同じ。

 現状に満足しているなら好きにして良い。ただし、自分がまだ何も成し遂げていないと思うならば、

 変わる事も必要。少しでも上に行きたいと思うならば人の話しも聞いて、良い悪いは別として

 まずは取り入れてみるべき。その結果取捨選択すれば良い。

 初めからやらずに「自分の嫌な事はやらない、自分のやりたい事だけやる」

 という選手は自分が今いる場所、自分がプレーしている競技が何なのかを考える。