ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

09,12/28(月) JYフットサルノート

☆U-15参加メンバー:西、盛、原、晃、井、隼、頼、堀、泰

☆U-18参加メンバー:川、碓、梯、平、蘭、好

●アップ

・コートを左右2周ずつドリブル

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●ペラドン

・6対6+フリーマン

・プレーは3タッチ以内、シュートはヘディング。

●CK練習

・サインプレー1と2の確認

・CKのDFポジショニング

・タイミングと合図

●ゾーンDF練習

・4対4、ゲーム形式。

<BOXでの攻撃に対して>

・DFの陣形もBOXになる。

・前の2人はつるべの動き。ボールホルダーをマークしている選手は寄せる。

 逆サイドの選手は第2PKマーク付近まで下がり、内絞り。

 ボールホルダーが逆サイドへ横パスをした場合、下がっていた選手がボールに寄せ、

 ボールホルダーに寄せていた選手が第2PKマーク付近まで内絞りで下がる。

 お互いフォローすることを考える。

・後ろの2人はマークする選手の後ろに立ち、ターンさせないDFをする。

[ボールを奪う場合]

・後ろの選手が前の選手に「内を切れ」と内切りの指示を出し、

 完全に横パスを出させないDFをさせる。

 そうすると、ボールホルダーは縦パスを出すしか選択肢が無くなるので、

 PIVOに縦パスを入れて来る。

 PIVOに縦パスを入れられたらFIXOはターンさせないDFをし、

 前の2人(a,b)が挟み来る。

 パスを出した選手をマークしていたDF(a)はライン際のバックパスのコースを消しながら挟みに来る。

 bは第2PKマーク付近で内絞りのポジションをとっていたわけだから、

 そこから折り返しの内へのパスを出させないように挟みに行く。

・3人でボールを奪う。

<ダイヤでの攻撃に対して>

・PIVOは相手チームのFIXOがボールを持っている時は簡単にパスを出させないように少し寄せる。

 相手チームの左右ALAがボールを持っている時は相手チームのPIVOにパスが入らないように必ず絞る。

 PIVO当てを防ぐ!!

・ALAは1対1で負けない事。そして相手FIXOがボールを持っている時はPIVOにパスを入れされないように

 味方のPIVO、FIXOと距離を縮め内を絞る。

 体の向きはボールとマークする選手両方を見れるように半身になり、ディアゴナーレを徹底する。

 1対1の時の守り方は中切り(ワンサイドカット)。

 FIXOは相手チームのPIVOにパスを入れさせないように、常に前でパスカット出来るように意識しておく。

 ただし、前でカットしようとして敵PIVOにターンされると危険なのでリスクを冒さないようにする。

 

[ボールを奪う場合]

・FIXOがボールホルダーをマークしているALAに「内を切れ」と内切りの指示を出し、

 完全にPIVOへのパスや内へのドリブルが出来ないDFをさせる。

 そうすると、ボールホルダーはFIXOに戻すかライン際をドリブルを出すしか選択肢が無くなるので、

 ライン際を縦にドリブルして来る。

 ドリブルさせたらマークしているALAはよりライン際へ追い込むように体を寄せる。

 体を寄せる事によってボールホルダーは楽にドリブル出来なくなる。

 FIXOは自分のマークをすて、ライン際でボールを奪えるように挟みに行く。

・ALAとFIXOの2人でボールを奪う。

●ゲーム

・1stセット:盛、原、泰、西

・2ndセット:晃、堀、頼、井、隼

<話した内容>

・ブラジル体操を全員でやる時、ジャンケンをする時、他数人で何かを同時にする場合

 必ず合図をするはず。黙っていきなり誰かが勝手に始める事はしないはず。

 CKのサインプレーもそれらと全く同じ。

 キッカーが合図をして始めて他のメンバーは動ける。 

 合図も無いのに勝手にプレーしない。キッカーも合図をしないでいきなり蹴らない。

・ゾーンで守る時に限らず、数人で連携してボールを奪う場合必ず後ろの選手や左右の関係にある選手は

 お互い「指示」を出し合わなくてはならない。これは団体競技をやる上ではMUSTである。

 ゲーム中にしゃべれない、話せない、指示が出せないならば「声を出す」努力をする。

 それが出来ない、嫌なら個人競技に移るべき。

 厳しい言い方になるが「指示出し」が出来ないならば団体競技では活躍出来ない。

 活躍してもらいたいし、試合に出したいから「声」を出そうと常々言っているし問いかけもしている。

 なぜコーチが「声」「言葉」についてしつこく言うのかを考えるべき。