ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

JYフットサルスクール日記(6/15) 第4回

5月から始まったジュニアユースのフットサルスクールも1クールが

終わりに近づき、7月中旬の時点でメンバーが9名になり

少しずつですがチームとしてもみんな慣れて来たようです。

7/24(木)には新たに3名が体験として練習参加に来ます。

お互い切磋琢磨して伸びて行って欲しいです。

 

今後、ジュニアユースは

7/27(日)の府中市リーグ、9/21,28の全日本ユースを戦います。

ぜいたくではありますが成績・内容・選手のレベルアップ、全てで良い結果が得られるよう

トレーニングを積んで行きたいと思います。

 

※7/27(日)は対本宿蹴球団7-0、対WEST5-2で2連勝しました。

 現在2勝1敗の2位です。

 

注)↓内容は6/15のトレーニングの物になります。

 

【6/15開催(5/29振替)】

 

☆アップ

・体をほぐすためにコートをドリブル(左右3周ずつ)しました。

 他に動きながらの関節運動を行い、特に股関節を多く。

 

☆パス練習~視野の確保(1)~

・2人1組を作り、パス出し、パスの受け手に分かれます。

 受け手はパスを受ける前に後ろを振り向き(首を振る)、DFの位置を確認する動作を

 してからパスを要求する。

 トラップする足は自身のイメージで変化させる。

 

☆パス練習~視野の確保(2)~

・3人1組を作り、パス出し、パスの受け手、サーバーに分かれます。

 まず、サーバーは頭の上で両手を使って1~10の数字を指で指示します。

 受け手はパスを受ける前に後ろを振り向き(首を振る)、サーバーの手の数字を答えてから

 パスの出し手にパスを要求する。

 トラップする足は自身のイメージで変化させる。

 

※上記(1)(2)共にパスを受ける前に周囲の状況を把握しておけば、

  トラップをする場所一つで次のプレーが非常に楽になります。

  DFの位置を確認して、DFから遠い所・遠い足でパスを受ければ

  トラップした瞬間にDFに寄せられて焦ってしまうといったプレーは減ります。

 

☆パス練習(3)~菱形のパス回し~

・フットサルは早いパス回しが基本です。

 よく、世間一般にパス練習というと、どのチームでも2人1組で

 向かい合って対面パスをやると思います。

 ですがこの対面パスだと、自分も相手も正面に来るパスしかトラップ

 出来ないし、正面にしかパスを出しません。

 この正面でのパス交換というプレーは試合中にはあまりないプレーだと思いませんか?

 2人で向かい合ってパス交換する場面は実際の試合では本当に少ないです。

 上記理由からこの練習をやっても 全くレベルアップに貢献出来ないので、

 アップ用として軽く体を動かす程度にやるのが良いのかもしれません。

 

・対面でやるパス練習はレベルアップに繋がらないので、当スクールでは工夫します。

 対面ではなく、4箇所でのパス練習です。

 マーカー4つ使って菱形にし、各マーカーに選手が並びます。

 マーカーはディフェンスだと想定し、常にプレーはマーカーよりも1歩後ろ。

 意識するのは自分が今どちらへ向かって攻めているのか!

 敵はどの位置にいるのか!という事です。

 そして、ボールをもらう時の動き方とトラップする時の体の向き。

 大事なポイントはまだありますが、最低上記4点だけでも抑えて

 実戦を意識しながら練習出来れば試合に活かせるようになると思います。

 

・ジュニアユースにとっては初めてのパス練習なので、

 とりあえず初歩として2つだけ条件付けしました。

 ?@攻めているゴールを意識しての体の向き

 ?A左から来たパスは左足でトラップし、右足で右サイドにパス。

  右から来たパスは右足でトラップし、左足で左サイドにパス。

 

☆3対2の状況からの1対1

・視野を広く保ち、状況判断を早くする事、サイドチェンジのパスを速くする事(展開を早く)、

 そしてチャンスならば縦に素早く攻める事を意識してのトレーニングです。

 

・オフェンス側が3人、ディフェンス側が2人なので、オフェンス側が1人多く優位に立っています。

 オフェンスはまず、左右どちらかのサイドへ一度ボールを預けます。

 当然ディフェンスは縦にドリブルをされたくないし、中へ切れ込んでのドリブルをケア

 しなくてはいけないので、ボールサイドのディフェンスはボール保持者に寄せ、

 もう1人のディフェンスは中を絞るポジションを取ります。

 そうすると逆サイドのオフェンスがフリーになります。

 その瞬間にボール保持者は真ん中の選手にパスを出し、真ん中の選手は

 サイドチェンジを意識し、逆サイドのフリーの選手を縦に走らせスルーパスを出します。

 逆サイドの選手はフリーなので、縦にスルーパスを出せば一気にGKと1対1の

 状況が作り出せます。

 ただ、このフリーになった逆サイドの選手が前でもらう意識が低いとディフェンスに

 寄せられたり、足下でトラップをしてしまって攻撃が遅くなる原因にもなるので、

 チャンスだと思ったらなるべく前でボールを受ける意識を持つ事が重要です。

 

☆2対1

・フィールドプレーヤーにはフットサルのディフェンスのセオリーを学んでもらい、

 GKには指示出しの練習とディフェンスとの連携を強化してもらうために

 トレーニングしました。

・基本は折り返しのパスを出させないように、ディフェンスには中を切らせる

 ポジショニングを指示する。

・縦にドリブルされたらゴレイロはニアにポジションを取る。

 そうすればニアに来たら正面だし、ファーに来たら飛べば良いだけなので

 迷わずにセービング出来る。

・ディフェンスの中切りが中途半端で、逆サイドのフリーな選手にパスを

 出されたらゴレイロが飛び出す。

 そうする事によって一瞬ゴレイロがフィールドプレーヤーとなり、

 人数的には2対1から2対2になる。

・ただし、パスを出された位置がペナルティエリアからはるか遠い位置ならば、

 そのパスを出されたディフェンスに頑張ってもらい、飛び出す事は控える。

・ゴレイロは自分が飛び出すのか、それともディフェンスに頑張ってもらうのか

 迷わずに指示を出すようにする。

 

☆PK練習

・定番になりつつあるPK練習です。

 ペナルティキックは試合の勝敗を決める重要なプレーの

 一つでもあります。

 練習をする事によってキッカーとGKはお互いかけひき

 する事を覚えたり、キックの精度・反応速度を上げる事

 が出来るので定期的にトレーニングして行きたいと思っています。

 

(1)右足インサイド

(2)左足インサイド

(3)右足インステップ

(4)左足インステップ

(5)右足トゥーキック

(6)左足トゥーキック

(7)得意なキック