ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,5/29(土) MIRACLONチーム練習レポート

10,5/29(土) MIRACLONチーム練習レポート

●アップ

・コートを左右3周ずつドリブル。

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●ストレッチ

・静的ストレッチ。

・全員で大きな輪になって、1人1種目ずつ8×2秒。1周。

 指示する1人が4まで数えて、他全員で5~8。

・ストレッチの声出しはONとOFFの切り替えのため。

 「これから練習を始めるぞ!」と気持ちを切り替えるために、

 練習を始めるための準備なのだから、全員で大きな声を出す。

●ボールコントロール

・2人1組になり、ピッチ横幅いっぱいに分かれる。

 ボール保持者がパートナーへ向かってドリブルし、パートナーの後ろを回って

 元の位置まで戻る。

 パートナーの後ろを回る際にインサイドとアウトサイドを駆使してターンする。

 1人がプレーし終わったらパートナーへパスを出してプレーヤーを変える。

 1プレー毎交互にプレーする。

●1対1

・2人1組になり、オフェンスとディフェンス役に分かれる。

 オフェンスはボールを左右に細かく動かしてディフェンスを抜きにかかる。

 目の前のディフェンスを抜きたいサイドを決め、ボールを左右に動かしてディフェンスを揺さぶる。

 ボールは足下に常に置くようにし、ディフェンスにはボールを近づけない。

 無意味にディフェンスにボールを近づけてしまうと当然ディフェンスの足が伸びて来て奪われてしまう。

 細かいタッチでプレー。抜く瞬間は縦に素早く。

●ロングキック練習+コミュニケーション

・2人1組を作り、2人ずつ25m程度の距離に分かれる。

 片方がロングボール(浮き球)を蹴り、もう一方が受ける側に回る。

・受ける側の2人は対面がロングボールを蹴った瞬間に、「ポスト!」「トラップ!」「キック!」と自分がプレーしたい役割をしゃべってコミュニケーションを取る。

 まず対面からロングボールが届く前に「ポストをやる!」と言った選手がパートナーの前方に出て

 ボールに背を向けてパートナーと向かい合う。

 ロングボールが届いたら「トラップ」役がロングボールをトラップし、ポスト役にパスを出す。

 ポスト役はボールをコントロールし、ロングボールを相手側に蹴り返す 「キック」役に丁寧に蹴りやすいボールを落とす。

 けり返す選手は蹴りたい足の近くにパスを出してもらうようにポスト役に 「右or左」と要求する。

 ポスト役からの落としを「キック」役がノートラップで浮き球を蹴る。

・これの繰り返し。

●3対1

・ボールは全てGKから出す。

・FPはセンターラインよりも後方(GKから見て奥)に下がり、

 右サイドライン際、コート中央、左サイドライン際の3箇所に分かれる。

・DF役は第2PKマーク付近で待機する。

・OFは全て1タッチプレー。2タッチ以上は禁止。

 パス8本以内でシュートまで行く。

 9本目がシュートは不可。最低でも8本目がシュートである事。

・DFはOFのパス本数を大声で数える。GKと連携してシュートブロックするため、

 OFのパスが何本目なのかGKに知らせる必要がある。

・OFが得点したらDFは同じ選手が連続して行う。

・OFがパスをミスしたり、シュートをミスしたらミスした選手がDFとなる。

・パスが8本を越えた場合は8本目のボールを蹴った選手がDFとなる。

・DFがパスの本数を数え忘れたら連続でDFを行う。

※GKを引き付けて、逆サイドのポストへ3人目が走り込んで無人のゴールに

 プッシュして得点するプレーが理想。

●ゴールクリアランスからの3対2~プレス回避~

・ゴールクリアランスからスタート。

 オフェンスの2人はペナルティエリアラインの位置でサイドラインいっぱいまで開いて横並び(平行)になる。

 もう1人はPIVOの位置に入り、トライアングルを作る。

・DFの2人は最初は内絞りでGKから直接PIVO当てされないポジションを取る。

・GKはオフェンス2人のうち誰に出しても良い。両サイドの選手は裏を狙ったり、

 フェイクの動きを入れたりする。

[ポイント]

・オフェンスの選択肢は4つ以上。 

 PIVOは張るだけでなくDFとDFの間に下りるプレーも必要。

・両サイドの選手が裏を狙って走った場合、1stDFはついて行かない。

 マンツーマンでついて行ってしまうと簡単にPIVO当てされてしまい、ボールを前に運ばれてしまう。

 両サイドの選手が上がって来たらDF2人は連動し、指示を出し合いながらボールを前に運ばせないポジションを取る。

 サイドの選手がボールを持ったら縦を切って寄せる。これだけで裏に蹴られなくなる。

 そして余っているDFがカバーリングの意識を強め、他の2人をケアする。

   

コーナーキックのDF確認

・ライン際に戻され、強烈なシュートを打たせないため「Y」の陣形を崩し、

 コーナーアークから5mの位置に3人を横並びにし、一番相手陣地よりの選手を少し高めのポジションにする。

・キッカーに浮玉のコーナーキックを蹴らせれば楽に対処できるので失点のリスクを回避できる。

コーナーキックの確認

・キッカーはサイドラインに沿って受けての利き足目掛けてパスを出す。

 キッカーがパスを出すと同時にファーポストにいた選手は対角にくさびのパスを受けにPKマーク付近へ下りて行く。

 パスを受けた選手は対角から下りて来た選手にくさびのパスを入れる。

 くさびのパスを受けたPIVOは選手はボールをキープする。

 くさびのパスを入れた選手がそのままPIVOに向かって走り、パスを落としてもらってノートラップシュート。

 もしくは逆ALAが裏を走ってファーポストへ詰めるので、そこへスルーパスを出す。

 

以上