ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

大学/U-18チーム・トレーニング(2014,10/26)

2014年10/26(日)に行ったチーム練習のレポートです。

 

 

●体幹トレーニング

●ストレッチ

●股関節のダイナミック運動

 

●ボールキープ

・オフェンスとディフェンスに分かれ、オフェンスがディフェンスを背負った状態からスタート。

・足裏でボールを押さえ、ディフェンスの足が届かない位置に置く。

・肘を伸ばしてディフェンスを牽制(プッシングに負けない)しながら、

ディフェンスを攻めるゴール側に押し込んで行く。

 

●ボールキープ(1)

・オフェンスがライン際でディフェンスを背負い、足裏でボールをキープする。

・足裏でボールを引いた後、弾くようにボールを押し出してディフェンスと距離を取る。

・ディフェンスは、オフェンスに離されたら即追いかけてプレッシャーをかける。

※同じプレーを2,3回繰り返す。

 

●ボールキープ(2)➡DFの逆をつくプレー

・上記と同様にプレーする。

・ディフェンスが追いかけてきたら、ディフェンスが接触するタイミングで

FIXOにパスを出して裏を狙う(ワンツー)。

・ディフェンスが向かって来る力を利用して逆をつくと、

身体の向きが悪いためワンツーパスについて来られない。

 

●声かけトレーニング(準備)

・ターン、マノンの声かけ

・オフェンスAがパスの出し手として、自陣第二PKマークの位置でボールを持って待機。

オフェンスBが攻めているゴールに背を向け、相手側の第二PKマーク付近に待機。

オフェンスBの5m後方にディフェンスが待機する。

 

●声かけトレーニング(1)

・上記設定でプレー

・オフェンスAからオフェンスBに縦パスが入るのを、

後方のディフェンスが前に出てパスカットを狙う。

・Aはディフェンスが前に出て来た場合はマノン、ディフェンスが止まっていて

距離があるようならターンと声をかけてあげる。

・Bはマノンと声があった場合は1タッチで素早くAに戻す。

ターンという声があった場合は最適な方法でターンして、

後方のディフェンスをかわしてシュートを打つ。

 

※声かけのポイント

1回言って終わりにせず、2,3回繰り返して確実に声が聞こえるように

(何を言っているかわかるように)大きな声で伝える。

言うことが目的ではなく、意図を伝えることが目的。

 

※ターンのポイント

反転して即シュートが打てればベスト。

しかし、後ろにはディフェンスがいるので、

突破➡シュートというプレーがスムーズにできる方法でターンする。

ファーストタッチでどこにボールを運ぶか、そして身体の向きは?

 

●声かけトレーニング+α

・上記プレーにおいて、オフェンスBは縦パスをもらう間に首を細かく前後に動かし、

後方のディフェンスのポジション及び仕草を見ておく。

パスを受けてからのプレーの判断材料にする。

 

※首を動かして周りを見る時のポイント

身体の向きは半身。

 

●声かけトレーニング(2)

・上記1と+αを合わせて、A,Bともに最善を尽くす。

 

●声かけトレーニング(3)

・4人が5m四方に分かれ、自分以外の3人が見えるように身体を向ける

・プレー➡プレー➡トラップ(落ち着かせる)、この3プレーで1つのセットとする。

・AがBにパスを出すと同時に、BにCかDの名前を伝える。

BはAが呼んだ名前の選手CかDに、1タッチでパスを出す。

パスをもらったCかDは一度ボールを止める(プレーを止める。)。

 

●声かけトレーニング(4)

・上記プレーをセットで切らずに、連続させる。

・プレー➡プレー➡トラップ及びプレー➡プレー➡トラップ及びプレー

これの繰り返し。

 

●声かけトレーニング(5)

・上記プレーを5m四方のグリッド内で、フリーランニングしながら行う。

 

●ダイヤの形でのパス回し

・旋回(右回り、左回り)

・回る時はFIXOが「回れ」と言って、回る。

・FIXOからパスをもらう側は、並行まで下りる。

・慣れて来たら、「裏➡ケブラ」、「裏➡ストップ」など、

チームメイトを動かす指示を出してプレーする。

 

●皿の形でのパス回し

・パスを出した選手がDFとDFのライン間に入り、

パスコースを三つ(①縦②間③逆サイド(横))作る。

・間を使う場合は、「間」、「止まって(ストップ)」など、間を使う意思を伝える。

そして、「戻して」や「ターン」など、次のプレーに関するフォローもしゃべる。

・間を使わない場合は「飛ばすよ」と言って、間にいる選手を早くサイドライン際に開かせて、

縦のパスコースを作らせる。

・慣れて来たら①番②番③番などでシュートまで持って行く。

 

 

以上がトレーニングメニューになります。

チームトレーニングや自主トレなどの参考にしていただけたら幸いです。