スライディング(タックル)で手をつかない!
地域や学校によってサッカーを始める子供の年代は
様々だと思いますが、サッカーを始めて1~2年経つ
ぐらいの時に必ずやってもらいたい練習があります。
それは「スライディングの練習」です!
指導者によると思いますが、「スライディング(タックル)」
の練習を週に1回もしくは数回取り入れてるクラブは
どのぐらいあるのでしょうか・・・
なぜ「スライディング(タックル」の練習が必要かと言うと、
滑る事に慣れていない子供は手を地面についてしまうからです。
手をつく行為は「手首の骨折」や「手首の脱臼」という
大怪我に直結しますので、とても危険です。
そこで、スライディングの練習をする必要があるのですが、
ただ滑る練習をしただけでは正しいフォームは身につけ
られません。
また、コーチが口で「手をつかないように!」と言っても
恐怖心がある子供はつい手をついてしまいます。
これは仕方の無い事です。
では、どのようにして正しいフォームを身に付けるかというと、
まず選手にボールを持たせます。
そのボールを両手で持ったまま「スライディング(滑る)」
をさせます。
ボールを手で持っていれば滑った時に手をつかないですよね?
手を地面につこうとすれば当然ボールは手からこぼれてしまい
ますので、「ボールから手を離さないように」と徹底すれば
「手をつかないで滑る」正しいフォームを身に付けられます。
「手をつかずに滑る」という特別な練習をしなければ、
いくらサッカー経験を積んでもずっとスライディングタックル
をする際に手をついてしまうと思います。
実際私の周りのサッカー経験15年ぐらいの大人でも普通に
手をついてスライディングタックルをしてしまいます。
このプレーは本当に危ない事ですので、サッカーを始めて
1~2年ぐらいの年代で身につけさせるの良いと思います。
何も応急処置や救急の知識だけがケガ防止・予防ではありません。
練習の仕方・工夫一つでケガから選手を守れるようになりますので、
上記スライディングの練習方法を取り入れてみて下さい。
指導者のみなさんはぜひ子供たちを「ケガ」から守ってあげて下さい。
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↑今回の「スライディング(タックル)の正しいフォーム」の話は
当然大人のフットサル選手にもあてはまりますので、
フットサルをプレーされている方たちもぜひ練習して下さい!
最近フットサルの得点方法で「ファーサイドでの詰め」が有効だという事が
広まって来ています。
この時に味方のシュートに合わせるために体ごと滑って合わせるシーンが
非常に多いですが、みなさん「手」はどうなっていますか?
上記にも書いていますが、サッカー歴の長い選手でも普通に手をついて
滑っている人は大勢います。
一度ご自身のスライディングのフォームを確認してみて下さい。
もしそれで手をついているようならばとても危険ですので、
「ボールを両手で持って滑る」練習を行って下さい。