ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

コラム

攻守が一体となったディフェンス~前プレについて~

戦術とは戦う術であり、勝利を目指す以上はチームそれぞれにあった 戦術(戦い方)というものがあります。 そしてチーム戦術は攻撃と守備の二つに分けられます。 チームにはそれぞれ攻め方と守り方というものがあり、 例として、攻撃に関しては自陣から繋い…

審判資格を取ること、講習会に参加することのメリット

今回は、チームにおける帯同審判員の確保問題について書きたいと思います。 競技レベル問わず、協会オフィシャルリーグに加盟するには 「審判資格取得者が帯同審判員としてチーム内に2名以上いること」 が条件の一つとなっています。 ※1名だけで良いというと…

ストレッチの重要性(3)~ケガを未然に防ぐ~

2016年6月7日に行った中学サッカー部の 「ストレッチの重要性」に関する講義の続き(3)です。 スポーツなどを行った後、多くの人が筋肉痛になると思います。 これは筋肉に普段以上の無理な力が加わったために起こることで、 筋肉がピンと伸びきって固くな…

ストレッチの重要性(2)~ケガを未然に防ぐ~

2016年6月7日に行った中学サッカー部の 「ストレッチの重要性」に関する講義の続きです。 激しいスポーツをするなど、筋肉に無理な力がかかると筋肉は固くなる! ということを前回書きました。 スポーツをして筋肉が固くなっているにもかかわらず、 ストレッ…

ストレッチの重要性(1)~ケガを未然に防ぐ~

2016年6月7日に中学サッカー部にて、 ストレッチの重要性について講義を行いました。 今回は講義の内容を基に、「ストレッチの重要性」というテーマで 書いてみたいと思います。 ☆どうしてストレッチをやらなくてはいけないのか 激しいスポーツをすると筋肉…

子どもが話を聞くようになるには

今日は、チーム(スクール)の子どもたちが、 どうしたら話を聞くようになるか、 遊ぶのを止めるか、 という話を書きたいと思います。 自分自身が子どもの頃のことを思い出すと、 学校の勉強もそうですが、大人から強制的に「~しなさい」 「~をやめなさい…

心のよりどころ

チームにとって「心のよりどころ」はとても大事だと思っています。 「心のよりどころ」とは、 頼みにすることろ、支えてくれるもの、です。 試合中、苦しい時に「心の拠り所」があれば焦りは生まれませんし、 「俺たちにはこれがあるんだから大丈夫!」とい…

リーグのために審判ライセンスを取得するということ

フットサルだけでなく、サッカーもリーグ加盟するならば、 「チームに審判ライセンス有資格者が2名以上いること」 が条件となります。 上のカテゴリーのチームになれば登録上の関係で必要なだけで、 実際には笛を吹くことはほとんどなく、 運営日の第三審判…

誰もがやったことのある「鳥かご」について

海外のサッカー強豪のバルセロナは、 練習の大半がロンド(パス回し) と言われています。 また、サッカーの解説者などが 「三角形の重心」 という話をすることがあります。 昔ながらのサッカー指導本や 教本でも、トライアングル という言葉出て来ます。 私…

競技としてプレーする学生に、食生活で意識して欲しいこと

私が指導している中学~大学生に話している内容です。 独学で得た知識ですので、誤った情報かもしれません。 あらかじめご了承ください。 ※正しくは自身で調べていただくことが最善です。 ①朝・昼・晩、三食を規則正しく食べる。 ※主食、おかず、味噌汁、フ…

競技に取り組む学生に、必要な栄養素

大学生向けに作った、食事に関する内容(栄養素)です。 独学で得た知識ですので、誤った情報かもしれません。 あらかじめご了承ください。 ※正しくは自身で調べていただくことが最善です。 【スポーツ選手に必要な栄養素】 ①炭水化物(エネルギー源) お米…

プレースタイルについて

サッカーやフットサルに限らず、野球・バスケット・バレーボールなどにも、 チームにはそれぞれプレースタイルがあります。 監督を務めているとどうしても周りからの圧力や、 部外者からの批判、誹謗中傷などもあり、 「論理的」に説明することを考えがちに…

学生チームにおけるマネージャーの役割について(2)

学生チームにおけるマネージャーの役割について(1)の続きになります。 第二回では具体的にチームスタッフの役割について、 述べて行きたいと思います。 ①チーム構築+α(監督、コーチ、顧問教員) ・トレーニングスケジュール ・出場リーグ、大会の決定 …

学生チームにおけるマネージャーの役割について(1)

今回は学校の体育系部活動などで活躍している、 マネージャーさんの役割について思ったことを書かせていただきます。 本来、マネージャーとは管理者のことを指します。 しかし、昔ながらの体育系部活動では、 なぜか雑用がメインになってしまっていたり、 雑…

DFを崩すために

常々、理想を追い求めながら勝利も追求しています。 勝負事である以上、競技では当然勝利を目指します。 しかし、勝利を目指すこと=何が何でも勝つ、戦い方は何でも良い、 とはなりません。 どのようにチームプレーをしたら、プレーしている側も見ている側…

監督にとって、理想のコーチ・トレーナーとは

監督とコーチ、そしてトレーナーとの信頼関係は必要不可欠です。 三者はオン・オフ関わらずフィジカルトレーニングのスケジュール調整、 フィジカルコンディションの上げ方、 トレーニングの構築などを念入りに打ち合わせなければいけません。 監督にとって…

代表や選抜チームに選ばれる選手たちへ

代表や選抜などのチームに選ばれる選手は、所属しているチームの活動を全うし、 所属チームのスタッフやチームメイトから「行ってこい!」と、 心の底から送り出される選手であるべきです。 所属チームでの活動を疎かにし、スタッフ・チームメイトから 信頼…

スクールやチーム練習で必要なこと

スクールやチーム練習で最も必要なことは、 対人プレーやゲームを多く行うことだと思います。 そして、自主トレで最も必要なことは、 体作りとボールコントロールのドリルです。 体作りと技術向上は一人で出来ます。 しかし、対人プレーと数人でのゲームは一…

原石が名古屋オーシャンズを破った日

去る2/13(日)、府中アスレティックFCのユースチームが、下部組織交流戦の試合で、名古屋オーシャンズのサテライトチームに勝つことが出来ました。まさに、ジャイアントキリングを起こした、と言っていいと思います。 名古屋オーシャンズは、つい先日Fリー…

コラム:良いチーム作りに帰属意識は欠かせない

私が現役の時は、ベンチにいるスタッフ・選手が、全員でピッチの選手を鼓舞するのは、当たり前のことでした。理由は単純です。自分の所属しているチームが、好きだから! です。 チーム自体が好きなのだから、自分が登録メンバーであっても、メンバー外でも…

U-18フットサルリーグ審判員育成の試み

今年度も無事に東京都ユース(U-18)フットサルリーグが開幕し、 現在1部と2部で数試合を消化出来ています。 3年目を迎えるU-18フットサルリーグでは今年度から審判部を立ち上げ、 各チームの審判ライセンス保持者の中から「やる気ある人材」をリーグに派遣し…

U-18選抜チームの試み

今年も東京都ユース(U-18)フットサルリーグの季節になりました。本リーグは2008年度に創設され、第1回大会の成功を受けて今年で早3回目となりました。ユース(U-18)フットサルリーグでは真剣勝負の場となるリーグ戦だけでなく、U-18年代のフットサル選手育成…

PKを楽しむ

フットボールをプレーする選手の中でどのぐらいの人がPKという特殊なプレーを楽しめているでしょうか。 PKは「必ず得点出来る/絶対に1点もらえる」わけではありませんが、高確率で得点出来る機会であり、PKを獲得する事はチームにとって喜ばしい事です。し…

活気ある現場作り

私は練習前のストレッチやブラジル体操を行う際に、必ず全選手に「かけ声」をするように指導をしています。 単純に秒数(回数)を数えさせているだけですが、それでも「かけ声」があるか無いかで練習の雰囲気が変わってきます。 かけ声を出させる理由は「自分…

集中力を持続させるためには

日本でフットボールの試合を観ていると選手やベンチから「集中!集中!」 という掛け声や「集中しろ!」という声が聞こえます。 フットボールの試合では集中力の欠如から失点をしてしまったり、ピンチを招いてしまうので、 それを防ぐためにこのような声かけを…

最適な心理的覚醒水準とルーティンワークの重要性

メンタルトレーニングを直訳すると「精神的な」トレーニングとなりますが、精神は人の心です。ですから「心」を鍛える事を指します。 筋肉が良い例ですが、鍛えられる箇所は鍛えれば鍛える程能力が向上しますので、もしそれらが必要であるならば鍛えなければ…

【心技体】の心を鍛える

フットボール(スポーツ)で良い選手には「心技体」全ての要素が高レベルで備わっていると思っています。 というよりも、備わっていなければ良い結果を得られないはずです。 様々なフットボールの教本を手に取ると載っている内容は技術(ボールコントロールなど…

ロングボールの功罪

「ロングボールの功罪」と大それたタイトルをつけてしまいましたが、簡単に言えば「ロングボールの良い点と悪い点はどこか」という事になります。 実は15歳以下でのフットサル競技会ではGKからハーフウェーラインを越えるロングスロー及びパントキックは禁止…

ボールを奪いに行く勇気

某サイトにてJリーグ川崎フロンターレの稲本選手のインタビュー記事が掲載されていました。 「海外から日本に帰国してプレーしていると、どうしてもプレー面を始め、いろんな部分で物足りなさを感じてしまう。たとえば、日本やと中盤でもボールは自由に軽く…

攻撃の第一歩としてのゴールクリアランス~自陣最奥からゲームを組み立てるために~

みなさんはフットサルの試合で味方GKがボールを持った時に何を考え、どこで、 どのようにパスをもらいますか? また、ご自身がGKだったとしたら、どのように攻撃を試みますか? ゴールクリアランス時のGKのプレーは相手チームが引いて守るか、前から奪いに来…