少しでも速く走れるようになるために
少しでも速く走れるようになるためのランニングトレーニングについて
書かせていただきます。
●ランニングフォームの確認
・ビブスの袋を両手で持って、25m走る。
※腕を振らないで走ることがどんなに辛いことなのかを感じるため。
・ボールを持たないで、前述した正しいフォームで走る。
ボールを両手で持っている時と両手を自由に振れる時、どちらが走りやすいかを感じること。
●正しいフォームの解説
・走るフォームはオリンピックなどの短距離走者のフォームをイメージします。
腿を高く上げて、股関節を使って走る。
股関節を使わないと、腿の筋肉に負担がかかり、疲労もたまってしまいます。
視線は3m手前を見て、自然に顎が引く姿勢を取る。
顔を上げてしまうと、体重が後ろに傾いてしまいます。
下を向いてしまうと前傾姿勢になってしまいます。
前傾姿勢だと地面を蹴るような走り方になってしまうため、スピードが出ません。
地面を蹴るような走り方は、前に進みたくても上半身が邪魔をしてしまいます。
それが速く走れない原因です。
速く走る秘訣は、股関節を引き上げ、自転車のペダルをこぐように、
股関節を回転させるように足を前に出すことです。
目の前のロープをまたぐイメージです。
そして、親指の付け根である母子球を使って踏ん張ります。
右足の母子球が地面についた瞬間に左足を上げ、 左足の球が地面についた瞬間に右足を上げる。
この動作を素早く行うと自然と足が動きます。
これに股関節の回転を加えることでスピードに変化が現れます。
腕は肘を90度に曲げる。
90度に曲げて肘を重りのようにして振ります。
腕と足は連動しているので、腕を速く振れば振るほど足は速く前に出ます。
●正しいフォームで実際に走る
※一緒にトレーニングするパートナーがいればチェックしてもらってください。
・二人一組を作り、お互いに走り方をチェックする。
どちらか片方が走り、もう片方は走らないでフォームをチェックすること。
前傾姿勢になっていたり、股関節が上がっていない場合はパートナーが指摘する。
最初の3歩目までは前傾姿勢になり、細かいステップを踏み、4歩目から上体を起こして股関節を引き上げ、ストライドを大きくし、
股関節を回転させながら走る。
以上です。
自主トレの参考にしていただけたら幸いです。