ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

05,12/20 練習レポート1:1対1でのディフェンスの対応・姿勢編

05,12/20に開催した【1対1でのディフェンスの対応・姿勢編】

のトレーニング内容になります。

 

講習会参加者からの要望により、ディフェンスに関する

練習を始めてテーマとして取り上げました。

 

 

*******************************

 

☆アップ:エイトでのパス回し

 =自陣両サイドで横パスをする。横パスを出したらパスを出した

  方向へ斜めに抜ける。

 =相手ディフェンスのポジショニングも意識して、パスは必ず

  敵から遠い方の足へ出す。ボールを蹴る足も同様。

 ↓

○応用①

 =ななめに抜ける時に一度PIVOの位置でくさびのパスを受けるために

  センターサークル付近へ下りてくる。そしてFIXOへリターンパス。

  FIXOはPIVOからリターンパスを受ける際、その場にいては目の前の

  敵にパスをカットされてしまうので、中央へポジションチェンジ

  しながらリターンパスをもらう。

 ↓

○応用②

 =エイトの動きばかりでは敵に読まれてしまうので、エイトの動きから

  「くの字」に方向転換してパスを受ける。

 =「くの字」型に動く時には緩急をつける。最初ななめに抜ける時は

  敵をひきつけるようにわざとゆっくり動く。

  そして、途中で急に方向転換する(ゆっくり→ダッシュ)。

 =FIXOは味方が「くの字」で抜ける時にフリーになった事を

  確認してからスルーパスを出す。

 

☆ドリブル練習

 (ディフェンス練習をするためには相手オフェンス役も必要です。

  そのオフェンス役がしっかりとボールキープしながらドリブル

  出来ないとディフェンス練習にならないので、まずは

  全員ドリブルの練習を行いました。)

 =1.突っ立ちドリブル(上体を起こした姿勢で周りをみながら)

  2.インサイドだけを使って両足交互にドリブル。

   全く同じように、後ろ向きに帰ってくる事もする。

  3.アウトサイドだけを使って両足交互にドリブル。

   最初は2タッチの条件付きでドリブル。

   続いて1タッチでのドリブル。

  4.足裏を使ったドリブル。敵を背負った状態でのドリブル。

  5.足裏とアウトサイドを交互に使ったドリブル。

   足裏で縦に行くとみせかけて、すぐにアウトサイドで中にドリブル。

  6.足裏を使って、敵を置き去りにするドリブル。

   敵を抜き去るドリブルなので、全速力でダッシュ!!

 

☆1対1でのディフェンス練習

 =試合中、1対1の勝負が行なわれるのはALA(両サイド)の位置なので

  ディフェンスの立ち位置はワンサイドカット時と同様になる。

  ただワンサイドカットをするだけでなく、一番大事なのは必ず

  シュートコースをケアする事!!失点しないためにディフェンスをする

  のだから、ディフェンス時のポジショニングに関する優先順位は

  【①シュートコース②中へのドリブルコース=PIVOへのパスコース

  ③縦へのドリブル】となります。

 =姿勢は十分腰を落とす事。地面に手がつくぐらい落とします。

  腰を落とさないと重心のバランスが悪くて体勢を崩しやすい。

  イコール守りきれない!抜かれる!となります。

 =左右の足の位置は、後ろ足は爪先を後ろ(敵が縦にドリブルする方向)

  、前足は前を向くようにしておもいっきり伸ばします。

  前足はおもいっきり伸ばさないと中にドリブルされやすい。

  後ろ足の爪先は敵を向いていると縦にドリブルされた時にスピードに

  ついていけないから。

 

*注)優先順位②の中へのドリブルコースについて。

   オフェンスはコートの中央に近づけば近づくほど、シュートを打ち

   やすいし、得点の確率は高くなります。それはゴールが中央に

   見えるから当然シュートをゴールの枠四方に蹴れるし、

   シュートコースが沢山あるという事はゴレイロは何処にシュートを

   打たれるかわからないので、防ぎにくい。

   だから中にドリブルされてはいけないのです。

   縦にドリブルされてもシュートコースはニアサイドしかないので、

   ゴレイロがニアにポジショニングを取れば楽にセービング出来るので

   特に問題は無い。縦にドリブルされてシュートを打たれた場合に

   失点したら、それはゴレイロの責任である。

 

 ↓

○応用①

 =ディフェンス側が上記姿勢とポジショニングを保ちながら

  1対1を行なう。

  オフェンス側はボール持たないで、ゆっくりとドリブルで

  勝負をしかけるふりをする。

 

○応用②

 =オフェンス側がボールを手で持った状態で1対1を行なう。

  ディフェンスは中に行かれても、縦に振り切られてもいけない。

 ↓

○応用③

 =オフェンス側がボールを足で扱い、普通にドリブルをして

  1対1を行なう。