ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

2018,9/1(土)競技チームトレーニング

2018,9/1(土)に行った競技チームのトレーニングメニューになります。

 

●ウォーミングアップ(1)

・軽めのストレッチ(1種目3秒程度)

・体幹トレーニング(1)

 両手を胸の前で交差して胸につけた状態で片足を上げる。

 片足立ちのまま60秒キープ。手は胸から離さない。

 体幹でバランスを取ること。

 右足立ち60秒、左足立ち60秒。

・体幹トレーニング(2)

 ランジウォーク(フロント20m、バック20m)

 ラダー(10種目×2セット)

 10mダッシュ(前、ターン、サイド、ジャンプ→着地→加速)

 

●トレーニング(1)

・4人でのパス回し(1)

 BOXの形からDFとDFの間を使い、トライアングルを作る。

 慣れるまで5m四方のグリッドでプレー。

 DFを付けずにオフェンスのみでプレー確認。

 動きに慣れて来たらハーフコートに移行し、DF付きでプレー。

【動きの確認】

 BOXの形からスタート。前後の距離は3m程度。

 ボールホルダーが逆サイドに横パスを出し、

 DFとDFの間に入って逆サイドの選手と縦の選手と

 3人でトライアングルの形を作る。

 DFとDFの間に入った選手に一度ボールを預け、

 真ん中にスライドしてからリターンパスをもらう。

 パスを戻した選手は元いたサイドに開く。

 リターンパスをもらった選手は逆サイドの選手に横パスを出す。

 横パスを出したらDFとDFの間に入る。

 DFとDFの間に入って逆サイドの選手と縦の選手と

 3人でトライアングルの形を作る。

 DFとDFの間に入った選手に一度ボールを預け、

 真ん中にスライドしてからリターンパスをもらう。

 パスを戻した選手は元いたサイドに開く。

※上記の動き、パスを繰り返す。

 

・4人でのパス回し(2)

 ハーフコートに移行し、DFを付けてプレーする。

 

●トレーニング(2)

 ・ダイヤの形からスタート

 FIXOがALAにパスを出し、逆サイドのALAが真ん中のスペースに入る。

 ボールホルダーのALAは真ん中のスペースに入って来た

 逆サイドのALAとパラレラかワンツーでサイドを突破する。

 PIVOがファーに詰める。

 FIXOは逆サイドの選手に大きな声で指示を出すこと。

 ボールホルダーもしくは真ん中に入って来たALAは

 わかるように早めに「パラ」or「ワンツー」と指示を出す。

 右サイドは右足でファーにシュート。

 左サイドは左足でファーにシュート。

 

●トレーニング(3)〜ポジティブトランジション〜

・オフェンス側が2人、DFが1人+GK

 DFがボールを持った状態でハーフウェーラインからシュートを打つ。

 シュートを打つと同時にオフェンス側のGKがオフェンスの2人

 どちらかにボールを出して攻撃を開始する。

 オフェンスは時間をかけずにシンプルな攻撃で突破を心がける。

 逆サイドの選手はマイナスorファーを味方に指示。

 ※DFはパスを出した選手にマンツーマンでついて行く。

 ペナルティエリア付近へのパスはGKが出る。

 トレーニングの目的がオフェンスなので、

 これらネガティブトランジションの約束事は特に指摘しない。

 

●トレーニング(4)〜CKからのシュート〜

 ・コーナーキックをチョンドンシュート。

 コーナーアークから1m離れた位置にシューターを配置。

 キッカーは足裏で軽くボールを転がし、

 シュートが一歩踏み込んでシュートを打つ。

 DFが寄せて来られないように一歩で打つ。

 相手に当て続けてもいいので、ふかさないこと。

 ゴール前のこぼれ球を押し込むことも可能になる。 

 

●トレーニングマッチ

・年長者vs若手

 

 

<話した内容>

シュートを打たなければ点は入らない。

だからこそ、無謀との思える距離でもシュートコースが空いていれば

どんどん打って行く。理想は前半だけでシュートを20本以上打つこと。

そして前半に3点差をつけること。 

攻撃は自陣からショートパスを繋ぐためにもDFとDFの間に入って、

どの局面でも2対1、3対1を作り出す。

そして相手陣内で数的優位を作り出すためにFIXOはパスを出したら

必ず前方に走る。味方を追い越す動きをする。

守備では相手のパスが次はどこに出るのか、パスコースを予測すること。

1人目はボールホルダーのパスコースを限定する。

2人目は次のパスが出る所を予測し、パスが出たら距離を縮めて

プレッシャーをかける。

3人目が予測した所に出たパスをカット、もしくはボールホルダーに

体を寄せてボールを奪う。

4人目で奪っても良い。

もし4人目で奪えなければ、1stDFと2ndDFは自陣に戻って

全員でボールを奪えるようにカバーし合う。

スタメンはチームを安定させる選手

交代メンバーは試合の流れを変えられる選手

ベンチに入れない=しゃべらない選手

基本的にセットという考えはせず、全員が同じことをできなければならない

 

 

以上が2018,9/1(土)に行った競技チームトレーニングの内容です。

チーム練習等の参考にしていただけたら幸いです。