19.4/13 六郷トレーニング
2019.4/13(土)に行った六郷高校サッカー部のトレーニングメニュdーです。
●ウォーミングアップ
・軽くアキレス腱を伸ばす、軽く足首を回すストレッチ
・ランニング(グラウンドを左右2周ずつ)
※雨天時は無し
●体幹トレーニング
・つま先タッチ腹筋クイック30回→背筋クイック30回→ 腕立て伏せクイック30回
これらを3セット
●ブラジル体操
全てのメニュー
●股関節のダイナミック運動
・伸脚をしている状態で足の付け根に手を置き、 掌で足の付け根を地面に押し付けるようにして、 足を上下に動かす。
・座って両足裏をくっつけた状態で、 片方の手で片方の足が動かないように抑えて、 もう片方の掌をもう片方の膝の上に置き、 掌で膝を地面に押し付けるようにして、膝を上下に動かす。
・仰向けに寝た状態で、 膝を伸ばして股関節が90度になるように上下に動かす。
●下半身の筋トレ
・カーフレイズ(素早く30回×3セット)
・スクワット(10回×3セット)
●体幹トレーニング(重心のバランス)
・片足立ちになり、上げている足を前後に振り子のように動かし、 足を振って前方に大きく(全力)飛んで、逆足で着地する。
立ち足と着地する足は逆。
着地したら一度踏ん張って身体を整えます。
親指の付け根に力を入れ、 奇麗にピタッと静止することができたら、元の位置に戻ります。
可能な限り、 着地した際に一歩も動かずに踏ん張れるようにすること。
難しいならば、一歩程度は動いても良い。
二歩動くようなことがないよう、おへその下に力を入れ、 母子球で踏ん張る。
※25m往復
●瞬発力向上トレーニング(ラテラルジャンプ)
・力の伝達と瞬発力を鍛える。
・足を振り子の要領で動かし、下半身だけでなく、 腕も振って上半身の力も利用する。
・右足を振って右方向へ限界まで跳び、右足で着地する。
体重が外側に向いてしまうと右方向へ倒れてしまい、 次のジャンプができなくなってしまいます。
重心は常に真ん中に残したままにして、 体重が外側へ傾かないようにする。
そのためには、おへその下に力を入れ、母子球で踏ん張ること。
着地と同時に左足を大きく振り子のようにし、 膝を伸ばしたまま右足裏へ振る。
素早く左足を振って左方向へ限界まで跳び、左足で着地する。
この動作を左右、リズム良く、素早く行うこと。
・一回のジャンプを着地する度に止まることがないようにする。
・腰を沈めて、手が地面に着くぐらいになれば重心が安定する。
●ランニングフォームの確認
・ビブスの袋を両手で持って、25m走る。
※ 腕を振らないで走ることがどんなに辛いことなのかを感じるため。
・ボールを持たないで、前述した正しいフォームで走る。
ボールを両手で持っている時と両手を自由に振れる時、 どちらが走りやすいかを感じること。
●正しいフォームの解説
・ 走るフォームはオリンピックなどの短距離走者のフォームをイメー ジします。
腿を高く上げて、股関節を使って走る。
股関節を使わないと、腿の筋肉に負担がかかり、 疲労もたまってしまいます。
視線は3m手前を見て、自然に顎が引く姿勢を取る。
顔を上げてしまうと、体重が後ろに傾いてしまいます。
下を向いてしまうと前傾姿勢になってしまいます。
前傾姿勢だと地面を蹴るような走り方になってしまうため、 スピードが出ません。
地面を蹴るような走り方は、 前に進みたくても上半身が邪魔をしてしまいます。
それが速く走れない原因です。
速く走る秘訣は、股関節を引き上げ、 自転車のペダルをこぐように、 股関節を回転させるように足を前に出すことです。
目の前のロープをまたぐイメージです。
そして、親指の付け根である母子球を使って踏ん張ります。
右足の母子球が地面についた瞬間に左足を上げ、 左足の球が地面についた瞬間に右足を上げる。
この動作を素早く行うと自然と足が動きます。 これに股関節の回転を加えることでスピードに変化が現れます。
腕は肘を90度に曲げる。
90度に曲げて肘を重りのようにして振ります。
腕と足は連動しているので、 腕を速く振れば振るほど足は速く前に出ます。
●正しいフォームで実際に走る
・二人一組を作り、お互いに走り方をチェックする。
どちらか片方が走り、 もう片方は走らないでフォームをチェックすること。
前傾姿勢になっていたり、 股関節が上がっていない場合はパートナーが指摘する。
最初の3歩目までは前傾姿勢になり、細かいステップを踏み、 4歩目から上体を起こして股関節を引き上げ、 ストライドを大きくし、
股関節を回転させながら走る。
※15m往復
●スキップ
・前方へスキップ(手と足を大きく振って)
・後ろ向きで後方にスキップ(手と足を大きく振って)
・横向きでスキップ(後ろ足がクロスしないように、 手と足を大きく振って)
・ブラジル体操のつま先タッチをやりながらスキップ( 右手で左足のつま先、左手で右足のつま先をタッチ)
・体を反って、背中越しにかかとをタッチしながらスキップ。 タッチしない逆の手は上空へ伸ばす( 背中越しに右手で左足のかかとをタッチ、 左手は上に伸ばして背中を反る。左手で右足のかかとをタッチ、 右手は上に伸ばして背中を反る。 この状態をスキップのリズムで行う。)
※20m往復
<判断能力向上トレーニング(1)>
※ボールは使わず、ビブスの塊(ビブスが入った袋)を使います。
手でビブスの袋を扱い、手でビブスの袋をパスします。
・マーカーを4個使い、菱形のエリアを作る(約10m間隔)。
・プレーヤーは4人。
・体の向きは一人を見るのではなく、 対角の選手と向かい合うようにして、
右サイドの選手と左サイドの選手、そして正面の選手を見ること。
常に自分以外の三人全員を見ること。
・各マーカーに一人ずつ立ち、ビブスの袋は4人で1個。
・ポジションチェンジすることを徹底。
・ビブス保持者をA、右サイドをB、左サイドをC、 正面をDとする。
・ビブス保持者は左右どちらか好きなサイドへパスを出す。( 正面はなし)
・ビブス保持者はパスを出したらパス&ゴー。 パスを出したサイドとは逆サイドに走る。
ボール保持者AがBにパスした場合、AはCに向かって走る。
CはAのためにスペースを空けると同時に、 Aが空けたスペースを埋めるために
Aが元いた場所へ走る。
・ 全員がスペースを空ける動きとスペースを埋める動きを繰り返す。
【ポイント】
・体の向きが悪いと判断も悪くなります。ボール(ビブス) ウォッチャーはNG。
ボール(ビブス) に集中してしまうと味方の空けたスペースがわからない。
自分に向かって走って来た選手に気がつかない。
体の向きを広角にし、自分以外の三人全員が見えるようにする。
<判断能力向上トレーニング(2)>
・マーカーを四つ用意し、四つのマーカーでY字を作る。
・マーカーはそれぞれ5m間隔。
・選手たちはY字の底辺に縦一列になって全員が並ぶ。
選手たちの反対側( Yの頂点から3m離れた所にコーチャーを配置)
・コーチャーの合図で先頭は走り始め、 先頭がY字の真ん中を越えたら
後ろの選手たちは次々止まることなく走って行く。
パターン1)
コーチャーが左右どちらか一方の手を出すので、 右手を出したら右斜め前方へ、
左手を出したら左斜め前方へ走る。
パターン2)
右手を出したら左斜め前方へ、左手を出したら右斜め前方へ走る。
パターン3)
右手がパーだったら右斜め前方へ、グーだったら左斜め前方へ、
左手がパーだったら左斜め前方へ、 グーだったら右斜め前方へ走る。
パターン4)
右手がグーだったら右斜め前方へ、パーだったら左斜め前方へ、
左手がグーだったら左斜め前方へ、 パーだったら右斜め前方へ走る。
以上です。