ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

09.5/18(月) 月曜初級クリニックレポート

09,5/18(月)に府中SGで行った月曜初級クリニック、

【テーマ:浮き球のボールコントロールとアウトサイドキック】

のレポートになります。

☆ウェッジコントロール練習(1)

・1人1個ボールを手で保持する。

・全員でフリーランニングしながら各自のタイミングで、誰か1人をつかまえて、

 「パス出します」と言ってコミュニケーションを取り、

 お互いが腰~胸ぐらいの高さにふわっとした浮き球を投げる。

 投げてもらった浮き球を落ちて来るまで待って、地面にバウンドした瞬間に

 少し上からかぶせるように、インサイドでボールを押さえる。

☆ウェッジコントロール練習(2)

・1人1個ボールを手で保持する。

・歩きながら、自分の体の少し前にボールを腰ぐらいの高さに投げ、

 ボールが地面に着地する瞬間にボールの真横からインサイドで

 さらうようにふたをする。

・踏みつけるようにふたをすると空ぶってしまったり、ボールの上に乗ってしまって

 バランスが悪く次のプレーに移りにくいので、

 上から踏みつけるのではなく、「横からさらう」イメージで行う。

・足を高く上げるとボールが着地した瞬間をとらえるのが難しいので、

 足は地面すれすれで、足は上げずに、しつこですが「横からさらう」

 イメージで行う。

☆ウェッジコントロール練習(3)

・1人1個ボールを手で保持する。

・歩きながら、自分の体の少し前にボールを腰ぐらいの高さに投げ、

 ボールが地面に着地する瞬間にボールの真横からアウトサイドで

 さらうようにふたをする。

・踏みつけるようにふたをすると空ぶってしまったり、ボールの上に乗ってしまって

 バランスが悪く次のプレーに移りにくいので、

 上から踏みつけるのではなく、「横からさらう」イメージで行う。

・足を高く上げるとボールが着地した瞬間をとらえるのが難しいので、

 足は地面すれすれで、足は上げずに、しつこですが「横からさらう」

 イメージで行う。

☆浮き球コントロールからのシュート練習

・FIXOとALAに分かれて、FIXOがボールを保持してスタート。

<左ALAの場合>

・FIXOが左ALAよりも2mほど攻めているゴールへ向かうループパスを、

 ライン際に出す。

 左ALAはボールの落下地点に移動し、右足インサイドのウェッジコントロールでボールを押さえ、

 サイドラインに沿ってドリブルを開始する。

 ペナルティエリア付近からシュート。

・左利きの選手は左足アウトサイドでウェッジコントロール

 右足インサイドでプレーしても良い。

<右ALAの場合>

・FIXOが右ALAよりも2mほど攻めているゴールへ向かうループパスを、

 ライン際に出す。

 左ALAはボールの落下地点に移動し、右足アウトサイドのウェッジコントロールでボールを押さえ、

 サイドラインに沿ってドリブルを開始する。

 ペナルティエリア付近からシュート。

・左利きの選手は左足インサイドでウェッジコントロール

 右足アウトサイドでプレーしても良い。

☆基本技術習得練習(アウトサイドキック)

・マーカーを4つ使って、菱形の位置にセットする。

 4つのマーカーのうち、対面の2箇所に選手は分かれて列を作る。

 左右のマーカーは無人

 対面でボールを1個ずつ保持する。

<右足アウトサイドキックの場合>

・右足裏でボールを押さえ、左側のマーカーに向かって右足裏で

 ボールを転がしながらドリブルをする。

・マーカーの手前に差し掛かったらアウトサイドキックを蹴る準備(歩幅をあわせる)をする。

 ボールをマーカーの左斜め前に押し出し、軸足となる左足をボールの左側に踏み込み、

 右足の膝から下を内側に折って(左足側に倒して)、右足アウトサイドで

 押し出すように強く叩く。

<左足アウトサイドキックの場合>

・左足裏でボールを押さえ、右側のマーカーに向かって右足裏で

 ボールを転がしながらドリブルをする。

・マーカーの手前に差し掛かったらアウトサイドキックを蹴る準備(歩幅をあわせる)をする。

 ボールをマーカーの右斜め前に押し出し、軸足となる右足をボールの右側に踏み込み、

 左足の膝から下を内側に折って(右足側に倒して)、左足アウトサイドで

 押し出すように強く叩く。

※アウトサイドキックのコツ

・「キック」と言うと振りぬくようなイメージがあるが、アウトサイドキックは

 振りぬいてしまうと小指に当たって回転がかかってしまったり、

 ボールの下側を触って、ふかしてしまうミスキックとなる。

 だから、アウトサイドキックは足の外側の中心(小指と踵のちょうど真ん中)で、

 押し出すように強く叩く!

 この時の足首は地面から浮かさずに地面すれすれである事。

 地面から足を上げてしまうと、だふってしまう。

☆2対1(アウトサイドキックを使ってラストパス)

・FIXOとALAに分かれて、FIXOがボールを保持してスタート。

<左ALAの場合>

・FIXOは左ALAの足下にパスを出す。左ALAは右足の足裏で前に転がすトラップをし、そのままライン際をドリブルする。

 FIXOはALAにパスを出したら真っ直ぐ走る。

 真っ直ぐ走った後、ペナルティエリアまで来たら急激に右斜め前方へ

 走る角度を変え、左ALAからパスをもらえるような体勢になる。

(1)右足でシュートを打つならば、体はゴールに向けて首だけ左ALAに向けて

  ボールを見るようにする。

(2)一回左足でトラップしたいならば、背中を右サイドラインと平行にし、

  右足をゴールに向け、左足を左ALAの位置に向ける。

・左ALAはライン際をドリブルしながらGKを引き付けて、ゴールの中から

 GKをおびき出す。

 GKを引き付けた後、元FIXOがパスを受けられる状態になったかどうかを見極めて、

 体勢が整っているようならば右足アウトサイドキックで強いパスを出す。

 パスを受けた元FIXOはそのまま無人のゴールにプッシュシュートを打つ。

※左利きの選手がいなかったので、右サイドでのプレーは行いませんでした。

☆2対1(シザースフェイント使ってDFを抜いてからマイナスにラストパス)

・FIXOとALAに分かれて、FIXOがボールを保持してスタート。

<左ALAの場合>

・FIXOは左ALAの足下にパスを出す。左ALAは右足の足裏で前に転がすトラップをし、そのままライン際をドリブルする。

 FIXOはALAにパスを出したら真っ直ぐ走る。

 真っ直ぐ走った後、ペナルティエリアまで来たら急激に右斜め前方へ走る。

・左ALAはライン際をドリブルしながらDFを引き付けて、ファーポストへ向かって走る

 「元FIXOにパスを出す」という意識をDFに植えつける。

 DFを引き付けたら右足アウトサイドで内から外にまたぐシザースフェイントを

 一回入れる。

 シザースフェイントでDFをかわしたらそのままライン際をドリブルする。

 ドリブルをしているとGKが飛び出して来るので、GKの位置を見て、ペナルティエリア内の

 【マイナス】の位置へパスを出す。

 マイナスの位置でパスを受けた元FIXOは、そのまま無人のゴールにプッシュシュートを打つ。

※なぜ【マイナス】へパスなのか?

・DFをかわしてライン際をドリブルしていると、GKが飛び出してきます。

 この時のGKのポジションはニアサイドを消しながら(タッチライン沿い)

 走って来るので、ファーポストへのパスコースはGKがふさいでいるので

 ファーポストへのパスは通りません。

 GKのポジションがタッチライン沿いならば、ペナルティマーク付近に

 フリースペースがあるという事。

 だからラストパスは【マイナス】となります。

※左利きの選手がいなかったので、右サイドでのプレーは行いませんでした。

☆2対1

・両サイドラインとセンターサークルの3箇所に分かれる。センターラインに横一列。

・GKが真ん中の選手にグラウンダーのパスを出すので、パスを受けた真ん中の選手は

 左右どちらか好きな方にパスを出す。

 パスを出したらDFとなるために、第2PKマーク付近まで下がる。

・パスを受けなかった選手はパスを受けた選手がトラップしたら攻撃に

 参加する。

 パスを受けた選手はトラップ後、自分の好きなように2対1をプレーする。

※逆サイドの味方を見るように体と首を横に向け、インサイドでボールを持ち、

 逆サイドにパスを出すような動作を入れる。

 そして足を振り上げてパスを出す動作をした時にDFがパスカットを狙った瞬間に、

 ボールをインサイドに引っ掛けて自分の前方へ転がす。

 パスフェイントからのドリブルでDFを抜き去る工夫もする。

※練習したアウトサイドキック、シザースフェイントも実戦で使えるかどうか、試してみる。

☆ゲーム

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以上が09,5/18(月)のナイタークリニックの内容になります。

チーム練習等の参考にしていただけたら幸いです。