08,6/7(土)基礎技術講習会開催!【テーマ:プレッシャーのある中での基礎技術(2)】レポート
08,6/7(土)に開催した基礎技術講習会、
【テーマ:プレッシャーのある中での基礎技術(2)】の
トレーニング内容を公開致します。
試合中に相手DFが走ってボールを奪いに来たり、
体を寄せて来た時につい焦ってしまって目暗なパス
(パスにならない無謀な、ただ蹴っただけというようなパス)
を出してしまってラインを割ってしまったり、
カットされてピンチを招いたりしてしまう事があると思います。
フットサル・サッカー経験者がビギナーの選手に、よく
「焦るな!落ち着け!」という声をかけているのを見ますが、
いくら冷静に、落ち着いてプレーをしても相手DFが全力で
走ってボールを奪いに来たら精度の高いプレーをするのはなかなか
難しいと思います。
どんなに冷静だろうと、結局はそのシチュエーション毎の対処方法や、
その方法を実践出来るだけの基礎技術が身についていなければ
回避のしようがありません。
今回は1人でピンチを打開するための、
【とっさの判断】【一瞬のプレー】に必要な基礎技術を
身に付けるためのトレーニングを行いました。
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☆アップ
・2人1組でチェストパスをしながらサイドステップ
・2人1組でチェストパスをしながら片方がバック走+もう一方がジョグ
・ストレッチ
☆DFを背負った状態でのトラップ練習
・前回のおさらい。
・パス出し、パスの受け手、DF役に分かれる。
・DF役は受け手の背中に密着して、振り向かせないように立つ。
・パス出しと受け手の距離は5m程度。
・受け手はDFを腕と体でブロックした状態でパスをもらい、
足をなるべく伸ばしてDFの足が届かないところで、足裏トラップする。
トラップしたらボールを1~2秒キープ。
キープ後は軽くボールを足裏で前に転がし、インサイドキックで
パスの出し手に返す。
☆DFを目の前にしたドリブル練習
・DFと対峙した状態でのプレー。
・DFが目の前にいるというだけでプレッシャーになる。
・2人1組でオフェンス・ディフェンスに分かれる。
・オフェンスはDFの足が届くか届かないかの距離を保ちながらドリブル。
一定の距離を保ちながら時折ディフェンスの背中(裏)へ抜くような
カットインドリブルをする。
(カットインはなるべく行きたいサイドのアウトサイドを使う。)
例)DFの右側の裏を取りたい時は右足アウトサイドで、
DFの左側の裏を取りたい時は左足アウトサイドでドリブル。
・DFはワンサイドカット(半身)の姿勢でゆっくりと
ステップしながら下がって行くが、裏を取られたら即体の向きを変える。
☆トラップ練習(1)→パス練習
・DFから逃げる(間合いを取る)トラップ練習(後ろに下がる)。
・ALAの位置でボールを受けた瞬間にDFが寄せるので、DFから逃げるように
トラップしてから横パスを出す。
・DFは縦のコースを切りながら振り向かせないポジションを取る。
・ゴレイロからパスをもらったところからスタート。
・ゴレイロからのパスを足裏で逃げるトラップをし、
DFとの距離をとったら逆サイドの味方へ横パスを出す。
<例)右サイドの場合>
・ゴレイロからパスをもらい、左足裏でトラップ。
DFが体を寄せて来るので、右腕と背中でDFをブロック。
左足裏で真後ろに逃げるようにボールを軽く転がす。
ボールを後ろに転がした瞬間にDFとの距離が空くので、
DFと距離をとったら即逆サイドの味方へ横パスを出す。
パスは左足インサイドで行う。
・左サイドの場合は使う足と腕が逆になる。
☆トラップ練習(2)→パス練習
・DFから逃げる(かわす)トラップ練習(中ドリブル)。
・ALAの位置でボールを受けた瞬間にDFが寄せるので、DFから逃げるように
トラップしてから横パスを出す。
・トラップ自体がドリブルの一歩になる。
・DFは縦のコースを切りながら振り向かせないポジションを取る。
・ゴレイロからパスをもらったところからスタート。
・ゴレイロからのパスを足裏で逃げるトラップをし、
即横パスを出して、前方へ走る。(エイトの動き)
<例)右サイドの場合>
・ゴレイロからパスをもらい、左足裏でボールをコート中央へはじく。
・DFが体を寄せて来るので、ボールを止めずに、
ファーストタッチでコート中央へ逃げる。
・ボールを足裏で止めてしまうとDFに体を寄せられてしまい、
トラップ練習(1)の状態になってしまう。
そうならないように、ファーストタッチ(初めてボールを触る時)で
DFから逃げます。
・左足裏の親指付け根辺りでボールをコート中央へはじきます。
DFはボールを1回止めると思っているから、ボールを足裏ではじくだけで
DFをかわす事が出来ます。
・コート中央へファーストタッチで逃げたら即逆サイドの味方へ
横パスを出し、パスを出したら前方へパラレラを意識しながら走る。
・パスは左足インサイドで行う。
☆トラップ練習(3)~FIXOとALAのワンツーパス~
・FIXOからALAにパスを出す。ALAは目の前の敵にボールを取られないように
ボールをキープする。
FIXOはパスの受け手であるALAに向かって行ってリターンパスをもらう。
(この時のALA→FIXOのリターンパスは足裏でボールをキープ
しているので、そのまま足裏でFIXOへボールを押し返すようなパスを
出す。優しく。足裏を離してインサイドでパスを出す事はしない。
ALAとFIXOの距離が近いのでインサイドキックでは強すぎる!)
・ALAはFIXOに足裏でリターンパスを出したらライン際を前方へ走る。
裏のスペースへ走ってFIXOからのスルーパスをもらう動きをする。
・FIXOはALAからのリターンパスをノートラップで、ライン際を走っている
ALAめがけてパスを出す。
ワンツーパス成功。
☆2対2
・上記トラップ練習(1)~(3)を駆使して2対2を行う。
・オフェンスは2人でセンターラインを越える工夫をする。
・DFはマンツーマンディフェンスで対処する。
※ポイント
・オフェンスはコートを広く使う。
ボールを持っていない選手はボール保持者に近寄ると、
敵味方あわせて4人が団子状態になるので、プレーエリアが非常に
狭くなってしまい、ボール保持者がDFに囲まれてしまう。
ボールを欲しい場合は近寄ってもらうとせずに、まずは裏のスペースへ
走って裏を取る事を意識してもらいたい。
ボールを持っていない選手が裏を取ろうとすると、DF全体が
スルーパスを怖がって引く動きをする。
DFラインが下がればボール保持者の周りにスペースが広がるので、
プレーしやすくなる。
・ボール保持者は下を向かない。下を向いてしまうと味方とDFの位置が
見えないので、DFに体を寄せられてボールを前に運べなくなってしまう。
・ボール保持者はパスを出した後に裏を取る事を意識する。
DFがついて来なければそのまま裏に走ってパスを受ける。
DFがついて来た場合はフェイクとして、元いた位置に戻ってパスを受ける。
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以上が08,6/7(土)に開催した
【プレッシャーのある中での基礎技術(2)】の内容になります。
チーム練習等の参考にしていただけたら幸いです。