ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

05,12/1 講習会:練習内容

恒例の平日講習会です。

今回は珍しく?参加メンバーと同じようにアップとストレッチから

参加出来ました。といってもボールに空気を入れたり、マーカーコーンや

ビブスの準備をしているとどうしても十分なアップが出来ない・・・。

結局いつもと同じで5分程度のアップで開始する事に!!

体が重いままの講習会となってしまいました。

○練習メニュー

【四隅に分かれてのパス回し】

攻めているゴールを意識してのパス回しです。

横パスをもらって、前にいるPIVOにサイドラインにそって縦パスを

入れるだけの単純な練習です。

アップもかねているので最初は体が慣れるまで何も考えずプレー。

 ↓

応用1:体が温まってきたらより実戦に近い形で行なう。

    実際の試合を想定し、横パスをもらったら必ず前を

    向くようにする。

    前を向く事で攻めているゴールが見れます。

    そうする事によってゴールが空いていればロングシュートが

    打てるし、PIVOがフリーならば縦パスが出せる、

    目の前の敵との距離が開いていればドリブルで勝負出来る!など

    トラップ後に前を向くだけで選択肢が増えます。

 ↓

応用2:マーカーコーンをディフェンスに見立てます。

    横パスを出す時は受けての後ろ足(ディフェンスから遠い足)に

    パスを出すように心がける。

 ↓

応用3:インサイドを使ってトラップをする。

    足裏でばかりトラップをしてしまうと、もし敵がプレスを

    かけてきたら喰われてしまうのでインサイドを使う事も考える。

    インサイドで一回横に引いてから前に押し出すようにトラップ

    すると一発で敵をかわせます。

【後ろで3枚を作る練習】

パスコースを増やすために、BOXの形を崩して後ろに3枚作るようにする。

そのために必ずやる事はボール保持者が真ん中へドリブルする事。

そして空けたスペースへ前にいる選手が下りてくれば後ろに3人揃う。

そのための練習をまずは全体で、3人(3ポイント)で行なう。

(実際は4人)

 ↓

応用1:ボール保持者が真ん中へドリブルして、スペースを作る

    動きをする。そして前にいる選手が下りてくる。

 ↓

応用2:真ん中の選手(FIXO)が左右にパスする。その際、左右どちらの

    選手にパスを出すのかを自分で瞬時に判断する。

    練習時はそのイメージを持ってプレーする事。

【1対1】

ディフェンスのポジショニングの優先順位は、①シュートコースを切る。

②PIVOに当てさせない。③ドリブルを潰す。

言い方を変えると、シュートを打たれるのが一番怖い(失点するかも?)

からまずはシュートを打たせない。敵はシュートが打てない場合、選択肢はパスかドリブルどちらかしかない。一番得点しやすいため、パスはPIVOに

入れたがる。だからPIVOに当てさせないようにするディフェンスをする。

シュートが打てない!PIVOにもパスが出せない!そうなったら敵はドリブル

で勝負してきます。あとはドリブルに全速力で付いて行き、シュートを打たせない!パスを出させない!ぬかせない!ディフェンスをするだけです。

【1対1からの変則攻撃】

1対1で勝負をしかけた場合、必ず良いポジショニングになっているとは

限らない。もし抜きにくい間合いの場合や敵が良いポジショニングを取って

いる時は味方PIVOを使って2人で攻撃する。

 ↓

応用:ALAの位置でボールを保持している時に味方PIVOをサイドライン際へ

   そしてそこへ縦パスを入れて、一人「L」を行なう。

ゴレイロとの1対1】

どんな試合での必ず1回はゴレイロとの1対1になるチャンスが来る。

その時に確実に得点するようになるための練習。

まずはシュートを第一に考えて1対1を行なう。

 ↓

応用:トラップのミスや間合いの関係でシュートを打てない事を想定し、

   必ずドリブルでゴレイロを抜くという条件での1対1練習。

以上